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紙の本
NASA 宇宙開発の60年 (中公新書)
著者 佐藤 靖 (著)
米ソ冷戦下の1958年、宇宙開発の総合的推進機関として設立されたNASA(米国航空宇宙局)。アポロ計画、スペースシャトルから惑星探査まで、時代の波に翻弄されながらも宇宙開...
NASA 宇宙開発の60年 (中公新書)
NASA 宇宙開発の60年
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商品説明
米ソ冷戦下の1958年、宇宙開発の総合的推進機関として設立されたNASA(米国航空宇宙局)。アポロ計画、スペースシャトルから惑星探査まで、時代の波に翻弄されながらも宇宙開発に挑んできた巨大技術組織の軌跡を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐藤 靖
- 略歴
- 〈佐藤靖〉1972年新潟県生まれ。ペンシルヴェニア大学大学院科学史・科学社会学科博士課程修了。Ph.D.。科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー。著書に「NASAを築いた人と技術」他。
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NASAの組織的生い立ちとその背景を的確に描写した良書
2015/02/02 18:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
アポロ計画、スペースシャトル計画などの巨大プロジェクトを実現させてきたNASAの生い立ちを政治との関わりに視点を置いて辿るノンフィクションです。「宇宙の起源とは」などの知的好奇心の探究と「難病の克服・貧困の絶滅」などの身近な福祉の問題を天秤にかけた時、前者を世論が支持する時代背景であればこそ、莫大な予算を宇宙開発に向けることを世論が支持し、それを受けてNASAも月着陸という壮大なアポロ計画を達成することができました。一方、後者を世論が支持する現代では「有人火星探査」という目標を掲げても、人々の琴線には触れにくいのかも知れません。有人火星探査となれば、往復で3年~4年必要ですから、その途中でアメリカ大統領が代わるかもしれないし、政権の方針も変わるかもしれません。飛び立った宇宙飛行士を最後までフォローするにはかなり安定した政権でないと実現できないような気がします。
NASAの生い立ちをアポロ計画、スペースシャトル計画、国際宇宙ステーション計画、無人惑星探査計画の4つの柱に分類しつつ辿る本書は、純粋に科学だけではなく、世論や政治との関わりの中で変化を強いられたNASAの実情を非常に分かりやすく解説しています。