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長崎くんの指 みんなのレビュー

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  • 星 1 (0件)
24 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

美しい世界がここにある

2011/02/22 15:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なかはらとまと - この投稿者のレビュー一覧を見る

美しい世界がここにある。なにげない日常がこんなにも光り輝いて見えるのは、歌人でもある東直子さんの言葉の魔法のなせる技だろうか?「コキリコ・ピクニックランド」にまつわるエトセトラ。長崎くんの指に恋してしまう女の子の物語り。長崎くんに恋してるのか、指に恋してるのか、まったく分からないながらも長崎くんに惹かれ続ける、わたし。

やはり、歌人だなぁと感じさせる文章を引用させて下さい。とても素晴らしいのです。「言葉ではないものが、いいんですよ。毎日、毎日、家でも仕事場でもいろんな言葉があられみたいにぶつかってくるでしょう。もうずいぶん慣れました。慣れましたが、傷つくこともありますよ、生身ですからね。でも、花や蝶は黙ってきれいなものを見せてくれる。心を動かしてくれる」

心に潤いを与え続けてくれる東直子さん。感受性が豊かになれそうな、そんな、作品。連作短編で、読みやすく、お話が繋がっているので、楽しく読書出来ました。是非おススメしたい作品です。

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紙の本

どこかで読んだ、っていう感じが付きまとうんですが、それが決して嫌な感じではありません。この上品なエロスはなかなかです

2007/02/10 17:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

装幀だけを見て選んだ本ですが、当たり!でした。でも、てっきりポプラ社のものかと思っていたんですよ、このブックデザイン。いわゆるソフトなハードカバーで、手にした感触がとてもいい。しかも、カバー写真がとても素敵なんです。長女に見せたら、それって毬藻?って聞かれてしまいましたけれど、緑色の球体が可愛らしい。無論色合いも素適です。
そんなカバー作品は勝本みつる、[ sound from a study in green ] Mitsuru Katsumoto。装丁が名久井直子、撮影は清水朝子。
目次の書き方が、ほんの少しだけ楽しいので写しておけば
長崎くんの指/目次 と、この「/」の入り方がいいです。で各話を( )内に初出を補って紹介すれば
・長崎くんの指 (『ウフ.』2005年 9月号):家出をして仕事と住居を探していた私が見つけたのは、遊園地の仕事と物置みたいなところ。それを提案してくれた長崎くんの指は、すっきりと細く、すんなりと長く、すべて適度にふくらんでいる几帳面さがたまらない、まさに知的で完璧な指だった
・バタフライガーデン (『ウフ.』2005年10月号):妹の娘の面倒を見ている私は、遊園地の温室。そこで働いている岩山さんに魅せられて
・アマレット (『ウフ.』2005年12月号):その人並みはずれた美貌のせいで小さい時から誤解されつづけてきたマリアさんが、会社の受付を辞めて辿り着いたのは、遊園地の観覧車
・道ばたさん (『ウフ.』2005年 1月号):麻美の家の前で行き倒れていた女性を引き取ったお母さんは、記憶を失った彼女を道ばたさん、
・横穴式 (『ウフ.』2005年 3月号):遊園地の洞窟アトラクションに心霊スポットの取材に行った私が出会ったのは
・長崎くんの今 (書き下ろし):服を脱ぎ散らかして寝てしまうことがある長崎くんもやっと一児の父に。そんな彼がふと思い出す
——————
夕暮れのひなたの国 (『短歌ヴァーサス』第4号)−あとがきにかえて
となります。読みながら川上弘美や角田光代、三浦しをん、それに小川洋子といった人たちを思い浮かべました。男の人との距離感、ちょっとフェティッシュなところ、人間関係の捉え方。同時代性としかいいようの無いものが、これらの人にはありますが、それが決して流行のお涙頂戴に流れないところも似ていて、いいです。
それから性的なものの表現が、とても上品で、女性からみたそれがとても自然に描けていて、これが耽美的な方向へ向かうと、決してそうはなりません。一つ上の世代が、ともすればベトベトしたセックスを描くのとは大きく違って、どこかサラっとしている、それでいて気取っているわけでもない(ま、しをん、はもっと露悪的ではありますが)。私は表題作が1番好きですが、他もすべて水準以上の出来。気負っていないところが素適です。
著者は歌人だそうで、これが初の小説集。「コキリコ・ピクニックランド」という遊園地を舞台に、七人の人間がゆったりと縁を結ぶ、そうとでも言いたい連作集です。連作といっても緊密さは控え目。なんていうか、繋がってはいるんですが、延ばした手と手が触れずに、それでいて求め合うような感じ。
著者略歴を見ると情報が満載。私は全く知りませんでしたが、それを見る限りはこの人、かなりの人気者らしいです。この分であれば、次作も期待できそうです。おなじ人間の縁(えにし)を描いても、加納朋子の『モノレール猫』に感じた甘さはありません。ちょっとクールな感じが、私好み。それにしても『ウフ.』っていう雑誌、心惹かれません?

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2006/12/04 11:35

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2006/12/30 17:55

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2007/02/25 23:01

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2009/11/02 18:47

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2010/06/15 01:44

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2010/08/14 17:39

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