ご主人様のお目覚め係 ２ （一迅社文庫アイリス）

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投稿者：ペンギンママ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

シリスがジゼルの実家である西の砦に押しかけ、ジゼルの両親に結婚の許しをもらいついでに海賊とその背後である提督らを捕まえ、そして休暇最後の日の7日目に結婚する話です。その間にジゼルの母の誓約の儀式があったり、シリスに猫の使い魔が出来たり、結婚式の最中に神が降臨したり、結婚直後人狼の養い子が出来たり、もうぎゅうぎゅう詰で楽しいです。結婚後も話が少し続きますが、シリスはジゼルのおかげで普通の家族の幸せを手に入れられたようで良かったです。
なろうサイトにあるジゼルの妹達の番外編も面白かったので、この話が気に入った方は是非そっちも読んでみてください。特に下の妹ソフィーと人狼のシグルドの二人の話は長編に書き直して欲しいと思う程可愛かったです。
作者の次回作に期待します。

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻ラストの直後から。
ジゼルの実家に押しかけ求婚したシリルが、前巻の敵を片付けながらジゼルとの結婚にこぎつける話。

突然神様に愛されてる母娘扱いで結構びっくりしたし、やたらもふもふが増えるしで詰め込みまくりの駆け足だった感ある。
けど、シリルの方が愛が重そうに見えたわりにジゼルもそれに応える度量があるし、むしろ傍にいられないことに傷ついているほどだったのがわかったのは嬉しかったね。
前作で不満だった王太子の想い人は案の定何も知らされておらず、僅かな情報で全て悟って謝罪にきたのが予想外で好印象だったなぁ。

反対にあれ以上落ちる要素ある？って思ってた王太子が、二人の子が強大な魔力持ちって知って王家にくれとか言い出してさらに株価を暴落させたかな。
ジゼルの子なら、自分で相手を見つけて恋愛結婚するのだろうから心配はしないけど。
てか新婚に仕事優先させてなかなか帰らせないのも最悪上司。
あんまり主役二人の子供達には興味を持てないのだが、子供が生まれてもなおシリルはジゼルを独占したくなったときには寝ぼけて飛んでいってしまうし、ジゼルもその時は子供達よりシリルを優先するっていうのがタイトル回収もしていて良いラストだったわ。