- 販売開始日: 2015/03/28
- 出版社: 中央公論新社
- ISBN:978-4-12-004670-4
ノンフィクションはこれを読め! 2014 HONZが選んだ100冊
著者 成毛眞 編著
ノンフィクション書評集として異例の好評を得た2012年刊行の第一弾『ノンフィクションはこれを読め!――HONZが選んだ150冊』。続く第二弾『ノンフィクションはこれを読...
ノンフィクションはこれを読め! 2014 HONZが選んだ100冊
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商品説明
ノンフィクション書評集として異例の好評を得た2012年刊行の第一弾『ノンフィクションはこれを読め!――HONZが選んだ150冊』。続く第二弾『ノンフィクションはこれを読め!2013――HONZが選んだ110冊』も忽ち重版。一書評サイトから、確実な影響力を持つサイトへと進化したHONZが贈る第三弾、2014年版となる本書では、「年間ベスト10座談会」を巻頭に据え、レビューとインタビューなどの企画ページと組み合わせることで、より深く楽しめる構成となっている。
紹介される本も、2013年下半期~2014年上半期を濃縮した作品ばかり。STAP細胞で話題となった論文捏造の構造を暴く『背信の科学者たち』は、HONZで紹介されたことで復刊された傑作。「足利事件」の真犯人を追った『殺人犯はそこにいる』、東日本大震災時の宮城県石巻市の日本製紙石巻工場を克明に描いた『紙つなげ!』、マイルドヤンキー像を解析した『ヤンキー経済』など、全100冊に、レビュアーの舌鋒が冴え渡る。
『仕事に効く教養としての「世界史」』の出口治明氏と、HONZレビュアーであるタレント麻木久仁子氏の対談、深海探査で世界をリードする独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)見学記など、読み物企画も充実。歴史からアート、サイエンス、雑学まで、本好き中の本好きたちが書き倒した渾身の一冊。いま読まねばならない本がきっとある!
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ちくしょう!
2016/02/09 23:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
↑これが読後感です。もうね、くやしゅうて、くやしゅうて。
書評を適当に書いている私にとって、ガツンとくるものがあったんです。HONZメンバーの書評と自分の書評を見比べるとですね、自分の書評が悲しくなっちゃうんです。HONZメンバーの書評には滋味あふれる言葉が載っていたり、単に「まとめ」に留まらず「うーん」とうならせる書評があったり。
最初の文章で「おっ!」って「つかみ」にかかる文とか、書評の書き方として読んでも十分面白いわけです。成毛さんの「やばい!この本はほんとうにやばい!」って文章は本当に目が釘付けになりましたからね。
もちろん単に要約ってのじゃなくて「もうこれ読んだら、この本読まなくていいんじゃない?もう読んだことにして本棚登録でもしようかしら?」ってくらいの書評もあるし、私の知らないこんな世界があるのか、って感じにほのかな感覚に浸ることもあります。いろんな人が関わるからこそ、いろんな感情がデジカメのシャッターをパシャパシャ切るような感覚。
HONZは提出したレビューがHONZの基準をクリアしないといけません。切り口、構成、背景理解、いろいろあって、時にはレビュアーに再考を求めたりします。だから質の良いレビューがそろっており、個人の感想文でなく、不特定多数の人に届き、なおかつ読み手の知性の起動を促すわけです。そら人気でるわ。なんかもうね、私がチンピラ的に書評界隈で「おらおら」ってやっていたら、向こうから本職来ましたよってなもんです。
hontoだと書評を出す敷居が低いのですが、レビューの出来不出来は、個人の裁量に委ねられます。もちろん書評を出す時は、各人の基準ってものがあるし、あっていいと思うんです。
ただ書評が本と見知らぬ読者を繋ぐ橋として公の部分があるのだとしたら、なるべく読んで心地よい書評が大事ですし、本って、書き手だけじゃなくて、編集とかいろんな人が関わっている営みですので、的外れな書評は書き手だけじゃなくて、多くの人に影響を及ぼす凶器にもなりえます。
しかし、イエスマンだと本の「髄」が伝わらない。メディアが権力のチェック機構なら、書評は読書のチェック機構…。なんか気が重くなりますね。書評書きたくなくなりますね。
hontoのトップページ見ていたら、下の方に「マンガHONZとhonto」のコラボがあったんです。最初、なんでかよくわかんなかったんです。競合他社が一緒に製品売っているみたいで。HONZクロニクルを読んでわかりました。HONZのモットーは「出版文化を楽しむこと」なんだそうです。つまり「業界全体を盛り上げていこーぜ」的なもの。ここのコアがしっかりしているから排外主義的な部分がないのが各レビューで伝わります。
HONZ活動記の佐々木俊尚さんの「家めし」も面白く、書評を通じて実社会と関わるというHONZの動的な部分もおもしろく、単なる書評の羅列でない本であり、しっかりした構成になっています。いい本ですね。
あ、ごめんね。最後にこれだけ言わせて。 ちくしょう!
仲良し感がすごい
2016/01/14 09:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前年版より面白い本が多かった。途中のメンバー紹介や、著者インタビューなどからはメンバーの楽しそうな様子がうかがえた。新展開もいいが、恒例にしてもらいたい。