公爵様の読書係 手探りの愛撫 （ヴァニラ文庫）

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

没落伯爵令嬢ヒロインは、倒れた母のために働きに出ることを決める。
事故で目に傷を負い、治療の間包帯を巻いていなければならない公爵ヒーローの読書係件書記として雇われるが、保証人になってくれた彼の叔父に脅迫されて公爵家の相続問題に巻き込まれる。
見えないのに矜持を失わず努力するヒーローが苦しんでいるのを見て、またそんな状況でも彼女を気にかけてくれる優しさに惹かれ合っていく話。

悪い薬を飲まされていて理性が飛んで無理やり気味に関係をもってしまった最初の夜のことを本当に最後まで思い出せないの珍しい気がする。
もっとライバル令嬢とのごたごたがあるかと思ったらそっちの方の問題や切なさは薄味であっさり片付いたのがちょっと拍子抜けだったけど、全体的にはよくできていて面白かった。
家に手紙を書いているときに、ヒーローのことばかり書いてしまって、そこで自分の恋心に気付き、同時に手の届かない存在であることや、ヒーローに嘘をついていること、脅迫されていてどうしようもない自体に涙するシーンがとても良かった。
まぁその後で無理やり気味に襲われるんだけどね。
気持ちはあったから合意とヒロインが割り切って受け入れた流れも好きだったなぁ。

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投稿者：がろん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

一時的失明とか記憶喪失とかロマンスもののスパイスとして大好物です。薬で混乱して、だからこそ素の心でヒロインを求めるヒーロー、いい。最高です。まぁヒーローとしては初めてのヒロインとの×××を覚えていないなんて反省より悔恨の方が大きいでしょうけど、生涯残念がるでしょうね、憐れ(笑)
ヒロインは没落貴族で清貧、芯はつよいけど一途すぎて身を滅ぼすタイプ。王道ヒロイン。こんなふたりで美味しくならないはずはない。
個人的には皇帝陛下がチャラ……軽いキャラでいい感じだった。

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投稿者：レイローズ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

没落貴族の伯爵令嬢フィアナは生活の糧を得る為働かなければならなくなった、身分を隠して得た仕事は馬車事故で一時的に視力を失った公爵家の跡継ぎであるギルバートの読書係（秘書）だった。事故で両親と弟をいっぺんに失ったギルバートだが、公爵として人としての素晴らしい心がけにフィアナはどんどん心魅かれていく。しかし実はフィアナは、仕事の保証人になってくれたギルバートの叔父・伯爵に公爵家の爵位継承に関係する指輪を探せと、母の命を盾に命じられていたのだ。二人の関係が良好になるにつれフィアナの罪悪感は募っていく。そんなある夜、薬を盛られたギルバートがフィアナを激しく求めてきて----。

ヒロイン・フィアナとギルバートが魅かれ合って結ばれるというラブストーリーがきちんと描かれていて、とても良かったと思います。エロの分量も多過ぎずちょうど良いと思いました。

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投稿者：Yupei　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

幸せなれるお話ですね~(と思いますが)
ヒーローはカッコイイですし、ヒロインも可愛い子です。
読んでも損はないよね。
エロは少ない。絵はとても綺麗だ。