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No.660
デザイン思考の好事例として、日本のクールビズが取りあげられていた。日本のカタイ文化の中で、ノーネクタイという新たな慣習を「エコ」と結びつけて普及させた効果は大きい。
シリアスプレイって言葉が気に入った。
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いやよかった!デザイン思考は、単なる「思想」ではなく、「観察」「試行」「実践」を伴い、人々に「行動」促すもの。人間を中心に据えたデザインを考えるという立ち位置にたつと世の中を見る眼が大きく変わるのだと心躍る思いになった。今のところ今年1番インスピレーションをもらった書籍だ。
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2014.06.05 IDEOのトップ、ティム・ブラウンによる著書。デザイン思考の重要性や可能性をなんとなく感じる本だ。個々の章は若干冗長な感じもするが、全体からは、先進性とクリエイティビティーが感じられる。決して論理的ではないが、なんとなく感じさせてくれるところがすごい。
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人々のニーズを探り出し、飛躍的発想で生活を豊かにする――それが「デザイン思考」だ。研究や開発部門だけでなく全社的に浸透させれば、組織は持続的にイノベーションを生み出すことができる! その推進役として名を馳せたデザイン・ファームIDEO。そのCEOが、デザインとイノベーションの必要性を熱く語り、組織を蘇らせる方法や社会的問題を解決するための秘訣を経験談ともに明かす。
ひとつ確実に言えるのは面白い仕事だという事。
人々の隠れたニーズを可視化して人々に喜ばれる。面白い仕事だと思う。
デザインと言うとどこか専門的で抽象的なニュアンスを含むような感覚があるけれどそんな事も無くて、デザイン思考は誰にでも出来ることだと思うそれを生業にするかは別として、生活にも応用できる部分があると思う。
デザインと言う考え方や見方が変わりました。
もっと身近で分かりやすくなるべきだと思う。
考えるよりもまずは手を動かす事!
百聞は一見にしかず。
現代は昔の人の知恵と努力をベースにもっと人間らしく発展が可能な未来があると思う。
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前々から読んでみたいと思っていた本。
文庫化を機に手に入れました。
デザインというものの力をプロダクトやサービスの表層的なインターフェースだけに留めるのはもったいない。
組織全体を活性化し、組織のそして社会の課題を解決することにも使っていこうぜ、というデザイン思考について概念を紹介する本。
人間中心のデザイン(HCD)という分野が発達する中で、
デザインが対象とする範囲が徐々に広がっていったということもあるし、
社会の方も単純な改善だけでは解決できない複雑で難しい課題がどんどん現れてきていて、まったく新しい解決法を生み出す方法論を必要としているということでもあるんでしょう。
色んな立場、色んな組織にデザイン思考を取り入れることについて解説しているんですが、
正直パッと理解して採り入れようと考えられるような内容ではありませんでした。
発散と集約を繰り返すというデザイン思考のフローをなぞるような形で、
具体的事例と概念の解説が行ったり来たりするし、
解説も抽象度が高くてなかなか難解。
でも読んでいるのものすごく楽しかった。
視点としておもしろい感じたのは「極端な例に目を向ける」という思考法。
視点を大きくズラしてインスピレーションを得る、という姿勢は常に持っていたい。
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着想 インスピレーション
発案 アイディエーション
実現 インプレメンテーション
オープンエンドで反復的なプロセス
従来のマイルストーンの直線的なプロセスとは異なる。
制約を踏まえる
技術的実現性 経済的実現性 有用性
プロジェクト
コンセプトを実現に向かわせる乗り物
制約が、デッドラインが革新を生む
ニーズを需要に変える。
オンラインバンキングとお金の価値観
洞察、観察、共感
企業の製品を受動的に消費するのと、消費者自身が必要なものすべてをデザインするのとの中間が現在。
発散と収束
選択肢を生み出す、と、選択を行う。
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デザインについて最近興味が出ていたところに、丁度店頭で出くわしたので購入。
本書はIDEOのTIM BROWN氏によるものだが、IDEOとはなにか全く知らなかったため、ペースがなかなか掴めなくて読むのにちょっと苦労しました。
いわゆる深澤直人やJasper Morissonなどのデザイナーの話も出てきますが、一番最初は自転車のシマノの話から始まります。そこで語られているのは自転車ではなく体験を売るということ。
よく言われる顧客満足を真正面から迎えに行く、あるいは提供側で満足を作ってしまう(価値提供)という、人にダイレクトに訴えかける手法を事例をいくつも挙げて紹介されます。それでも著者の膨大なバックボーンの一部の引用にすぎないのでしょうが。。
産業デザインは比較的わかりやすい例えになるかもしれないですが(とは言えそのプロセスはとても一言で語れるものではないですが)、日々の仕事をそのように捉えるのは難しい。しかしながら、色々な事例を散りばめて
くれているおかげで、自ずとブレインストーミングが起こっていました。道理で読むのが大変だったはずだ。
思考実験しながら物事を進めていくことは(厳しいですが)これからやっていきたいなと思いました。忘れそうになったらまたこの本や、近いジャンルの本を読んで思い出そうと思います。
