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小さいことに目を向ける
「小便器の中にあるシール」
「目標を小さくすることでゴールや行き先が分かりやすくなる」
ホテルのタオルの戦略
「当ホテルでは環境保護のためにすでに寄付しました。あなたも協力していただけるなら、タオルを再利用して下さい。」とすれば効果抜群
ホットケーキ理論
卵と牛乳をあえて最初から混ぜずにしはんしたら、大ヒット!
人は、何かに労力を注げば、それを愛して大切にするようになる。
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人の行動や意思決定におけるプロセスに関して今まで考えてきたものとは、逆であったこともあり面白かった。行動経済学に関して興味が湧くきっかけにもなった。最後の章に関してはTEDで見たことがあり振り返ることもできた。
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行動経済学ってかなり心理学よりでおもしろいよね。
講義形式でわかりやすくて、なるほどと思えるネタたくさん。
人間の行動は思っている以上に不合理。
人間は怠惰な生き物である。
人に流される理由。
お金の相対性、出費の痛み。
私のだいすきな宇宙白熱教室も書籍化しないかな…
ローレンス・クラウス教授!!!!
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行動経済学というよりも、行動心理学のような内容です。具体的な事例で話が進められていて、非常にわかりやすいです。ふだん特に意識してせずにやっている中に実は不合理な行動がいろいろあり、どれもなるほど確かに、と思えるものです。でもこの本を読んで行動が変わるかと言われたら、やはり相変わらず不合理な行動をとりそうです。
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行動経済学の最初の一冊にオススメの本。
ユニークな内容の講義形式で読みやすく、人間の行動の不合理性がよく分かる。
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人間の行動や意思決定に関わる興味深い実験が多数紹介されている。ただかなり有名どころの話が多いので、入門書・学部一年生向けといったところ。
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NHKで放送されたテレビ番組を文字に書き起こし書籍化したもの。行動経済学の入門書籍。
著者のダン・アリエリーはイグノーベル賞を受賞していて、個性豊か。例え話もとてもわかりやすく、ほどんどが話し言葉で書かれており読みやすい内容であった。
人間の決して合理的ではない行動と経済学を掛け合わせたものが行動経済学という学問。
経済学と名前は付けども、心理学にも大きく関係する。
自分自身が、どういう心理に基づいて、物を買っているのか。
その買い物は果たして自分自身が選んでいるのか、それとも選ばされているのか。
・(自動車販売店にて)「今日新車を買ったら、その金額分なにを買えなくなりますか?」この質問に対して、「他の車を買えなくなる」という答えはあったが「海外旅行に行けなくなる」や「コーヒー700杯飲めなくなる」という回答はなかった〜(中略)〜人はジャンルを超えて買うべきものを探すのが苦手である。
何かを買うためには、何かを犠牲にしなくてはならない。
→この考え方は常日頃から頭にいれておきたい。「今日服を買ったら、次のバーゲンまで我慢。」というふうにジャンルに縛る必要はない。
「服を買ったから、今日は外食は控えよう。」こう考えれば、その月の出費は±0になるはず。
当たり前のことのようで、無意識のうちにジャンルに分けていることに気づかされる
・出費の痛みとはおもしろいもので、支払いの方法によって、痛みの強さを変えることが出来る。
→現金の方がカード払いよりも、出費を抑えられるというあれ。支払い方法や、支払い期間にとらわれず、本当に必要なものなのかを常に意識したい。
・人は、何かに労力を注げば注ぐほど、それを高く自己評価する
→自分が時間を掛けて書いたものでも、評価されるとは限らない。掛ける時間が長ければ長いほど、辛ければ辛いほど、自己評価が上がる。しかし、他人の評価はそうではないことを忘れてはいけない。自分が思っていること以上のことをして初めて評価してもらえる。くらいの意気で何事も挑む。肝に銘じたい。
