サイト内検索

詳細検索

送料無料(~12/31)

[CPあり]2016年年間ランキング【ランキングTOP】(~12/14)

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

終点:大宇宙!(創元SF文庫)

終点:大宇宙! みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー6件

みんなの評価3.6

評価内訳

6 件中 1 件~ 6 件を表示

WSB的ゴジラ

2013/07/21 08:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

1950年にある南洋諸島の一つに、旧日本軍施設を目的にアメリカ海軍の艦船が訪れ、そこで異様な物体を目にする。それは1946年に行われた核実験で眼を覚ました怪物だった。それは長い長い眠りについていたのだが、遂にその本能が目覚める「休眠中」。ゴジラの設定を先取りしたような話だが、その宇宙的スケールの背景への視点の移行がまさにワイドスクリーンバロックだ。
収められている全部の短篇が、ワイドスクリーンバロック。
人類の滅亡した後の地球に宇宙船が訪れる。調査のために地上に残されたミイラを再生させたところ、この地球人がメチャ強い。スーパーサイヤ人級である。地球人として快哉を叫ばずにいられない。ばかばかしいが本当に。破壊と殺戮の予感に血が滾る「怪物」。
恒星間ペンフレンドクラブ(!)を通じて迷い込んだ手紙。その奇妙ではあるが、ただの手紙のやり取りに過ぎないはずの中に、宇宙規模の陰謀が隠されていようとは。「親愛なるペンフレンド」
平凡な少年が経験する、異星人の侵入というささやかな冒険。そうして成長していく少年たちが担う、人類の未来を託す大冒険があった。「音」
火星に不時着した男を迎えたのは、人類に生存可能のように見えるのに、微妙にその存在を拒む世界だった。まだ「生きている」その都市の廃墟で、彼が生き延びるためにとった戦略「魔法の庭」。
アルファケンタウリに向けて、人口冬眠によって数百年の旅をする宇宙船。SFに馴染んでいれば気がつくように、彼らはその後に開発された新しい宇宙船に追い越されてしまう。しかし話はそこだけでは終わらない。飛行士の勇猛な冒険心は、新たな奇跡をもたらす「はるかなりケンタウルス」。など。
新しいテクノロジー、いくらかの勇気、それらはスリリングな冒険物語を生み出すというだけではなく、広大な宇宙、極彩色の未来への窓を一気に開けて、一瞬にして銀河全体を視野に収める巨大スクリーンを映し出す。
1950年前後に空想したテクノロジーではあるが、それとともに人間の心理について、現代で言えば脳科学に相当しそうな深い洞察力によって、人類文明にもたらす影響を爆発的にしていて、まったくこの自由奔放さには現代人も顔色無しである。
21世紀人よ、これがワイドスクリーンバロックだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2013/07/31 22:35

投稿元:ブクログ

SF者歴30年弱の不肖鴨、ぶっちゃけ申し上げます。ヴァン・ヴォークトって面白いか?(爆)
ご都合主義全開のストーリー、科学的裏付けを土足で踏みにじるワケの分からない理論構築、何を考えているか全く共感できない登場人物。小説としての完成度は、二流以下もいいところです。SFを読んだことのない人がこれを読んだら、「はぁ?何言ってんの?」の一言で済まされてしまう類いの作品集だと、鴨は思います。

しかし、逆説的に言って、ヴァン・ヴォークトの作品は誰疑うことのない、正真正銘のSFなのです。SFとしてのアイディアを最大限に詰め込んだ、その結果として物語としての完成度はどうでもよくなっている、ある意味極北とも言えるこの振り切れ具合。だからこそ、「これ面白いのかな〜」と思いつつ、鴨はヴァン・ヴォークトをこれまで読み続けているのだと思います。まぁ、だいたい読了後に後悔するんですけどね(笑)

2014/03/16 18:18

投稿元:ブクログ

50年代の短編集ですが・・・なぜ、これが復刊の対象になったのか・・・

アイデア・ストーリーであることは確かなのですが、それだけだしなぁ。SFとしてもあまり面白くない。

「宇宙船ビーグル号」は傑作なのに。

2013/01/21 17:37

投稿元:ブクログ

SF短編10編。1973年の作品だ。

 まさにこれこそSFって感じのファンタジー だ。いいなぁ。やっぱりSFはいいなぁ。

 オープニングの「はるかなりケンタウルス」は睡眠航法で目的地に近づいたと思ったら、後世の技術で子孫たちに先を超されていたって話。体の匂いが違うとか、なかなか細かいところに配慮があり楽しい。オチもきれいに決まるし、オープニングには最適の作品だ。

 次の「怪物」はイマイチ。再生された生命がってことだがわかりにくい。訳が古いからかなぁ。「休眠中」 は終末関係。バビル二世のノリが良い感じ。あっと驚く適合の「魔法の村」もいい感じ。金星人登場の「一罐のペンキ」はガジェット、つまりペンキという脇役がすばらしい。

 続いてショートショートの「防衛」は古典的楽しさ。「支配者 たち」は心理的なお話だが、長い割に意味不明。オチが読める「親愛なるペンフレンド」は残念ながらイマイチ。

 期待の「音」は、ハズレとまではいかないにしても、平坦に過ぎてひねりがない。題もわかりにくいかなぁ。ラストの「捜索」は既読だ。どこで読んだかわからない。そのために、ここブクログに登録しているんだが、貧弱な検索機能ではヒットしないようだ。古典的タイムトラベルモノなんだが、くどい感じ。悪くはないんだけど、古さを感じるな。

 とにかく SF は良いな。また、この作者さんの作品を読み漁りたいな。吹田図書館にはほとんど蔵書していないから、隣町遠征かな。

2013/06/02 17:36

投稿元:ブクログ

『はるかなりケンタウリ』☆☆☆☆
『怪物』☆☆☆☆
『休眠中』☆☆☆☆
『魔法の村』☆☆☆☆
『一罐のペンキ』☆☆☆
『防衛』☆☆☆
『支配者たち』☆☆☆
『親愛なるペンフレンド』☆☆☆
『音』☆☆☆
『捜索』☆☆☆☆
これぞSF。珍しく著者あとがきがある。

2012/10/29 12:50

投稿元:ブクログ

収録中ベストは「音」。ほんとSFの音がする一編です。「捜索」どこかで読んだ記憶が。ググってなるほど河出文庫の20世紀SF(1)に伊藤典夫の翻訳あり。火星の村で金星のペンキを浴びてきます。

6 件中 1 件~ 6 件を表示