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紙の本

そろそろ本当の引退か?

2020/11/13 09:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

フレデリック・フォーサイスが著わす小説である。現在もフランスでイスラム系のテロが頻繁に発生している。これはイスラム系過激派がテロを仕掛ける人物を選択して、その人物と組織の関係を断ち切らせたうえで、多様な形態のテロを行うわけである。そこで犠牲になるのはつねに一般の無辜の民である。

 フォーサイスの本編は、このテロの方法を解き明かし、そのテロリストを葬り去ることを使命とする米国政府の秘密組織の活躍を描いている。イスラム系の放送を使用しているという前提である。

 この放送でテロリストはイスラム教徒を洗脳し、狂信的なテロの実行者に仕立てるわけである。この手のテロは現在でもフランスなど欧州で頻発しており、フランス大統領はこの勢力と鋭く対立している。

 米国の各組織には工作部員がいる。この工作部員の中に海兵隊出身の隊員がいる。この
米国の工作員が英国の手を借りて使命を果たそうとしている。主人公の工作員は様々な手を使って放送を行っているテロリストの居所を探し、殺害する。そこまでのプロセスがかなり具体的に描かれている。フォーサイスのいつもの語り口である。

 イスラム系とはいえ、居所を探すには広過ぎる。そこで登場するのが、アフリカのソマリアである。無政府状態にあると言われているが、場所も実にもっともらしい。

 しかし、読み進んでいくと、複数の話が交錯し、どの話について述べているのかが分からなくなる。この点はフォーサイスの年齢的なもので、以前の作品では読みやすかったところが、雑然と書かれている箇所が読者にとっては混乱を招く結果となる。その点が残念であるが、映画にでもすればスリル満点の戦闘を目の当たりにすることができよう。

 本編で登場するのはネットオタクで素晴らしい才能を発揮するハッカーである。本編の後に執筆された『ザ・フォックス』では、ハッカーの天才少年が半ば主役として出てくるが、本編では書き足りなかったと見える。

 フォーサイスには是非続編を書いて欲しいと言いたいところであるが、この程度であればそろそろ本当の引き際を考えた方がよさそうである。

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2014/07/29 22:51

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