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紙の本
夢を売る男 (幻冬舎文庫)
著者 百田 尚樹 (著)
輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。自慢の教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提...
夢を売る男 (幻冬舎文庫)
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商品説明
輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブズに憧れるフリーター。自慢の教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。「現代では、夢を見るには金がいるんだ」。牛河原がそう嘯くビジネスの中身とは。現代人のいびつな欲望を抉り出す、笑いと涙の傑作長編。【「BOOK」データベースの商品解説】
敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは…。現代人のふくれあがった自意識と、いびつな欲望を鋭く切り取ったブラックコメディ。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
くすりとも笑えない
2015/04/07 21:02
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者曰くコメディだそうですが、一つも笑える箇所がありません。
不況の出版業界の中でも、金を生み出す自費出版部門。
今やどんな大手の出版社でも自費出版部門があります。
印刷屋に原稿を持ち込めば、そこそこ豪華な装丁の本100冊なら数万円でできますが、大手出版社の自費出版部門にかかれば数百万円。
むろんそこには「プロの編集者による指導」などの料金が入っているとはいえ、いくらなんでも高すぎます。
しかしそんな自費出版被害者たちの声は、下ユル子さんのブログなどに、この本の数十倍も面白く書かれています。お金を出してこの本を買う価値は見出せませんでした。
しかしこの作者、たくさん本を出す割には文章が上達しないように思います。
紙の本
ブラックユーモアか・・・
2015/05/29 07:46
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Min - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう少しひねりがあって、深い内容かと思いましたが
読み進めるうちに、先も見えてくるし、買うほどの本ではなかったな
と思いました。
紙の本
事実を物語テイストに
2020/05/31 12:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:高遠康隆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
SNS上に跋扈する「自己顕示欲」に満足できない人は本を書く。様々な境遇を持つ人が本を書きたいという欲望が垣間見える本であり、人間の醜さが気持ち悪いほどに伝わってきます。
紙の本
ノンフィクッション?
2015/09/04 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。2、3回読み返した。太宰の再来!?には驚いた(笑)そう、私も本1冊ぐらい書けるかと思っていたクチ。日本語が書けるからかぁ、そうか、そうだな。私も自分の事、生い立ち、子供の頃の不幸とか誰かに話したいものなぁ。でもからくりを知れば本を出す事が目的ではなく聞いて欲しいのだから200万円ものお金は出せないけど。子供を亡くした母の本の話は感激した。
紙の本
シェフ百田の現代的味付け
2015/08/24 15:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カツ丼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自費出版ビジネスのドギツイ内容がテーマになっている。そのこと自体が宣伝でも盛んに取り上げられ、読み手もそこに注目する。ところが重要なのは、その様な料理の「味付け」の問題ではない。
百田尚樹という小説家は取り上げるテーマばかりが先行する。特攻、出光、容姿の醜さ…。それはそれで仕方のないことだ。しかし、その根底にあるのは浪花節的なお涙頂戴のストーリー展開である。そして、それは世のマジョリティが持つ、どこまでも遡り得る欲求なのだ。
本書のクライマックスに向けての展開も見事にそれを実践している。「涙なしでは見られない」「美しい絆」。それに応える「奥底では熱い思い」を常に持つ「本当は実力を持つ主人公」。
口先では「本格的な小説が読みたい」などと言ってみても、それはマイノリティの戯言にしか過ぎない。圧倒的マジョリティが求めるストーリーを組み立て、世に送り出すその手腕が真骨頂…。って本人もどこかに書いていたはず。
百田という「シェフ」の、大衆が持つ欲求に合わせた「味付け」を知るべし。
紙の本
夢
2019/02/10 01:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう「夢」ってよくある男のロマンに近いものがありますよね。寝ぼけたこと言ってんじゃねえよ、と突っ込みたくなる部分も多い。