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文学賞メッタ斬り! 2008年版 たいへんよくできました編 みんなのレビュー

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紙の本

読んでいて思うんです、大森望と豊崎由美ってもしかして、人間的に石田衣良と合わないんじゃないかって。だって長嶋有のときとあまりに違うんです、二人の反応・・・

2008/10/02 20:34

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎年似たような事書いているんじゃないか、っていう予想を裏切って、出るたびに楽しませてくれるシリーズ本ですが、今回も楽しんでしまいました。そういう意味で柳の下の二匹目、三匹目のどぜうが沢山いるっていう証ではあります。ま、今後問題が発生するとすれば、大森・豊崎両氏のモチベーションでしょうか。

ブックデザイン 鈴木成一デザイン室、装画 天明屋尚というのは変わらずで、印象も特に変化はありません。とりあえず、目次で全体の流れをつかんでもらうことにしましょう。

はじめに 大森望

ROUND1 [メッタ斬り!トークショー]
 受賞作家の逆襲上
――長嶋有×大森望×豊崎由美
ROUND2 [メッタ斬り!トークショー]
     受賞作家の逆襲下
――石田衣良×大森望×豊崎由美
ROUND3 定点観測、芥川賞・直木賞
     第137回 芥川賞・直木賞 新選考委員のお手並み拝見
     がんばれ、小川、川上、浅田委員、だがしかし……
第138回 芥川賞・直木賞 メッタ史上初の予想完全一致
     吉と出るか、凶と出るか、はたして?
潜入!「芥川賞・直木賞授賞式」緊急レポート
ROUND4 もはや定番、
選評、選考委員メッタ斬り!
ROUND5 誕生!
「文学賞メッタ斬り!」新人賞
ROUND6 決定!第三回
「文学賞メッタ斬り!」大賞
ひと目でわかる文学賞マップ
文学賞カレンダー
索引
巻末特別附録 '07 ~'08年版・文学賞の値打ち

となっています。『文学賞メッタ斬り!リターンズ』では島田雅彦、『文学賞メッタ斬り! 2007年版 受賞作はありません編』では中原昌也が対談に登場し、怒り、笑い混じりの爆弾発言で読者を楽しませてくれましたが、今回は長嶋有、石田衣良のご登場。ま、別々の登場というのに、配慮は感じられます。

まず、対談で言うと、ちょっとズレているかな、って思うのが石田衣良です。人気が凄くある、っていうのは会話からよく伝わって来ます。ま、私にとっては容姿も含めて少しも魅力的ではないんですが、世に人にとってはそうではないらしい。会話だって、少しも面白くなくって、なに格好つけてんの、なんて思いますがファッションも含めていいと思う人は多いらしい。

でも、大森望、豊崎由美の両氏の会話が少しもはずまないことを見れば、お二方とも石田の人気は認めた上で、でも人間的にはあんまりタイプではないんじゃないか、そんな気がしてなりません。理由ですが、石田の前に登場した長嶋有との対談のノリが良すぎることがあるかもしれません。長嶋の気取らなさもありますが、それに反応する二人の様子が実にいい。打てば響くっていう感じなんです。

ちなみに、それは私の長嶋・石田両氏の作品に寄せる評価と似てはいます。長嶋作品で読んだ『エロマンガ島の三人』については、筒井康隆先生を思い出して楽しみましたが、石田の作品については直木賞受賞後に二冊読んで趣味に合わず長い間遠慮という状態。ちなみに石田については、つい先日、日本文藝家協会編『現代の小説2008 短篇ベストコレクション』所収の「絹婚式」を読んで、上手さに驚き評価を改めているところではあります。ただし、容姿についての評価は落ちる一方ですが・・・

さて、作品名索引には多分198冊載っていますが、そのうち、私が読んだものは52冊。時代人として角田光代、桜庭一樹を逃すことはありませんが、川上未映子の諸作と佐藤亜紀『ミノタウロス』を読んでいないのが気になります。勿論、桜庭一樹『私の男』、『赤朽葉家の伝説』、松浦理英子『犬身』は読んでいて、絶賛したことは忘れていません。

ちなみに、桜庭一樹の直木賞受賞は当てても少しも自慢になりませんが、佐々木穣『警官の血』の受賞を予想したのは私も同じなので、そこまで同じだとすると私の見方も満更ではないな、と自画自賛。ちなみに、私はお二方絶賛の北村薫『玻璃の天』については評価しません。むしろ北村は『スキップ』でこそ受賞すべきだったと思っています。今となっては菊池寛賞の方がにあうんじゃないかなんて思ったりもして。

とはいえ総じて角田光代、北村薫への評価はお二方と同じ。全く理解できないのが畠中恵で、好みの問題で第一作で読むのをやめているので、そんなに上手くなったのかなあ、なんて思っています。ちなみに、次女は「しゃばけ」のシリーズが好きで、高校の友だちもかなり読んでいるとか、いちおう公平を期すために書いておきます。ともかく、現代日本文学最良の案内本であることは間違いありません。

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2008/08/02 00:43

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2008/09/27 00:52

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