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紙の本
精神医療ダークサイド (講談社現代新書)
著者 佐藤 光展 (著)
ブラックな精神科医たちの実態を解明し、儲け優先の製薬会社や精神疾患の患者を露骨に差別する司法、何があっても見て見ぬふりの行政など、社会を形成する様々な組織や人々が、精神医...
精神医療ダークサイド (講談社現代新書)
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商品説明
ブラックな精神科医たちの実態を解明し、儲け優先の製薬会社や精神疾患の患者を露骨に差別する司法、何があっても見て見ぬふりの行政など、社会を形成する様々な組織や人々が、精神医療の暴走を後押しした事例も多数紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
警告!これはフィクションではありません!ブラック精神科医たちの衝撃の実態・通院歴もないのに突然、精神科病院に拉致監禁・薬漬けで廃人状態にして18年間の監禁生活を強要・自殺願望に悩む患者に首つり自殺の方法を教える・「性行為でイクかどうか」を問診して、治療方針を決定・大量の薬物投与と電気ショックで26歳男性の言葉を失わせる
警告!
これはフィクションではありません!
ブラック精神科医たちの衝撃の実態
・通院歴もないのに突然、精神科病院に拉致監禁
・薬漬けで廃人状態にして18年間の監禁生活を強要
・自殺願望に悩む患者に首つり自殺の方法を教える
・「性行為でイクかどうか」を問診して、治療方針を決定
・大量の薬物投与と電気ショックで26歳男性の言葉を失わせる
(本書 序文より)
精神科医は謙虚でなければなりません。分からないものを分からないと認め、少しでも分かろうと努力することが必要です。患者や家族と手をたずさえ、共同戦線で病気に立ち向かう姿勢が欠かせません。ですが、精神科医の中には分かったふりをする人が少なくありません。短時間の診察で誤った病名をつけたり、見当違いの薬をどんどん増やしたりして患者を苦しめます。
本書では、こうしたブラックな精神科医たちが次々と登場します。儲け優先の製薬会社や、精神疾患の患者を露骨に差別する司法、何があっても見て見ぬふりの行政など、社会を形成する様々な組織や人々が、精神医療の暴走を後押しした事例も数多く紹介していきます。
しかし一方で、本書に登場する被害者の多くが、最終的には高い技術を持った精神科医の力で救われていくことにも注目していただきたいと思います。精神科医は技術差が激しく、今の主治医がとんでもないブラック医でも、隣町には良心的で優れた精神科医がいるかもしれません。精神科ほど、セカンドオピニオンが大事な診療科はありません。
精神的ストレスばかりが過剰に募る現代社会で、精神医療の重要性はますます高まっています。ブラックな落とし穴から逃れ、ホワイトな精神科医に出会うための手引きとして、さらには精神医療の仕組みを抜本的に見直すきっかけとして、本書を活用していただけると幸いです。【商品解説】
目次
- 第1章 誤診
- 精神科には誤診はない?/10分の問診で診断、投薬/発達障害については無知な精神科医/精神科病院での「暴行」/原因不明と居直る病院/薬漬けと電気ショックの末に失った言葉ほか
- 第2章 拉致・監禁
- 悪用される「強制入院制度」/強制入院暗黒の歴史/電気ショックは日常茶飯事/隔離病棟で10年以上の監禁生活/猫を使った必死の脱出劇/医局長ですら近づけない隔離病棟/急増する「医療保護入院」/改正精神保健福祉法で強制入院がさらに容易に/精神科を受診したこともないのに突然、強制入院ほか
- 第3章 過剰診断
- 「うつ病キャンペーン」の功罪/診断基準の落とし穴/自殺者の急増が抗うつ薬普及の後押しに/作成者自らが指摘するDSMの問題点/マーケティングで増える病/重症度評価もロボット頼み/早期治療の落とし穴ほか
- 第4章 過剰投薬
