- 販売開始日: 2014/11/14
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: フルール文庫ルージュライン
- ISBN:978-4-04-067160-4
甘滴恋情事 ~その指で私を濡らして~
著者 著者:中島 桃果子 , イラスト:石据 カチル
激動の昭和初期、エロティックなサービスが巷に溢れていた頃、元・芸妓の君志乃(きみしの)は、健全なカフェーの女主人として店を盛り上げていた。健全がゆえか色恋とは遠ざかり、と...
甘滴恋情事 ~その指で私を濡らして~
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商品説明
激動の昭和初期、エロティックなサービスが巷に溢れていた頃、元・芸妓の君志乃(きみしの)は、健全なカフェーの女主人として店を盛り上げていた。健全がゆえか色恋とは遠ざかり、とある湯屋にある淫靡なマッサージ――『指』による愛撫だけで女の悦楽を得ていた。だがある日、興業装幀家・粋元硯(いきもとすずり)と運命的な出逢いを果たす。巷の女が誰しも憧れる彼のスマートかつ淫らな手ほどきに導かれ、忘れていた恋に目覚める君志乃。滴るような甘いときめきに、涸れていた身も心も再び花ひらく――。
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魅惑的かつ妖艶
2022/01/29 23:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SWW - この投稿者のレビュー一覧を見る
性欲の描写が芸術や心理描写と絡められていて、
妖しく、魅惑的。
男の恋慕と女の矜持が緊張感を伴いながら次第に溶けてく様が、
さまざまに描写されていた。
恋した自分を馬鹿だと罵る女の心境はどの時代でも普遍的なことながら、
この本はそれでも恋してしまったその流れを物語に絡めてより説得力ある流れに書いてある。
エログロナンセンス。
という当時の言葉を本書で初めて知りました。その時代の混沌にあった官能的な物語でした。