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紙の本
夜半の春 (角川文庫 照降町自身番書役日誌)
著者 今井 絵美子 (著)
巧妙な手口が神業と噂の盗賊、鼬鼠の伝五郎が捕まった。残した千社礼の裏面に拙い文字でおとっつァんと小さな落書きがあったのが決め手という…悪行に手を染めても薄幸の女たちと築い...
夜半の春 (角川文庫 照降町自身番書役日誌)
夜半の春 照降町自身番書役日誌
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商品説明
巧妙な手口が神業と噂の盗賊、鼬鼠の伝五郎が捕まった。残した千社礼の裏面に拙い文字でおとっつァんと小さな落書きがあったのが決め手という…悪行に手を染めても薄幸の女たちと築いた家族を護ろうとした男の数奇な人生。どんな親でも親は親―血が繋がっていようといまいと、立派であろうとなかろうと、その巡り合わせは特別なもの。いつの時代にも通じる親子の情を万感胸に迫る筆で謳いあげた人情時代小説・第四弾!【「BOOK」データベースの商品解説】
巧妙な手口が神業と噂の盗賊が捕まった。残した千社札の裏面に拙い文字でおとっつァんと小さな落書きがあったのが決め手という。悪行に手を染めても家族を護ろうとした男の数奇な人生とは? 人情時代小説第4弾。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
夜半の春 | 5−80 | |
---|---|---|
遠雷 | 81−154 | |
つくしこひし人恋し | 155−217 |
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照降町の人情人
2016/03/16 15:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:asahino232 - この投稿者のレビュー一覧を見る
照降町の人々のお話。4話からの短編集話。木戸番小屋の伊之吉とおすえ夫婦と
魚仲卸の魚竹とおゆき、自身番で書役をしている元武士である喜三次。
髪結い床猫字屋のおたみをはじめ、およし、おけい、佐吉と育ての子がそこに集まる
市井の人々との江戸弁での会話。その人々の過去を織り成して物語が構成されていく。喜三治の過去、裏店での騒動、盗賊ムササビなども現れるはなしとか、豪欲婆のおぎんとその過去が面白く読ませてもらった。人情江戸情話でしょう。涙もろくなります。