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紙の本
さらば、荒野 (ハルキ文庫 ブラディ・ドール)
著者 北方謙三 (著)
港町の酒場「ブラディ・ドール」のオーナー・川中の元に、市長からある提案が持ちかけられた。その直後、弟の新司が勤務先から機密事項を持ち出し、女と失踪した。弟は何を持ち出した...
さらば、荒野 (ハルキ文庫 ブラディ・ドール)
さらば荒野 ブラディ・ドール(1)
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商品説明
港町の酒場「ブラディ・ドール」のオーナー・川中の元に、市長からある提案が持ちかけられた。その直後、弟の新司が勤務先から機密事項を持ち出し、女と失踪した。弟は何を持ち出したのか? そして黒幕は…。シリーズ第1弾。【「TRC MARC」の商品解説】
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正しくハードボイルド(暴力的・反道徳的)小説でした。そもそも主人公役:川中良一からして過剰防衛での殺人歴を持っている。
2018/05/18 07:39
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正しくハードボイルド(暴力的・反道徳的)小説でした。そもそも主人公役:川中良一からして過剰防衛での殺人歴を持っている。稲村市長、東洋通信機の丸山所長に至ってはそもそも悪って感じだし、ヤクザ島岡組に至っては言うまでも無し。むしろ川中良一や藤木といった人間が良識的で真っ当な人間に見えて来る。まあ、裏社会のことなので当然ですか。少々文章が荒っぽく、展開も些末な経緯は省いて先へ進むといった荒っぽさがあるが、それがむしろハードボイルド(暴力的・反道徳的)感を盛り上げている。但し、事件全体の結末としては、曖昧な部分をかなり残しつつも一応の決着をみたといった感じで、少々不満が残る。