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紙の本
ふしぎな部落問題 (ちくま新書)
著者 角岡 伸彦 (著)
部落解放とは何か? 差別をなくして部落を残すのか? 「歴史」から学び、「メディア」によって現在を知り、「地域」から未来の方向性を模索。いまだ解決しない部落問題の矛盾に迫る...
ふしぎな部落問題 (ちくま新書)
ふしぎな部落問題
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商品説明
部落解放とは何か? 差別をなくして部落を残すのか? 「歴史」から学び、「メディア」によって現在を知り、「地域」から未来の方向性を模索。いまだ解決しない部落問題の矛盾に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
角岡 伸彦
- 略歴
- 〈角岡伸彦〉1963年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。神戸新聞記者等を経て、ノンフィクションライター。「カニは横に歩く」で講談社ノンフィクション賞受賞。ほかに「被差別部落の青春」など。
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紙の本
部落問題の現在
2016/08/04 14:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マサルさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
部落差別や解放運動が今どうなったのかがよくわかる本。
部落問題入門のようなところから始まっているので、あまり詳しくない人でも読みやすい。
ネット上で「どこが部落か」の情報が氾濫しているのが現在の状況である。
「誰が部落民か」は難しい問題で、差別反対を言うためには自分が名乗る必要があるにもかかわらず、差別を解消しようとするためにそれをなくすべきなのか、残すべきなのか「ふしぎな」ところが、他の差別反対の運動と違うのだという。
部落解放運動も今、変化の時を迎えている。この本では、今までの運動の反省から未来の方向性を模索する若い人たちの姿が描かれているのがいい。
橋下元大阪市長の週刊朝日問題についても、取材に基づききちんと批判し、映画『にくのひと』の上映拒否問題にしても、支部の態度を鋭く批判している。
私も角岡氏の考えに同意する。
解放同盟の中から、この本の指摘を受け止め、新しい《解放運動》を生み出す若い世代が出てくることを願う。
よく書けた本だと思う。
電子書籍
良書。
2021/12/18 23:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
部落問題というと、どうしても敷居が高いものに思えてしまうけれど、この本はその高さをすごく上手に緩和してくれる。
紙の本
風通しが良い運動のススメ
2016/10/30 09:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
第四章の箕面の事例がとてもおもしろかった。
もともと行政お仕着せで始まったものを、「下から」の運動に組み替えて、過度な優遇政策を返上し、外部の人たちをも巻き込んで「中間的な存在」をつくる。若い人たちに自主的にやらせるってのもいい。
程よいサイズと、行政側の協力、経済的に良好だった時期、そしてなにより地元で運動をやろうとする頭の柔らかい人たちがいなければできない、自治運動の手本のようなモデルケース。
でも、本当はいろんな自治体で必要なことだと思う。
紙の本
あらためて現在の部落問題を
2016/09/17 21:22
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者のデビュー作(?)から注目していました。授業等でも使わせてもらっています。ただ、また、現在、法案がどうなるのか(たぶん通るのでしょうが)、あまり報道されていないので、今今の状況を知りたくて、読みました。さすがです。筆者の立ち位置や、主張(意見?)は、非常にわかりやすく、すとんと落ちます。どちらの側の方も一読をおすすめします。