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紙の本
日本文学全集 23 中上健次
【毎日出版文化賞企画部門(第74回)】池澤夏樹個人編集による日本文学全集。23は、20世紀後半に出現した新たなる神話の創造者・中上健次の「鳳仙花」「半蔵の鳥」「ラプラタ綺...
日本文学全集 23 中上健次
中上健次
紙の本 |
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商品説明
【毎日出版文化賞企画部門(第74回)】池澤夏樹個人編集による日本文学全集。23は、20世紀後半に出現した新たなる神話の創造者・中上健次の「鳳仙花」「半蔵の鳥」「ラプラタ綺譚」などを収録する。作中登場人物系図ほか、充実の参考資料付き。【「TRC MARC」の商品解説】
鳳仙花
半蔵の鳥
ラプラタ綺譚
不死
勝浦
鬼の話
*
古座
紀伊大島
* * * * * * * * * *
辺境は実は世界の中心である。熊野を舞台に、欲望・悲しみ・憤り、すなわち人間の本然を書いた作品群を再構成し、彼の小宇宙を現出する。
――池澤夏樹
【ぼくがこれを選んだ理由】
わずか一世代前、人はこんなにも奔放に生きていた。恋情も憎悪も今よりずっと強烈に作用した。今の貧血の時代に中上健次は危ないかもしれないが、だからこそ彼が読まれるべきなのだ。彼の世界への入口として、奔放な女であり強い母であるフサの物語を供する。(池澤)
望まれぬ子として生を享けた美しき少女フサは、十五の春に運命の地へと旅立つ――
三部作『岬』『枯木灘』『地の果て 至上の時』の前史となる、過酷な運命を力強く奔放に生きた母の物語「鳳仙花」。
若死にの宿業を背負う中本一統の荒くれ者達を、路地唯一の産婆オリュウノオバが幻惑的に語る『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」「ラプラタ綺譚」。
他、虚実のあわいを描いた怪奇譚『熊野集』と、神話の源である故郷を活写したルポ『紀州』より五編を収録。
作中登場人物系図他、充実の参考資料付。
参考資料・年譜=市川真人
解説=池澤夏樹
月報=東浩紀・星野智幸
帯写真=蜷川実花【商品解説】
収録作品一覧
鳳仙花 | 5−356 | |
---|---|---|
半蔵の鳥 | 357−379 | |
ラプラタ綺譚 | 380−403 |
著者紹介
池澤 夏樹
- 略歴
- 1946年和歌山県生まれ。74年『十九歳の地図』でデビュー。76年『岬』で芥川賞、77年『枯木灘』で毎日出版文化賞、芸術選奨新人賞を受賞。他の作品に『千年の愉楽』『地の果て 至上の時』『日輪の翼』等。
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書店員レビュー
生きることの根源を問う作品群
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
日本文学全集第Ⅰ期第2回配本は、中上健次。収録作全8篇のうち中心となる作品は、海と山に囲まれた南紀を舞台に私生児として生まれた少女、フサの一生を描いた「鳳仙花」。中上健次の三部作の主人公、秋幸の母の物語である。
恋、妊娠、出産、夫の突然の死・・・そして戦時下のフサの前に現れるもう一人の男。過酷な運命に翻弄されながらも、それをあるがまま受け入れるという女性性の奥深さと生きてゆくことの不条理さ、その根源を見事に描ききった作品。文庫本は品切れ重版未定で、今現在入手できない作品ゆえ、この一冊は貴重。中上健次ワールドの入り口としても最適な一冊。
文芸書担当:菊地
電子書籍
鳳仙花が好きです
2018/05/31 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わらび - この投稿者のレビュー一覧を見る
中上のなかで鳳仙花がすき、というと、なぜか「あー、あの新聞小説ね、ラブロマンスでしょ」って一段下に見た反応が返ってくるのはなぜでしょう・・・?
中上作品のなかでいちばん好きです。
紙の本
熊野に生きる
2018/05/18 23:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自らが生まれ育った土地への、並々ならぬ執着が伝わってきました。人間が本来持っているはずの生命力を感じました。
紙の本
すげえ
2019/08/16 20:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る
この全集を片端から読んでいるだけの者で中上健次知らなかったんですが
なるほどこういう作家なわけですね・・・そりゃあ人気出るわ・・・
ついでに濡れ場(という表現がぴったり)ももれなく?挿入されていて
娯楽小説としては完璧なシステムというか。
一気読みしたから正直食傷気味に感じる部分もあるけども
これ連載みたいな感じで小出しにされながら読んだらハマりそうですね。