紙の本
起承転結の転にまできました
2005/08/28 18:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い物語の展開部にあたる1巻です。
ポウルと母ジェシカが砂漠をさまよい、導かれるようにしてフレーメンに出会い、二人ともに彼らに受け入れられていく過程が描かれています。いくつかの儀式が印象的です。
ところどころハルコンネン家の話が織り込まれ、これで次には対決が見られるのだなということを教えてくれます。
確かにエコロジーを想像させるところも見られますが、それよりも1人の少年の成長の物語の面や救世主物語の面を楽しむほうが、長い物語を読み通すには適しているのかもしれません。
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逃避行を続けるポールとジェシカが、砂漠の民・フレーメンに受け入れられまでの巻。砂漠と異文化という組み合わせ、ジハドという単語などからはどことなく中東が連想される。それはそうと、挿絵の代わりにところどころ挟まれている映画のシーンに全く見覚えがない...。
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アトレイデ家の最後の生き残りポールとその母ジェシカ。砂漠の民フレーメンに身を隠す。全長400mにもおよぶワームの襲撃を逃れながらの灼熱の砂漠の逃避行と、大スペクタクルの連続です。
でも、今回のテーマは異文化との衝突。水が全ての起点となるフレーメンにいかに受け入れてもらえるか。ポールとジェシカの適応しようとする姿がすさまじい。過酷な環境では死者の体の水分までが社会の共有資源としてリサイクル・配分されます。そのような根底の違いを、気持ち悪いとか一方的な善悪の判断によって断罪して自分の世界を押し付けることをせず、違い・文化として尊重することから理解が始まっていく姿を描いていきます。これこそが、真のグローバルな思想ではないでしょうか?最近読み返した「火星年代記」は人間って、そもそもそういううことができないオロカな生き物なのよねって哀しみをこめて描いているのと対照的で、興味深いです。
設定は惑星級ですが、このような文化や慣習の衝突は、国家間の関係から、友人、夫婦間の関係にいたるまで日常でもあふれているわけで、いまさらながらハッとします。
再読して良かった。これは傑作!
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デューンシリーズの3
表紙 5点映画のカバー
展開 8点1965年著作
文章 7点
内容 880点
合計 900点
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なんでかわからないけどあっという間に読める。読んでてこっちが先なのは知りつつもスターウォーズっぽいなーと思っていたら、こっちが一部元ネタになっていたらしい。砂漠でのサバイバルと砂漠の民に受け入れられるまで。きっとこれから大きな陰謀と戦うのでしょうな。将来地球がほんとに水不足になったら、わりと近い未来があるんじゃないのだろうかと思ったり。
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「デューン 砂の惑星(1)(2)(3)(4)」(フランク・ハーバート : 矢野 徹 訳)を読んだ。
50年以上前に書かれたSFなのだが、とにかく何度読んでも引き込まれしまう。次は「砂漠の救世主」で、さらに「砂丘の子供たち(1)(2)(3)」と、当分の間この世界に籠る予定である。
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ポールのミラクル大作戦という言葉が頭から離れない。
今のところかなり地味。よくこれを映像化しようと思ったな。
さあ、最終巻へ。