紙の本
史上初!ライトノベルからのハリウッド映画化作品
2022/01/29 14:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2004年に集英社スーパーダッシュ文庫より発刊された桜坂洋によるSF小説が装い新たにJUMP j BOOKS(新書サイズ)で登場。桜坂先生があとがきで書かれていますが、この本は小畑健(漫画)と竹内良輔(構成)両氏によるコミカライズ版に合わせて再刊されたもので、登場人物紹介や挿絵、装丁(カバー表紙)にも同じ小畑先生のイラストが使われています。私は漫画版を読んでこの本を購入したので違和感はありませんでしたが、トム・クルーズ主演の実写映画を見て購入された方は結末も含め大きく違うので少し戸惑うかもしれません。原作である小説版は当然ながら漫画や映画よりも細かい設定が敷かれていて、じっくりと読み進めることでより深く物語に入り込むことが出来ました。文章で読むと同じラストでも切なさが違いますね。胸にジーンときました。ハリウッド映画になるほどの面白さ、All You Need Is Killは間違いなく名作でありオススメです。
紙の本
読む気が失せる「ファッキュー!」発言
2015/03/26 17:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:B4 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画版から入り、「うお、これは面白いな!」と思った後に映画版を鑑賞し、「アメリカナイズされてるけど、これはこれでアリな展開! ラストもいいけど、試行錯誤シーンが笑えてたまらん!」と感動し、小説版の「ファッキュー!」でなんだかげんなりして読む気がなくなったという不思議な本です。多分最後まで読めば色々と感想も違うのでしょうけど、数ページで読む気がなくなった私はこれを評価することができません。
投稿元:
レビューを見る
試し読みの漫画冊子が面白かったし、映画も見に行きたいので買ってしまいました〜原作版All you need is Kill!漫画は誰かに借りる気満々です!笑
いや〜久しぶりにSFアクションもの買ったな〜ジェノサイド以来かな? こっち系の本はなかなか買わないので貴重な機会を頂きましたよ、うん。
それにしても、二十歳なるかならないかの青年役を、トム様がやるか…そりゃあキャラ設定は変えてるだろうけど…うむ…しかしトム様は好き…うむむ…(悩
閑話休題〜( ^ω^ )
人類を襲う未知の生物・ギタイに、最前線に配属されたぺーぺーな新人兵(主人公)がやられてジ・エンド。
そんな衝撃的な幕開けで、一気に読者の心を鷲掴みにする本作。
ジ・エンドの後、数行の空白を置いて、主人公は「目を覚ます」のですが…そこから彼が「死ぬ直前の二日間」を繰り返していると確信するに至るまでの描写が面白い!
普段通りに暮らしても、戦場から逃亡しても、自ら銃で頭を吹き飛ばしても、気付けば「死ぬ前日の朝」に逆戻り。
ペーパーバックに人差し指を挟んだ状態で目覚め、先輩に「遺書」を書くよう求められる、あの日と全く同じ朝。こ…怖すぎるううう((((;゚Д゚)))))))
その後は、開き直った主人公が、繰り返される同じ二日間の中で研鑽しまくったり、新しい武器ゲットしたり、戦場のビッチと呼ばれる歴戦のかわい子ちゃんとタッグを組んだり…で、最終的にものすごいチートになるわけです。うん、この辺の展開は、トム様に似合うよね〜っていうか好きそうよね〜(笑)。
ただ、この辺からはもう予定調和というか、実はある人物もほにゃららで…という見え見えな事実が明かされて以降は、ちょっぴりトーンダウンした感はあります。導入部から中盤までの勢いがよすぎたのですよね〜。
ただ、アクションとしては確実に後半が最高に盛り上がるでしょう、何しろ主役二人がチートな上にラスボスとの戦いもあるので( ^ω^ )
あと、主役2人にあまりに焦点を当てすぎてて、周囲のキャラクタがほとんど生きてないのもちょっぴり残念。
戦争の背景とか、軍内部の折衝とか、キャラ同士の軋轢とか、そういったストーリーに深みを持たせる世界観もほぼ描かれていません。
この辺りを物足りないと読むか、読みやすいと読むかは、読み手の好みになるんでしょうね( ^ω^ )
投稿元:
レビューを見る
死が何度もループするという設定が、今までになく新鮮でした。久しぶりにこの手の本を読みましたが、活字より、映像向きかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
