目次
いま、村上春樹を読むこと
- 土居 豊(著)
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目 次
まえがき
第1章 村上春樹ノーベル文学賞騒動 二〇〇六年─二〇一三年
1 村上春樹がノーベル文学賞に選ばれなかった理由について
2 「世界が愛読する村上春樹」と「日本人が嫌う(茶化す)村上春樹」のギャップとは?
3 村上春樹とノーベル文学賞作家たち
4 村上春樹とノーベル文学賞予想の狂騒
第2章 村上春樹氏講演見聞記
1 当った! 村上春樹講演!(筆者の二〇一三年ブログ記事より
2 特別寄稿「村上春樹 魂のいちばん深いところ」(「考える人」二〇一三年夏号)を読んで
3 村上春樹講演会便乗商法
4 村上春樹のボストンマラソン・テロへの寄稿について(筆者の二〇一三年ブログ記事より)
第3章 アフターダークからはじまる新時代の倫理─暴力の系譜
1 村上春樹作品における暴力の系譜
2 『アフターダーク』における新しい時代の、新しい倫理の試み
3 3・11と原発事故後、目立ってきた村上作品の倫理観
第4章 東京奇譚集─ざっくばらんな女たちの系譜
1 ざっくばらんな(粗野な物言いの)女たちの系譜
2 「小説家・淳平もの」シリーズ、村上春樹自身による村上春樹像の試み
3 「死と再生」「喪失」のテーマ
第5章 ミステリーとしての『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』─シロを殺した犯人は?
1 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』はどんな作品か?
2 シロを殺した犯人は?
3 真実を語っているのは誰?
4 オープンエンドの結末の理由
第6章 連作短編集『女のいない男たち』─春樹自身によるもう一つの春樹ワールド
1 『ドライブ・マイ・カー』(文藝春秋二〇一三年一二月号掲載)
2 『イエスタデイ』(文藝春秋二〇一四年一月号掲載)
3 『木野』(文藝春秋二〇一四年二月号掲載)
4 『独立器官』(文藝春秋二〇一四年三月号掲載)
5 「シェエラザード」(「モンキーvol.2」掲載)
6 「女のいない男たち」(単行本書き下ろし)
第7章 春樹バッシングの人々─デビュー当時から、「イカ臭いレビュー」まで
1 村上春樹叩きの風潮を嘆く
2 【村上春樹さん新作はイカ臭い? とてつもないAmazonレビュー】というのを【滅多切り】する
第8章 村上春樹作品中の煙草ポイ捨て描写へのクレームについて─この国の小説はどうなってしまうのか?
1 村上春樹「煙草ポイ捨て」問題
2 村上春樹「煙草ポイ捨て」問題 その2
3 村上春樹「煙草ポイ捨て」表現への抗議と、表現の修正について
4 村上春樹「煙草ポイ捨て」抗議と表現の修正、その後
エピローグにかえて─1Q84読書会の試み(二〇〇九─二〇一四)
1 第1回『1Q84』読書会
2 第2回『1Q84』読書会
参考資料一覧
古典文学・文学史・作家論 ランキング
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