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照降町自身番書役日誌 完結
著者 著者:今井 絵美子
日本橋は照降町で自身番書役を務める喜三次が、理由あって武家を捨て町人として生きることを心に決めてから3年。下町に生きる庶民の人情や機微、暮らし向きを端正な筆致で描く、胸にしみる人情時代小説!
雁渡り 照降町自身番書役日誌
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紙の本夜半の春
2016/03/16 15:05
照降町の人情人
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:asahino232 - この投稿者のレビュー一覧を見る
照降町の人々のお話。4話からの短編集話。木戸番小屋の伊之吉とおすえ夫婦と
魚仲卸の魚竹とおゆき、自身番で書役をしている元武士である喜三次。
髪結い床猫字屋のおたみをはじめ、およし、おけい、佐吉と育ての子がそこに集まる
市井の人々との江戸弁での会話。その人々の過去を織り成して物語が構成されていく。喜三治の過去、裏店での騒動、盗賊ムササビなども現れるはなしとか、豪欲婆のおぎんとその過去が面白く読ませてもらった。人情江戸情話でしょう。涙もろくなります。