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商品説明
成仏などするものか。ああ、口惜しい、恨めしい―。妹のようにかわいがっていた娘の指図で、毒をもられた女の怨み。死してなお、毎夜、愛しい男の元を訪れる女の情念。八つの古典が、鮮やかに息を吹き返す。【「BOOK」データベースの商品解説】
妹のようにかわいがっていた娘の指図で、毒をもられた女の怨み。死してなお、毎夜、愛しい男の元を訪れる女の情念−。恋愛小説の名手が怪談の名作に挑み、誕生した究極のエロス。『小説新潮』『オール讀物』掲載を基に書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
朱夏は濡れゆく | 7−47 | |
---|---|---|
蠱惑する指 | 49−82 | |
陶酔の舌 | 83−117 |
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紙の本
怪談特集
2023/05/14 10:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本古来の怪談を、唯川流に色っぽく艶っぽく。
時代物は余り読まないが、これを読んでいると闇は一層暗く、(それ故にお化けや妖怪もでやすかったのかと変に納得〉現代とは違う空間に誘われた。
時代を超えて共通項は嫉妬の存在、人は変われない、変わらない。
紙の本
女の性愛と情念という視点で日本の古典怪談話を再構築する、という試み。
2015/08/19 00:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど女の性愛という視点でこういう話を再構築する、という試みは、ありそうでなかったものかもしれない。
お馴染みの筋立てに創作的なディテールも絡んで、面白く上手なお話になっている
女性視点のエロスもきっちり濃い目に盛り込まれている。
濃いけれど下劣にならないのは、作者の上手さだろう。
女同士がネチネチいがみ合う話も、男女がネトネト絡み合う話も、コッテリ厚塗りな女の情欲も、古典世界におけばちょっと距離感をもって読める。背景がとりあえず格調高いので、現代ものだと小恥ずかしくて手が伸ばせないヲジサンたちも参入しやすいのがミソなのかも、と読了後思った。
日本の古典怪談世界に女目線のエロをきっちり盛り込む、という設定の勝利。企画勝ちですな。
ただ、素材としては語りつくされたものばかりなので新鮮味は薄かった。
女の性愛とその悲哀はよろしいが、その先のドラマがあまり見えてこないのが寂しい、なんて言ったら、ないものねだりなんだろうが。
「だからなんなんだ」と突っ込んでしまうワタシみたいなヒトは、最初から読まきゃいいだけの話、なのではあった、かな・・・。
紙の本
気持ち悪い
2015/02/02 07:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東野ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集ですが、なんだか読んでいて気持ち悪かったです。性描写が多くて…また古典なのが読みにくいです。
結局最初の一作目しか読んでいませんが、今までの唯川さんの恋愛小説とはだいぶ異なり、読んでいてがっかりでした。ハードカバーなので値段も高かったのに、残念な物語でした。今までの小説のほうが、私は好きです。
前作の『掌の砂漠』のほうが、問題提起をしていてかつ女性の心理描写がわかりやすくて読んでいてハラハラして好きでした。
次回の唯川さんの作品に期待しています。