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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/11/20
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/229p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390368-2
紙の本
会計士は見た!
著者 前川 修満 (著)
東芝が不正会計に走った舞台裏。ソニーグループの中で、急成長している意外な部門…。会計士である著者が、話題になった日本企業の決算書を読み解き、そこから見えてきた企業の裏の顔...
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商品説明
東芝が不正会計に走った舞台裏。ソニーグループの中で、急成長している意外な部門…。会計士である著者が、話題になった日本企業の決算書を読み解き、そこから見えてきた企業の裏の顔を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
ソニーから東芝まで
事件な企業の決算書を、会計士が読み込む!
数字の羅列から、記者会見からは決して見えてこない企業の「裏の顔」が明らかに。
粉飾、内紛、リストラ、資金繰りの悪化――。
会計士には、隠し事はできない。
・ソニー:赤字決算にもかかわらず、なぜ多額の法人税を納めているのか?
・大塚家具:トップの座を巡る父と娘の対立は、実は日本型経営と米国型経営の対立だった
・日産:コストダウンでは絶対に削ってはいけない数字がある
・キーエンス:企業内平均年収1600万円超。「工場がない製造業」はなぜ儲かるのか?
・スカイマーク:倒産する企業はまず決算書のここに赤信号がともる
・東芝:監査が見逃した「ソフトウェア開発の数字」に、異常事態がはっきりと現れていた
【目次】
■はじめに
■第一章 ソニー
不振が続くソニーは、2014年度も1259億円の赤字に終わった。しかし、内訳を見てみると、その業績からは考えられないほど多額の法人税を納めていることがわかる。ソニーは本当に儲かっていないのか?
■第二章 大塚家具
父と娘の争いが「親子喧嘩」とも報じられた大塚家具。その背景にあったのは、経営の合理化に対して真っ向から対立する二人の姿だった。在庫数・平均年間給与・従業員数の推移にこそ、騒動の本質はあった。
■第三章 コジマ、日産
正社員のリストラを行い、沈んだコジマ。いっぽう、同じく大量のリストラ後に史上最高益を記録した日産。その違いはどこにあったのか。企業のコストダウンにおいては、絶対に削ってはいけない数字がある。
■第四章 キーエンス
平均年収が1600万円を超える、知られざる超優良企業キーエンス。その決算書には、異常とも言える高利益率が示されている。製造業でありながら工場を持たない同社は、一体何を作り、何を売っているのか?
■第五章 スカイマーク、江守グループホールディングス
2015年上半期に倒産した、二つの上場企業。なぜ、好業績を保っていた会社が、ある日突然倒産してしまうのか。増収増益でありながら、実は経営が苦しくなっていたその謎を、「第三の決算書」から解いていく。
■第六章 東芝
「不適切会計」が発覚し、歴代三社長が辞任した東芝。その手口は、「会計監査の穴」を狙った、実に巧妙なものだった。しかし、その過去の決算書にははっきりと、歴代の粉飾企業と同じパターンが残っていた。
■おわりに【商品解説】
著者紹介
前川 修満
- 略歴
- 〈前川修満〉1960年石川県生まれ。同志社大学商学部卒業。公認会計士・税理士・日本証券アナリスト協会検定会員。アスト税理士法人設立、同代表社員。著書に「決算書はここだけ読め!」など。
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電子書籍
これまで読んだ中で一番役に立つ本
2016/01/17 15:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:そんごてん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで財務会計関連書籍を読み漁ってきましたが、内容もhotな話題が多く、わかりやすく解説されています。机上の論だけではなく、実務的な内容であり、読むにつれて引き込まれていきます。非常に身になる内容だと思います。しばらくしたら読み直したい本です。
紙の本
会計士を見た!
2018/05/01 07:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gon - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞ニュースになった会社の不祥事を、会計士が会計の視点から解説した本。ニュースの見方が変わるし、会計へのイメージが変わる。例えば東芝問題については、実に多くの開設本があるが、これは工事進行基準といった会計の専門用語などの解説もわかりやすく、途中で投げ出すことなく読み進めることができる。読み物としての文章力もあり楽しみながら60分もあれば読める本。
電子書籍
自社のキャッシュフローを見ようと思った
2018/04/20 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:teao - この投稿者のレビュー一覧を見る
今さらだが。
そんなレベルの自分でも平易な語りかけ口調の文章でとても読みやすかった。
また、東芝などニュースでもよく見た企業の実例を、用語の説明とともに丁寧に記載されており、興味深く読み進めることができた。
紙の本
会計の見方
2016/03/27 17:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のな - この投稿者のレビュー一覧を見る
今何かと話題の企業の会計を読み解き、会社の内情を推理していくという内容。大塚家具の内情は意外で、元社長の印象が変わりました。
紙の本
有名企業や話題の企業の知られざる1面を財務諸表から読む本
2019/08/19 11:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
公認会計士である著者による、公表されている財務諸表から企業の実態を説明する本。ソニーは金融業が収益の柱になっているだとか、コジマデンキの経営状況を競合のヤマダ電機やケーズデンキと比較することにより、有名企業の知られざる実態が明らかになる。内容も難しいところには踏み込まず語り口がわかりやすいので、財務諸表分析の入門書としておすすめ。
電子書籍
とても分かりやすい
2016/10/10 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
会計で見るべきツボを実例を基に示してくれている。とても分かりやすいです。
紙の本
企業分析に役立つ解説本です
2016/04/10 08:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つよぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
公認会計士の方が書いた経理本です。有名企業の決算書類を読み解いて、各社の特徴や危険性・将来性・問題点などを詳しく解説してあります。このような手法の本は非常に多いのですが、この本は今までに読んだ同様の本の中でも特に読みやすく・解りやすく描かれていて、とても勉強になりました。特にソニーと東芝の分析については、自分でも「こうなんじゃないかな~?」と想像していたことが多少当たっていたりして、とても嬉しかったです。この本にも書かれていたのですが、あらためてキャッシュフロー計算書の重要性を再認識させられました。これからもこの類の本は定期的に読むようにして捉え方が鈍らないように気をつけていきたいと思いました。