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モノの形をデザインしていると捉えられていたデザイナーがコトをデザインするようになったとして、その考え方を説き、ユーザ体験、ビジネスそしてより良い世界をデザインすることと、デザイン思考の広がりを実体験を踏まえて語る。
アップルやアマゾンなどの考え方はまさにこれなんだろうなと腑に落ちる一方で、この考え方がないからソニーを始めとした日本企業が凋落するのだと妙に納得した一冊であった。
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【学び】
・イノベーションの源泉はデザイン思考にある
・デザイン思考には有用性、技術的実現性、経済的実現性のバランスを取ることが大事
・デザイン思考は人間中心のカスタマーエクスペリエンスに基づくアプローチ
・デザイン思考には洞察、観察、共感が必要
・デザイン思考は拡張手法なのでスタートから関わることで最大の効果を発揮する
【所感】
デザイン思考を学ぶには最適。事例が若干多すぎて退屈する部分もあったが、このビッグデータ、WEBの時代に実地での洞察・観察・共感に絶対的価値を起き、問題を解決するストーリーをデザインする。それがデザイン思考。あらゆる仕事やプライベートに応用できると感じた。ここでも感じたのは、イノベーションには分野横断的チームと、ストーリー全体をデザインできるデザイン思考が必要であるということ。確実に身に付けたいスキル。
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そうかこういう考え方がもう議論されているんだ、と思った。本としては判りにくかったけど、内容は面白かった。
さて、あとは製造業でこういうお客様を巻き込む方法をどう具体的にやれるのか? 考えないと。
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デザインファームIDEOの信条。人間を観察し、話を聞き、共感してニーズや問題を突き止め、アイデア創造、プロトタイピング、テストを行い、フィードバックを得て反復的に改良していく。
言葉の定義を、グラフィックから、社会全体に拡張。結果の世界から見ると自然かつ当たり前になっていること、前と比較すると、よく練られたデザインが見えてくる。
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途中からほぼ斜め読みになったのもあって、まとめが難しい。
デザイン思考という言葉を使い、マーケティング、プランニング、プロトタイプを発散的思考で行えば、あらゆる種類の問題を解決できるということかな。
自分の印象としては、全体的に結構普通な事が書かれてると思った。
もっと何かに絞って具体的に掘り下げたり展開して欲しかった。写真付きで。
あと、インスピレーション、アイディエーション、インプレメンテーションとか、デザイアラビリティ、ヴァイアビリティ、フィーザビリティとか、英語で並べるとかっこいいけど、意味は普通じゃない?
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著者は、世界で脚光を浴びているデザイン会社IDEOのCEO兼社長で、デザイン思考を用いて企業や公共施設などの組織改革、問題解決に取り組んでいるティム・ブラウン。
本書ではデザイナーが普段から行っている「デザイン思考」を用いて、デザイン以外の要素や問題について取り組むことで、今までとは一味違った結果や成功を導けるという内容だ。デザイン思考とは、デザイナーが普段やっていることで、観察・洞察を経てとにかくアイディアを出し、それをまとめて、プロトタイプをすぐにでも作成し、なんども検証を重ねて最終的なゴールに辿りつくという考え方だ。
本書の大半を占めるのはティム・ブラウンが実際にIDEOに来た依頼を元に、その依頼主の予想をはるかにうわのぼる結果を得たり、特にデザイナーをそこで働かせることなく、現場の人たちだけでその問題を解決させたといったストーリーだ。もちろん、アイディアの出し方とか話し合いのルールなどはあるが、デザイン思考を適用する前と後では大きく異なり、すごく改善されているのが目に見える。現場の人たちで考え出すため、「実践」という知を持っているものが出すアイデアの有効さは計り知れない。
何かをするとき、いつまでもダラダラと話し合ったり考えたりしないで、はやく実際に目に見えるもので具体化をして、自分の目で確かめる方が早い。洋服で言えば、試着をしたほうがわかりやすいといった具合だ。そのように実際に何かをするときにはすぐにでも、自分の目でみて判断して改善していく方がいいのである。
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面白かった。デザイン思考という考えがあり得る気がした
以下気になった所を抜き書き
・デザイン思考は探求のプロセス
・制約がなければデザインは産まれない
・最善のアイデアが生れるのは、デザイナーやエンジニアだけでなく、もちろん経営陣だけでもなく、組織の生態系全体に、実験を行う余裕がある場合だ
・「園芸(盆栽)」スキルを用いて、アイデアを育てたり、切り落としたり
・作って考える(プロトタイプを作り続ける)
・「選択のパラドクス」→人々は多くの選択肢を求めているわけでない。単に、ほしいものがほしいのだ
・信頼を広める
・献血者に、しようと思った理由を簡単な物語に
・不透明な手続きにさらされた乗客は、不安で、反抗的で、非協力的になる
・イノベーションは「数打てば当たる」
・大小のプロジェクトを織り交ぜる
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デザイン思考に関して最初の一冊に良いと思う。10章、あとがきから読むとメッセージが分かりやすいかも。ケースが豊富だけれど、少し抽象的で(訳があまりよくないのもあると思うが)消化しにくい。