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紙の本
日本陸軍と中国 「支那通」にみる夢と蹉跌 (ちくま学芸文庫)
著者 戸部良一 (著)
革命に共感をよせ、日中提携を夢見た男たちがなぜ、泥沼の日中戦争を用意してしまったのか。戦前の対中外交をリードした陸軍「支那通」の思想と行動をたどり、我が国対中政策失敗の原...
日本陸軍と中国 「支那通」にみる夢と蹉跌 (ちくま学芸文庫)
日本陸軍と中国 ──「支那通」にみる夢と蹉跌
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商品説明
革命に共感をよせ、日中提携を夢見た男たちがなぜ、泥沼の日中戦争を用意してしまったのか。戦前の対中外交をリードした陸軍「支那通」の思想と行動をたどり、我が国対中政策失敗の原因を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
中国スペシャリストとして活躍し、日中提携を夢見た男たち。なぜ彼らが、泥沼の戦争へと日本を導くことになったのか。真相を追う。【商品解説】
中国スペシャリストとして活躍し、日中提携を夢見た男たち。なぜ彼らが、泥沼の戦争へと日本を導くことになったのか。真相を追う。 解説・五百旗頭真【本の内容】
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紙の本
「支那通」を通して見た帝国陸軍と中国
2016/08/20 21:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
偶然だが先月出た「増補 性と呪殺の密教」も講談社選書メチエから出た本なので二ヶ月続いて、ちくま学芸文庫では移籍した文庫本が出た事になる。
この本は「支那通」と称される陸軍将校達を取り上げているが、残された著書の関係で佐々木到一が主人公格になっている。清末から昭和20年に至るまでの彼らと彼らを取り巻く環境を冷静な筆致で書いている。
某書が「支那人」の野蛮さをあげつらった末に、佐々木到一の「ある軍人の自伝」の末尾を占める昭和12年の南京攻略戦の記述は、どう読んでも「南京大虐殺は支那と連合国側が捏造したもの」という「論旨」が否定されるのに、著者の持つイデオロギーに由来する空理空論を証明?、する為に本文から切り離して末尾で切り貼りして論じていたが、この本はああいう馬鹿げた小細工はしていない。
261頁に佐々木到一が戦時中に書いた「私は支那を斯く見る」の中で墨塗した箇所がある事を書かれた箇所があるが、当方が持っている同書でも墨塗されている。一旦は検閲を通って印刷されたが、刊行される際に問題にされたので墨塗にされたのだろうか?