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商品説明
落語でネタにされるほど、江戸には犬や犬の糞が多かったという。さまざまな史料に散らばる犬関連の記述を丹念に拾い集め、江戸時代の犬たちの生態を徹底調査。時の将軍の意向に翻弄されながらも懸命に生きた犬たちの姿を描く。〔「犬たちの江戸時代」(草思社文庫 2019年刊)に改題,補筆〕【「TRC MARC」の商品解説】
江戸に多いもの、「伊勢屋稲荷に犬の糞」、という言葉がある。伊勢出身の商人や稲荷のほこらが多かったのはいいとして、犬の糞が多かった、というのは本当なのか? ││著者は史料を渉猟し、「江戸時代の犬たちの暮らし」を徹底調査。「家康が犬を大量に飼ったのは、鷹の餌にするためだった」「犬将軍・綱吉の時代が、犬が最も少なかった」など、驚きの事実が続々! 犬好き、歴史好き必読の傑作読み物!【商品解説】
目次
- ◆リサイクル社会・江戸で唯一、路上に放置された犬の糞。その訳は?
- ◆綱吉時代、中野犬小屋の犬は白米ばかり食べて、脚気続出!
- ◆浅草、麻布、八丁堀…にあった“犬の糞横丁”とは!?
- ◆犬死、犬畜生、犬侍、幕府の犬…なぜ犬はよく言われない?
- ◆輸送革命を起こした大八車の登場で、犬の交通事故多発!
- ◆将軍吉宗いわく、「犬はどこかに捨てなさい!狩りの邪魔!」
- ◆明治初年の鉄道運賃、人間約1円、犬は25銭!
著者紹介
仁科邦男
- 略歴
- 〈仁科邦男〉1948年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。動物文学会会員。ヤマザキ学園大(動物看護学部)で「動物とジャーナリズム」を教える(非常勤講師)。著書に「九州動物紀行」など。
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