- 信じられない投薬量の果てに死亡した男性/薬物治療→電気ショックのおきまりのコース/重い副作用の恐れがある処方量の6倍/裁判所の無理解/幅を利かす「医師の裁量」/どの薬が効いているのか分からない/依存性の高い薬を子どもに投薬/知名度の高い児童精神科病院でも……/高校生女子の6・6%が抗不安薬や睡眠薬を服用ほか
- 第5章 処方薬依存
- 致死量を超える薬物を1回で処方/救急医が精神科医に警告/麻薬を上回る依存性がある薬品も/国際的にも非常識な投与量/病院経営のために処方薬依存にさせる!?/処方薬依存症が生み出す犯罪/アシュトンマニュアルほか
著者紹介
佐藤 光展
- 略歴
- 〈佐藤光展〉1967年前橋市生まれ。立命館大学卒。神戸新聞社会部で阪神・淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件等を取材。読売新聞東京本社に移り、静岡支局と甲府支局を経て、2003年から医療部。
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紙の本
聖マリアンナ医科大学の精神保険医取消事件
2015/10/21 02:12
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海神の声 - この投稿者のレビュー一覧を見る
クローズアップ現代で40年にも亘って精神科病院に監禁され、東日本大震災を機にやっと釈放された患者の件が報道されていた。その精神科病院監禁を正当化しているのが精神保健医制度だ。是に対して指導医を含めて精神保健医20名の取消処分に在ったのがカトリックの聖マリアンナ医科大学病院だ。中堅処の病院として知られる。ECTと称される電気ショック療法も行なっているとある。一罰百戒の意もあったのだろう。私自身今回始めて知ったことだが患者の「自傷他害の虞」は精神保健医による強制入院の要件にはなっていないとのことである。「自傷他害の虞」自体も天気予報みたいな概念だが、それすらも強制入院の要件になっていないとは、人畜無害な患者達が大量に精神科病院に監禁されECTや薬漬けの犠牲になっていることになる。恐ろしい日本の精神科医療の現状である。朝日新聞の大熊元大阪大教授が潜入ルポを書いた昭和大学附属烏山病院の教授に元東大助教授が就任したようだが改善はみられるだろうか?日本の精神科医療改革が遅々として進まないのは厚生官僚の怠慢もさることながら、医療全体の腐敗の象徴ではなかろうか?
紙の本
単なる扇動本
2022/09/19 00:23
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「プロパガンダ本」と割り切った方が良いだろう。
なかでも電気けいれん療法/ECTの書かれ方は酷い。
脳は強固な頭蓋に覆われており、頭部に電極を付けても骨自体の電気抵抗が低いので大脳に損傷を与えるような電流は容易には流れないと考えられるし、また現在はパルス波を印可する方法が多く大昔のように高圧のDCを接続する事はない。
脳内のパルスが乱れた状態と考えられるので、それを矯正するための刺激でもあるのにスタンガンでも押し当てているような書き方は、無線機や携帯電話の高周波で髄液が沸騰する的な荒唐無稽さがある。事実とすれば不可逆的ダメージを与えるのは必至。医療機器承認が取れるわけがない。
デバイスの進化で変調もパルス波形も緻密に制御されているし、安全は十分に確保されている。著者の知識が昭和レベルで止まっているのが分かる。
悪質なのは不正請求で摘発された事件を混ぜこぜにして、精神医学=悪という図式にこじつけようとする部分。次元が違う話を同列に扱うのは感心しない。
しかし自傷を繰り替えす急性期の患者への対症療法を「監禁」と宣うのは、精神疾患を抱える人間など死んでしまえば良いという差別意識からだろうか?
故意なのか、ベンゾジアゼピン系とバルビツール酸系を混同して書いたり、薬理薬効の解説に明らかな誤りがあるのも面白い(逃げも打っているから分かって書いているのだろう)。いっそのこと元CXアナウンサー・長谷川豊の「透析患者を殺せ!」にならって「精神病患者を殺せ!」と書いてしまえよとアドバイスしたいものだ。
なお著者は難病やガンに関してもホメオパシーや代替療法を推進する立場なので充分に注意されたい。