この本(番組)は、6回に分けてそれぞれのテーマごとに、具体例やダン・アリエリー自身が行なった実験を用いて行動経済学を学ぶという内容になっている。
どの回も、実験などが興味深いものばかりで知らず知らずのうちに行動経済学ってこんな感じなのかと雰囲気が伝わってくる。
行動経済学と書くと難しく思えるが、実生活でもごくありふれていることばかりで、実生活でも、自分自身を客観的に見ることができて面白い。
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行動経済学で有名なダン・アリエリーの著書。
リアルに使える思考の数々がいろいろあり、
かなり実用的な本。
個人的に興味深いと思ったこと。
①人は心の中に別の財布を持つ。
ここで挙げられていたのは、カジノのチップ。
一度カジノのチップに変えてしまうと、自分の財布に入っているお金とは別のお金と考えてしまうということ。
→これすごく良くわかる。
自分も投資にかけているお金と、自分の財布のお金は完全に峻別しているし。
②人はスキルよりも努力に金を支払いたがる。
→これも激しく同意。
仕事ですぐに提出するよりも、
一度完成してから、少し後に出したほうがなぜか喜ばれる。
「時間かけてもらった」という感情がなぜかあるらしい。
結果は同じなんだけどさ。
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・ 人間は本能的に他の人がやっている行動は正しいはずだと思い込んでしまう(オペレータがお待ちしています ではなく つながらない時はおかけ直しください とアナウンスすることにより、周りの人も申し込んでいると思う)
・ 人は周囲に同調するものだ。人々がより所属したいと思う集団を利用できればなおさらだ
・ ポイ捨ての確率
周りがゴミだらけ→最も高い
周りにゴミがない→次に高い(捨てていいのかどうかが曖昧)
周りにゴミがひとつだけ→一番低い(ゴミを捨てるという行為が際立ってしまい、自分を制御する)
・ 感情は自然に発生しては消えていくもので、長くは続かず、周囲の環境によって引き起こされる。多少は制御できたとしても、予測するのは難しい
・ 感情は何かが起きたときにすぐに行動に導くメリットがあるが、感情がそういった働きを必要とするのはジャングル等の環境だけだ
・ 感情の発端の読み違え:人はある感情の原因が分からないときに、なんとかしてその原因を作り出そうとする
・ 問題が大きくなればなるほど、人々の関心は小さくなる
・ 物事を統計的に、数字の問題として捉えた途端、私たちの感情のスイッチは切れてしまう。「ひとりの死は悲劇だ。100万人の死は統計上の数字にすぎない」スターリン
・ 感情に訴える方法は統計を使う方法と共存できない
・ 双曲割引:「今」と「少し後」だとモノの価値は大きく下がるが、「後」と「さらに後」だとその価値の下がり方は長良か。最初は大きな報酬まで待とうと思っていても、もらえる時が近づくにつれて先にもらえる小さな報酬の方が魅力的に思えるようになる
・ 代替報酬:歯磨きをするのはさわやかなミント味を味わいたいから。フロスは代替報酬がない、もしくは歯磨き粉で十分。
・ 私たちの目標は、人々を良い行いに導くためのいわば「歯磨き粉」を見つけることだと考えてほしい。人にいい行いを促すための新たな方法を見つけることが大事なんだ
・ ポイントのような「特定のことにしか使えないもの」が現金を上回る動機付けになることがある
・ 将来の自分に望む行動をとらせるには、自分のてを縛るのもある意味いい方法。(より厳しいプログラムに参加した対象はよりポジティブに動く)
・ 機会費用:他の選択肢を選んでいたら得られたはずの利益
・ 人はジャンルを超えて買うべきものを探すことがニガテ(車を買ったら何をあきらめるかと言う問いに対して、「車」と答えてしまう)
・ 支払いの方法によって、痛みの強さをかえることができる。クルーズ旅行の代金を支払うときに前払いと後払いを選べるときに合理的なのは後払い。先払いの人は旅行の最後にイヤな気分になりたくない
・ アンカリング効果:最初の意思決定が必ずしも賢明なものでなかったとしても、それが「船の碇」の用な役目を果たしてその後の判断に影響を及ぼす
・ 基本的に値上げが受け入れられる可能性はかなり低い。無料からだと相場がわからなくなるからなおさらだ
・ 報酬としてのお金、ピザ、メッセージ:メッセージが最も効率の残存効果があった
・ 相手の満足感を高めたいのか、お互いの関係性を深めたいのかによって与えるべき報酬も異なってくる
