紙の本
物が無くなった時のいい訳が出来ます!(小人たちシリーズ)
2023/06/06 10:01
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像力を掻き立てられていいかもしれません。
この小人シリーズは全五巻です。どれも、とてもワクワクドキドキさせてくれます。
ジブリ作品でアニメ映画にもなっていますが、これは原作本をぜひ読んで欲しいです。
目線をグッと下げてみると、そこには別の世界(小人たちの世界)があります。
人間たちから借り物をして生活をする小人たち。
家の中で何かものが無くなった時に「きっと、小人たちが借りていったんだよ!」と思うと、なんだかワクワク楽しくなってきます。
また、挿絵が素晴らしい。
秋や冬の夜長にココア片手に読むといいかもしれません。
紙の本
アリエッティに会いたい
2020/11/27 07:19
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2010年夏に公開されたスタジオジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督)の原作であるイギリスの児童文学。
あの宮崎駿さんは企画と脚本で参加しています。
そもそも原作は1952年に出版されたもので、原題は「THE BORROWERS」で日本語にすると「借り手」ですから、ジブリ作品の方がニュアンス的には近いかもしれません。
もっとも岩波少年文庫にラインナップされたのが1956年ですから、「床下の小人たち」の方が物語を端的に表していてわかりやすかったともいえます。
この物語はタイトルが示す通り、ある古風な家の床下に住む三人の小人の家族の物語です。
父はポッド、母はホミリー、そして一人娘のアリエッティ。
彼らの世界では絶対に人間にその姿を見られてはいけないという不文律があります。
ところが、ある日ポッドがその家で静養に来ていた男の子に姿を見られてしまいます。
嫌な予兆の始まりです。
さらにはアリエッティまでも見つけられ、男の子としゃべってしまいます。
この時男の子はアリエッティのような小人の種族はいつか滅びるという辛辣なことをいうのですが、子供は時に残酷なことを平気に口にする。
そういうありのままの子供を描くことで、子供たちがその物語を自分にひきつけていく。そんなところに優れた児童文学があるのだと思います。
そして、アリエッティたちはついに男の子以外の人間にも見つかってしまい、なじんだ床下から出ていくことになります。
「借りぐらし」というのは、人間の生活からこまごましたものを借りて自分たちの暮らしを支えること。
そんな生活をしているアリエッティたちが本当にいるかもしれない、そんなことをふと思います。
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床下に「ちいさい人たち」がこっそりと暮らしていたら…。
子供の頃から大好きな小人シリーズ。大人のあなたもはまるかも
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子供の頃に読んだ本。床の下には小人が人間の物をちょっと借りたりして暮らしているのです。=田口ランディの「オカルト」の「ふんがも」の謎とあたしは思ってます。
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人形でも妖精でも小人でも、人間以外の生物がどんな風に暮らしているのかが一番気になる私。
オルゴールのソファー、糸巻きの椅子、切り取って使う丸のままのじゃがいも。
…ラヴ。続編も良いです。
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イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家.生活に必要なものはすべて,こっそり人間から借りて暮らしていましたが,ある日,小人の少女がその家の男の子に見られてしまいます―.カーネギー賞を受賞した,イギリスファンタジーの傑作.「小人シリーズ」の第1作.
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イギリスの古風な家の床下に住んでいる小人の一家。彼らは人間からこっそり借り暮らしの生活をしていました。我が家にも絶対借り暮らしの小人さんたちが住んでいるなと、読めば読むほど思えてきました。借り物から、生活に必要なものを工夫して作り出していく自然なエコさが素敵です。カーネギー賞受賞作品。
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英語の授業の教科書として使われました。毎度必死になって訳して読み進めていきました。
さし絵もとってもいいです。
たかが児童文学、されど児童文学。
床下から野にでたり、川をくだったり、小人たちの冒険がシリーズ化されています。
家の中で、物がなくなったり、思ってもいないところに落ちてたり…
そんな経験はありませんか?
