投稿元:
レビューを見る
賞に漏れたアマチュア作家の作品。
それぞれ優れたところがあるけど一番面白かったのはは批評対談していた宮部さんと北村さんでした。的確すぎる。
投稿元:
レビューを見る
第二回創元推理短編賞最終候補作六編収録。
最優秀賞に該当する作品がなかったが、どの作品も何かちょっと惜しいのでこのような形で出版になった模様。
大変興味深く読みました。
日常の謎を扱ったミステリを書くのは優れた先人が既にいらっしゃるので、すごくすごく難しいとのこと。
むーん。勉強になります。
投稿元:
レビューを見る
創元推理短編賞候補収録
(収録作品)憧れの少年探偵団(那珂井聖)/象の手紙(植松二郎)/瑠璃光寺(永井するみ)/試しの遺言(永多正夢)/崖の記憶(釣巻礼公)/萬相談百善和尚(遠田緩)
投稿元:
レビューを見る
平成7年度“創元推理短編賞”応募数362作。
最終候補作10編。
そのうち、6作が協議にかけられたものの、受賞作は無しという結論に達したという。
北村薫さんと宮部みゆきさんによって、選ばれた最終候補6作品。
すべて、確かに楽しく読むことができた。
ただ、あんまり切替の早くない私には色んな作家さんが書かれたお話が一冊で読めるという短編集は勿体無い。
わたわたしてしまう…情けない。
お気に入りは『試しの遺言』。
暗号は分からなかった・・・頭を柔らかくせねば。
あと、『憧れの探偵少年団』。
けっこうすきなタイプのお話。
宮部さんの言う通り、子供を描く時に“大人の視点”を出さないようにするのって、難しそう。
“大人が書く子供”=“リアル子供”に結びつくことができるかどうかというのもあるけれど。
推理作家を志す方向け…というようなことも書いてあったが、確かに北村薫さんと宮部みゆきさんの評を読めるのは面白かった。
志されている方はこういったコメントも参考にされるのだろうか、なんて想像をしたり。
投稿元:
レビューを見る
平成7年の「第二回創元推理短編集」最終選考に残った十編のうち、レベルの高かった六編を集めた短編集だそうです。
各作品とも、【最終選考に残ったものの、受賞には至らなかった】レベルですから玉石混淆、読む側の趣味趣向によって傑作か駄作かが別れそうです。
自分が面白かったのは「萬相談百善和尚」。途中でネタはバレバレですが、この「ピタゴラマシーン」というか「わらしべ長者」というか、そんなストーリーがどう作動してオチが付くのか最後まで目が離せませんでした。
逆に詰まらなかったのは「試しの遺言」。予習しないと解けないような暗号解読とか心底どうでもいいです。あと、遺産の取り分と兄妹が出てきたら「囚人のジレンマ」に話が行くんじゃないかと思っていたら全然そっちには行きませんでした。
ついでに言うと、一番面白かったのは巻末に収録されている宮部みゆきと北村薫の対談でした。大好きな作家さん二人の対談ですから、面白くないわけがない。願わくば、「崖の記憶」について語っている時、北村薫さんが「俺の青春を返せ!」って言ってるんですけれど、宮部みゆきさんに「お前が言うな!」ってツッコミを入れて欲しかったですね。
推理短編六佳撰 (創元推理文庫)収録作品一覧(6作)
遠田緩「萬相談百善和尚」
釣巻礼公「崖の記憶」
永多正夢「試しの遺言」
永井するみ「瑠璃光寺」
那伽井聖(秋梨惟喬)「憧れの少年探偵団」
植松二郎「象の手紙」
投稿元:
レビューを見る
2013.12.27再読 処分
平成7年度創元推理短編賞の最終候補作10作の中で、優秀だった6作品を纏めたもの。
どの作品も読みやすく、やや物足りなさを感じたものの、下手なプロの作品よりも面白く読めた。