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ピストルズ 上 （講談社文庫）
著者 阿部 和重 （著）
菖蒲家―甘い香りと美しい歌声に満ちた夢の花園。だがその実態は、人心を自在に操る一子相伝の秘術を用いる魔術師一家が一二〇〇年前から住まうディストピアだった。自分の代で忌まわ...
ピストルズ 上 （講談社文庫）
ピストルズ 上
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商品説明
菖蒲家―甘い香りと美しい歌声に満ちた夢の花園。だがその実態は、人心を自在に操る一子相伝の秘術を用いる魔術師一家が一二〇〇年前から住まうディストピアだった。自分の代で忌まわしい伝承を断つつもりだった父は、一族の遠大な呪縛に絡め取られていく。谷崎潤一郎賞受賞の「神町トリロジー」第二部。【「BOOK」データベースの商品解説】
【谷崎潤一郎賞（第４６回）】甘い香りと美しい歌声に満ちた夢の花園、菖蒲家。だがその実態は、秘術を用いる魔術師一家が１２００年前から住まうディストピアだった。自分の代で忌まわしい伝承を断つつもりだった父は、一族の遠大な呪縛に絡め取られ…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
阿部 和重
- 略歴
- １９６８年生まれ。『アメリカの夜』で第３７回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’９９年『無情の世界』で第２１回野間文芸新人賞、２００４年に『シンセミア』で第１５回伊藤整文学賞・第５８回毎日出版文化賞、’０５年『グランド・フィナーレ』で第１３２回芥川賞、’１０年本作で第４６回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと１３番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。
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紙の本
感想をどう表現すればいいのか
2015/10/13 19:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説
感想を書くことは私には難しい（笑）
何が書かれていたのか掴みかねているし、
面白いとか、感動したとかという感情をもつような
心の揺さぶられかたもしなかった。
では、つまらなかったのか訊かれれば
「そんなことはないよ」と答える。
最初の章を読み終わったところぐらいから
読むことを止めることができなかった。
文字の力、文章の力なのか？
読んでよかったと思ってます。
紙の本
神町サーガであり、方向転換でもあり
2021/12/28 14:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
『シンセミア』に続く「神町サーガ」であるが、その色合いは大分異なる。一見すると荒唐無稽な物語と化したかのようで史実に刺激を受けたものであり、やはり奔放な想像力を発揮したものでもある。これ以降の阿部和重を予告するような作品でもあろう。
