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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/11/10
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/649p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-43220-9

読割 50

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文庫

紙の本

娘と私 (ちくま文庫)

著者 獅子 文六 (著)

文豪、獅子文六が「人間」としても「作家」としても激動の時を過ごした昭和初期から戦後を回想し、深い家族愛から綴られた自伝小説の傑作。亡き妻に捧げられたこの作品は、母を失った...

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娘と私 (ちくま文庫)

税込 1,540 14pt

娘と私

税込 1,320 12pt

娘と私

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商品説明

文豪、獅子文六が「人間」としても「作家」としても激動の時を過ごした昭和初期から戦後を回想し、深い家族愛から綴られた自伝小説の傑作。亡き妻に捧げられたこの作品は、母を失った病弱の愛娘の成長を見届ける父親としての眼差し、作家としての苦難の時代を支え、継娘を育てあげ世を去った妻への愛、そして、それら全てを受け止める一人の人間の大きな物語である。【「BOOK」データベースの商品解説】

母を失った病弱の愛娘の成長を見届ける父親としての眼差し、作家としての苦難の時代を支え、継娘を育てあげ世を去った妻への愛…。昭和の文豪・獅子文六が、かけがえのない家族との時間を綴った自伝小説。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.0

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

娘と私

2015/09/26 00:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさちえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

獅子文六は、戦中戦後の大衆小説作家としては抜群に面白いです。本作品は昭和28年1月から31年5月にかけて執筆されたものですが(昨年購入した獅子文六全集に記載されていました)、NHK朝の連続テレビ小説の第1作(昭和36年4月から翌年3月)で放映されたとおり、人気小説だったようです(私はまだ生まれていませんでした。私は昭和40年代前半の中学生時代に最初に読みました)。フランス人の先妻との間に生まれた娘(麻里)の成長を見守る、昭和初期から戦後を回想したご本人の自叙伝です。細かい内容は読んでのお楽しみですが、苦労話も含めてユーモアたっぷりの獅子文六文学を堪能できます。併せてお勧めは「悦っちゃん」(執筆は「娘と私」より前ですが、元ネタは「娘と私」)で、感動的なラストです。獅子文六作品は、最近復刻でいくつか出版されています。獅子文六はユーモア作家とされていますが、近年の殺伐とした世相傾向の中で求められて復刻されているように思います。hontoのHPで現在出てくるのは本書「娘と私」以外に「てんやわんや」「コーヒーと恋愛 」「七時間半」「食味歳時記」「大番」「ちんちん電車」「海軍随筆」等です。もっともっと復刻して欲しいです。ちなみに「悦っちゃん」はまだ復刻されていません。平成18年にフランス語で翻訳・出版された「自由学校」も見当たりません。「獅子文六の二つの昭和 (牧村健一郎著、朝日選書)」もお勧めです。

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紙の本

獅子文六はやっぱり良い!

2019/01/14 23:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

獅子文六氏は、父ひとり、娘ひとりという同じような境遇を描いた「悦ちゃん」について、主人公は男のような娘・麻理そのままのイメージで、後妻のデパートガールについては、本来の後妻・千鶴子にこうあってほしいと願って書き上げたという。そして、主人公・碌さんは自分とは正反対な暢気の人として描いた。室生犀星の「杏っ子」と並ぶ父娘ものの傑作だ。「この子がいなければ、私はもっといい作品が書けたかもしれない」といった身も蓋もないような本音まで吐露してしまう主人公、子守替わりのつもりで愛もなく結婚したはずの千鶴子との愛、もちろん多少の脚色はあるだろうが子を持つ、妻を持つ男として感動して読まずにはいられない

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2015/02/09 17:35

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2015/02/23 16:51

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2015/02/26 11:46

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2019/06/12 23:51

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2017/11/28 21:29

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2018/03/20 09:28

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2018/11/23 23:10

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2022/01/15 14:02

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