・ 人は、やりがいが大切なことはわかっているが、その重要性を過小評価する傾向がある
・ 自社開発主義:ものやアイデアで、自分たちが開発したものには愛着を持つが、よそで生まれたアイデアには関心を持たない
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"行動経済学という学問は、あらゆる人間生活において応用が利くものだ。
仕事でも私生活でも。
人間とは、非合理的な生き物であり、無駄だったり、悪影響を与えるものだとわかっていてもついついやってしまうもの。
ただ、非合理的な行動を理解して、対処すれば普段と違う行動がとれたりする。
本書は、わかりやすい事例や実験結果を示して人間の行動を見つめて、どんな仕組みを取り入れればよいのかを考える。
良書。入門書。"
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天気と幸福度、歯みがき粉、銀行口座、やりがいなど
最初の拷問スーツは衝撃
授業形式だと頭に入りやすくて助かった
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行動経済学について、全体をまんべんなく復習できる。かつ実生活に即して考えられる良書。
対話形式なので、行動経済学を知っている人は2時間前後でさらっと読める。
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達成が困難なことを簡単にする工夫が満載。人間の行動の本質に迫る1冊。
判断するより早く判断するために感情がある。これには納得。
怖い!と思うからすぐに逃げられるし、楽しい!と思うからそれに相応しい行動ができる。
達成できないのは、自制心だけでなく、環境にも原因があるかもしれない。
誘惑に負けるのは感情ゆえだと考えて感情を邪険にするよりも、感情を味方に付ければ楽に行動が起こせるはずだと思った。
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(レビュー初心者なので読みにくかったら申し訳ありません)
人間は様々な感情を持っていますが、その感情は「体から勝手に湧き出るのではなく、外からの要因」によって引き起こされていることを知りました。つまり、社会的動物である人間は、常に環境によって気持ちが大きく左右されているということなのです。
しかも気をつけないといけないのが、感情は人間の行動を強くコントロールする要因となるので、衝動に駆られて不合理な選択をしてしまう時もあるのです(無意識のうちに)。
「感情と行動の関係性」を認識した上で、より良い環境設定をして、自己コントロールすることが、生きがいをもって暮らしていける秘訣とのことです。
個人的に一番面白かったのは、「感情に訴える方法と統計を使う方法は共存不可」という言葉です。数字を分析して相手に説明をすると感情は排除されるので、合理的にものごとを進められる可能性が高いのかもしれません(もちろんその後の根回しとかは必要なのでしょうが。)
生徒との会話方式で書かれているので、すぐ読めます。おすすめです。
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6人の学生(男性3人、女性3人)を明るい部屋に入れ、6人で1時間を過ごさせる。彼らは1時間どんなことをして過ごしたかというと、お喋りである。何を専攻しているか、高校はどこか、兄弟は何人かといった退屈な雑談を1時間続けた。
次に、別のグループで6人を暗い部屋に入れ1時間を過ごさせた。するとどんな結果になったか。上記のような雑談はなかった。彼らはまず場所を確かめ合った。それから個人的なこと、性的なことを語り、90%の人が互いの体に触れあった。50%がハグをした。80%の人が性的に興奮した。
この実験からは、「匿名性」の影響が示唆される。
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周りにまったくゴミの落ちていない場合と、ゴミが一つだけ落ちている場合と、ゴミだらけの場合。この三つのうち、ポイ捨てする確率が一番低いのはどれか?
答えは、ゴミが一つだけ落ちている場合らしい。ゴミだらけの場合はともかくとして、なぜゴミがまったく落ちていない場合が一番低いわけではないのか。それは「ポイ捨てが許されるかどうかが曖昧になってしまうから」とのこと。ゴミが一つだけだと、ゴミを捨てるという行為が際立ち、こんなひどいことはするまいと自分に言い聞かせるようになるのだとか。