紙の本
世捨て?
2018/10/17 02:39
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまの世の中だと、いくら「世捨て人になりたい」と願ったところで、現実には不可能ですよね。夢物語でしかない。
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「世捨て」とは、世間の物差しから脱出すること、すべてに天邪鬼なものいいが小気味いい。
例えばうぬぼれなさい、世間は悪魔だと思えばいい、目的・目標を持たずあるがままがよい、忙しいのは不幸、競争が当たり前になると弱いものいじめも当たり前になる、頑張らずにのんびり生きよ等々、一見反感を買いそうなボールを投げながら、根底には仏教に根差す優しさと謙虚さを教えてくれる。
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ひろさちやの本は面白いね~
P5
苦しみはなくなりません。
苦しみでなくなるだけです。
P109
誰でも幸せになる権利はあるが
不幸になる自由もある
P106
大器免成
P95
いま政治が考えるべきことは
(景気の回復ではなく)
どのようにして少しずつ生活を
質素にしていくか、そのプログラム
P150
見過ごしの精神
《他人の過去を見てはいけない。
他人がしたこと、しなかったことを
見てはいけない。
ただ、自分がしたこと、しなかったこと見て
それが正しかったか、正しくなかったかを
よく反省しなさい》
P165
いいことをしても報酬を求めず
その行為自体を喜ぶ
P160
因果とか因と果が同じになること
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なるほど、と思う部分もあればそれは屁理屈では?と思う部分もある。
自分はわりと「あきらめ」を意識して生活するようにしてるのでスっと入ってくることも多かったです。
「あきらめ」て、のんびりおっとり生きたいけど、世間の常識に囚われて「一般的な人間として生きなきゃ!」とも思うので難しいですね。