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紙の本
教養としてのプロレス (双葉文庫)
著者 プチ鹿島 (著)
プロレスを見ることは、生きる知恵を学ぶことである−。文系芸人・プチ鹿島が、30年以上に及ぶプロレス観戦から学びとった人生を歩むための教養を余すところなく披瀝。森達也、博多...
教養としてのプロレス (双葉文庫)
教養としてのプロレス
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商品説明
プロレスを見ることは、生きる知恵を学ぶことである−。文系芸人・プチ鹿島が、30年以上に及ぶプロレス観戦から学びとった人生を歩むための教養を余すところなく披瀝。森達也、博多大吉との対談も収録。〔2014年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
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電子書籍
「底が丸見えの底なし沼」を、ゴーグルもボンベも使わず、身体一つで泳ぎきった男の快作。
2023/08/05 10:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
難しいことをわかりやすく言える人が本当に頭のいい人ならば、文系芸人の著者は恐ろしく頭のいい人だ。
そして、謙虚。少しの屈折も抱えているが。ぞれでこそ、プロレスファンだ。
プロレスファンは常に「あんなものショーだ。八百長だ」という視線に抗い、プロレスは大好きだけど、プロレスなんかが好きな俺、という自己矛盾を抱えて内面はぐちゃぐちゃだ。
しかし、その矛盾こそ、葛藤こそ、0か1か、揚げ足取りと上手いことを言い捨てるSNS社会にこそ必要だと著者は力説する。
人生、白と黒で割り切れる事ばかりではない。
「底が丸見えの底なし沼」(週刊ファイト〈既に廃刊〉の故井上編集長)を、ゴーグルもボンベも使わず、身体一つで泳ぎきった男の快作。
紙の本
二元化する社会にスモールパッケージホールド
2022/05/09 10:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
難しいことをわかりやすく言える人が本当に頭のいい人ならば、文系芸人の著者は恐ろしく頭のいい人だ。そして、謙虚。少しの屈折も抱えているが。ぞれでこそ、プロレスファンだ。
プロレスファンは常に「あんなものショーだ。八百長だ」という視線に抗い、プロレスは大好きだけど、プロレスなんかが好きな俺、という自己矛盾を抱えて内面はぐちゃぐちゃだ。
しかし、その矛盾こそ、葛藤こそ、0か1か、揚げ足取りと上手いことを言い捨てるSNS社会にこそ必要だと著者は力説する。
人生、白と黒で割り切れる事ばかりではない。
「底が丸見えの底なし沼」(週刊ファイト〈既に廃刊〉の故井上編集長)を、ゴーグルもボンベも使わず、身体一つで泳ぎきった男の快作。
〈目次から〉
・私はプロレスファンだったからオウムに入信せずにすんだ
・幻想としてのヘラクレス・ローンホーク
・WBCとは力道山時代のプロレスである
・プロレスは社会全体の価値観の変遷を映している
・ファンタジーの体現者アンドレ・ザ・ジャイアント
・中畑清は、80年代からSNS時代にやってきた
・プロレスも人生も「受け身」が重要である
紙の本
大事なことは全てプロレスが教えてくれる
2017/04/30 20:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鯉狂い - この投稿者のレビュー一覧を見る
オードリー・若林がアメトーークで勧めていた本書。興味があったので手にとってみた。『理想を追求すると必ず崩壊する』、、このニュアンスには思わされるものがあった。考えてみると自分の生きている世界は『理想○○』や『あるべき姿』などという言葉が横行していて、これを突き詰めていくことはあるところまでは楽しいが息苦しさを覚えるのもまた事実。本能的にどこかで手を抜いているのだが、そうか、これも間違っていないと言えるか、、。
プロレス論から一つ学ばせてもらった。