あなたの家にも借り物ぐらしの小人たちがいるかもしれませんよ。
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この本を初めて読んだころ、KiKi もちょうど箱に入れて大切にしていたボタンをなくしてしまった直後でした。 当時の KiKi は洋服と言えば親戚のお下がりばかり・・・・だったのですが、そのボタンがついていた服はそんな中、珍しくも KiKi のために新品を購入してもらったもので、さすがにその頃にはもう小さくて着られなくなってしまい、ボタンだけをまるで宝物のようにしてとっておいたのです。 その大切なボタンの行方がわからなくなってしまったことは当時の KiKi にしてみると大事件で何日も何日も家中を探し回り、大騒ぎしていました。 そんな最中に出会ったこの物語。 そして、
「ああ、うちにもポッドやホミリー、そしてアリエッティみたいな小人がいるんだ。 そして KiKi のあの宝物のボタンをアリエッティみたいな女の子が大切にしてくれているんだ。」
と信じ込むことにより、ようやく諦めがついた・・・・・そんな気分になったことを思い出します。
人間の生活に依存しながら、床下に暮らしている小人たち。 その設定が今回読み返してみてもとても素敵だと思いました。 どこがいいかって、この小人たちが人間から借りてくるものが、「仮に人間がなくなったことに気がつくことがあっても、そんなに気にしないような些細なもの」であるところ。 確かにメイおばさんの弟が言うように、彼らの「借りる」という行為は「返す」という行為とはセットになっていないので、「盗む」という行為とさして変わりはないかもしれないけれど、それでも「些細なもの」でありすぎちゃうために微笑ましさが先に立ってしまうんですよね~。
(全文はブログにて)
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学生のころ、司書関連の講義で知り、おもしろそうなので購入した
ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」とは別もの、映画化される前に読んでおいて良かった
表紙から物語の導入は始まっていて、世界で読まれている理由が理解できる
小学校高学年以上の子どもが何かを無くして見つからなかったら、注意してからこの本をそっと差し出すと良いかも知れない
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スタジオジブリがアニメ化するということで。
名作を映像化することで、原作に触れる機会を与えて下さっとるんでしょうかな。
ええこっちゃ!
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子供の頃大好きで、シリーズで読みました。スタジオジブリで映画化されましたね。昨日、ジブリ恒例のチラット予告を見ました。楽しみです。
映画の公開前に再読して、原作と比較したいかも。
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夏にジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」ってのをやるそうで、原作読んでみました。
なんだか懐かしい岩波少年文庫^^
家の床下とかに人間のものを借りて住んでる小人たちがかわいくて快適そうでいいかんじでした。
女の子って(たぶん男の子よりは)ちっちゃいものとかお人形さんごっことかおままごととか好きだから、
そんな女の子ゴコロをくすぐられました。
マッチ箱のタンスとか
豆本とか糸巻き(ボビン‥あれ?ボビン‥?)の椅子とか
かわいいかわいい!
わたしは宮崎駿さんが好きなんであって別にジブリがすきなわけじゃないけど、ちょっと映画もみたいかも〜
ものを借りてくる!再利用!エコ!みたいな説教くさいのだったらいやだけど‥
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「それ、どういうこと?」
「つまり、人間っていうものは、つまらない雑用をするために、つくられたものだと思ってるんだね ― どれいの役をする大男だっていうことさ。
すくなくとも、お互いに話をするときは、そういってるんだね。
だけど、内心では、こわがっているんだって、おとうとがいっていたよ。
おとうとの考えだと、こわがっているんで、そんなにちいさくなってしまたんだっていうわけなのさ。」
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こんな話をしてくれた。
ある会社で受付をしていた頃、不思議なことがあった。
朝、出社してくると受付の花瓶に生けてある花が数本、首を切られたかのようにポトリと落ちているのだ。
はじめは気にもかけていなかったのだが、数日続くといやな気持ちになる。
毎日というわけではないが、そのうち頻繁に同じことが起きるようになった。
花屋を変えてみるか、
誰か寝ずの番をするか、
いや、お払いしたほうがよい。
皆、口々に勝手なことを言う。
気のせいだと取り合ってくれなかった総務課長もオフィスのうわさになってくると対策を採らざるを得なくなったそうだ。
それでどうしたのか。
当時、出始めたばかりのホームビデオをどこからか調達して夜間撮影してみることにしたそうだ。
しかし、当時の性能では一晩中撮影し続けるわけにはいかない。
ビデオテープが切れるまでまわし続けるが何も写っていない日が続いたらしい。
それでも、朝になると花は落ちていたという。
そんなある日。
いつものように昨晩のビデオをチェックしていた課長が声を上げた。
花が落ちたのだ。しかも何かがいる!暗くてよく見えないが。
うわさがうわさを呼んだ。
小人が住んでいるんじゃないか?
いや、座敷わらしだろう。
花の妖精の仕業では?ティンカーベルみたいな。
総務課長には支店長から原因究明の業務命令が出た。
そして、
ついに決定的瞬間をとらえた。
「それで、なんだったの?」
「それが、ネズミだったのよ。」
あまりにあたりまえの終結。
少しがっかりした。
「でもね、正体がわかるまでは結構楽しかったんだ。みんなであれこれ考えて。
でも、不思議に誰もネズミだって言わなかった。みんな夢がみたかったのかなぁ。」
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ジブリ映画『借り暮らしのアリエッティ』の原作です。
とっても楽しいものがたりでした♪
続編も読みたいなぁ・・