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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2015/02/18
- 出版社: 南方新社
- サイズ:21cm/175p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86124-312-7
紙の本
海辺を食べる図鑑 獲って食べる!
著者 向原 祥隆 (写真と文)
初めての大人はもちろん子供でも簡単に見つけて獲れる、136種の海辺の食べ物を紹介。種類ごとに見つけ方、獲り方、下拵え、おいしい食べ方や保存方法を解説する。ウナギなどの川の...
海辺を食べる図鑑 獲って食べる!
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商品説明
初めての大人はもちろん子供でも簡単に見つけて獲れる、136種の海辺の食べ物を紹介。種類ごとに見つけ方、獲り方、下拵え、おいしい食べ方や保存方法を解説する。ウナギなどの川の生き物も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
向原 祥隆
- 略歴
- 〈向原祥隆〉1957年鹿児島県生まれ。京都大学農学部卒業。広告出版会社を経て、図書出版株式会社南方新社を設立、代表取締役に就任。著書に「地域と出版」など。
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紙の本
「自分で獲って食べる」ことを知っておいて損はない。
2015/06/01 21:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近の「若い人」は海に行っても「寝そべっているだけ」ということに驚いた著者。そこで海をもっと楽しんでほしいとまとめた本だとのことです。
獲れる場所(岩場であるとか、生え方とか)、獲り方や調理法、料理の参考写真まで載っている写真図鑑です。「へえ、こんなに食べられるものがあるのか」とやってみたくなる雰囲気がいっぱい。必要な基本装備なども書いてあるので「やる気」にはさせられます。
半数ぐらいは貝類や海藻類。誰でも採りやすいものとなるとこういうものが多くなるのでしょう。釣るためには技術が一寸必要な魚などもはいっています。タイトルは「海辺・・」ですが、陸上の植物は少な目。著者の居住地が鹿児島だからということもあるのでしょう、日本でも南の方にいる生き物が中心のようです。
あとがきに『自分で獲って食べることで「どこでも生きていける」という自信のようなものも育つ。』とありました。これ、意外と大事なことかもしれません。ついつい便利な日本の生活に慣れてしまうと忘れがちですが、いつどこで大災害に遭遇するかもわからないことを考えても、経験しておくことは無駄ではないでしょう。「いざというときには」と、気持ちを楽にしてくれる気がします。
なかなか楽しい本でしたが、いくつか「もうちょっと書いてほしい」と思うところもありました。たとえば「毒のあるものも少ないがいる」と書いてはありますが、「間違いやすい物」との区別点・注意点などはもっとしつこいぐらいでも良いのではないでしょうか。気軽に海に行って採って食べて欲しいというのは大賛成ですが、あまり気軽にやりすぎてしまって事故や犯罪につながっても哀しい。「無茶をしないような注意を書くことも、残念だけれど必要はあると思います。
著者の近くにはまだまだ「安心して自由に食糧を獲って来られる」場所があるのでしょう。うらやましいことです。残念ですが、汚染が気になったり、漁業権で規制されている場所も実際にはたくさんあります。本書を手に取って海に行きたくなるのですが、そんなところで戸惑っている部分もあります。考えすぎでしょうか?海にも行きたくなる気候になってきました。注意は必要ですが、海を楽しむ手段として「食べる」楽しみも持っていくことにしたいです。