先ずトム・クルーズ主演のハリウッド映画を見てから、原作が気になって購入。タイトルはビートルズの“All You Need Is Love”に由来すると思われるが、本書の内容との関連性についてはよくわからない。異星人が送り込んだ兵器(ギタイ)との戦闘が続く中、あるきっかけで初年兵キリヤはギタイが繰り返すタイムループに巻き込まれるようになる。タイムループによって実戦経験を積み、同じくタイムループの経験を持つ女兵士リタとともに、先ずギタイのループ能力を封印することでギタイの殲滅を目指す。筒井康隆『時をかける少女』同様いわゆる「ループもの」に属する作品であり、その筒井氏が本書を「激賞」したと喧伝されている。もちろん私も楽しく拝読はしたが、正直なところそこまで面白かったかどうかは微妙。
投稿元:
レビューを見る
読書録「all you need is kill」3
著者 桜坂洋
イラスト 小畑健
キャラクター原案 安倍吉俊
出版 集英社
p190より引用
“無駄にしか思えないものに心血を注げると
いうのはすばらしいことだ。”
目次から抜粋引用
“キリヤ初年兵
フェレウ軍曹
戦場の牝犬
キラー・ケージ”
訓練校を卒業したばかりの兵士を主人公と
した、SFアクション小説。
ギタイと呼ばれる敵と戦う戦場、まだろく
に戦闘経験もない主人公・キリヤケイジは当
然のように戦死した、しかし…。
上記の引用は、もう一人の主人公・リタの
思い。どんなに絶望的な戦場であっても、ば
かなムービーや巨乳のフィギュアを作る余裕
はあるようです。まあそうでなければ、気持
ちが折れてしまうのかもしれません。しかし、
だからといって、無駄ばかりが増えてしまう
のも考えものなのでは。バランスが大事です
よね。
わけの分からない敵と、敵の攻撃を殆ど防
御をすることが出来ない戦闘用のスーツで、
近接戦闘をしなければならないところが、
「ガンパレードマーチ」を思い出させます。
なんといいますか、前に進むためには、必
ず取捨選択が伴うものなのだろうなと思いま
した。最後の一撃はいつでも切ないものなの
かもしれません。
ーーーーー
投稿元:
レビューを見る
2日間を何度となく繰り返す。一人だけで繰り返す事の悲しみと虚しさに光が差し込む。その光は明日を照らしてくれるが共に明日へとは行くことが出来ない。
投稿元:
レビューを見る
ミーハーなわたしを許してください。読み慣れてないせいか、この手のはやはり…無理でした。映画観てたからまだ、なんとなくはつかめたけど、こちらが本家本元なのだから、それぢゃいかんですよね。何度ループしても無理なんだと思います。しかしこれが英訳→映画化にまでつながるって、すごいもんだ。cool Japan!
投稿元:
レビューを見る
ギタイと呼ばれる謎の生物に侵攻される地球で、人類の戦闘兵である主人公が、初陣の前日から戦死までの時間ループに陥ってしまう設定のSF小説。
軍隊戦闘要素に加えてサスペンス要素や不思議な恋愛感覚なども織り交ぜてあるエンターテイメントとして優れた小説。
投稿元:
レビューを見る
新聞などで、「日本のラノベがハリウッド映画化」と取り上げられていた。学校生活を舞台にした読者の日常生活に近いものがラノベの読者には受けるそうで、自分のスタイルに自信が持てなくなった時期もあったそう。
投稿元:
レビューを見る
マンガを読んだ後に小説もと思い試してみました。
読み比べると、どちらも限られたボリュームで綺麗にまとめられていたんだなあと感心。(´∀`*)
情報量は小説の方が多いので、マンガでなにげに描かれていたいろんなシーンにこんな逸話が…というのがいくつもあってニヤリとできました。こういう楽しみ方も、いいものですね。
投稿元:
レビューを見る
映画化されたライトノベルという以外は知らずに読み始めた。「恋はデジャブ(原題 Groundhog Day)」的な、タイムパラドックス・ストーリー。時間のループを抜け出す為の方策が、予想外の結末につながる。テンポ良い本。面白かった。
投稿元:
レビューを見る
時間移動、同じ日を繰り返す。ってネタかと思っていたのだけど、繰り返すたびに世界が変わっていく。
ラスト謎解きになった場面はミステリーっぽくて新鮮な感じ。
投稿元:
レビューを見る
図書館より。
流し読みでバラパラ。実写化したと知って。
何だが救いがなくない?ループって怖い((( ;゚Д゚)))
投稿元:
レビューを見る
2015年9月10日読了。2014年にトム・クルーズ主演で映画化もされたライトノベルSF。異星から地球を侵略に来た「ギタイ」との戦闘に身を投じた新兵キリヤは、同じ2日間を繰り返すループに巻き込まれ・・・。「タイムループもの+デスゲームもの」という構成は今でも斬新に感じる、これが2004年発表作で著者がデビュー時から暖めていたアイデアというから恐れ入る。リセットを繰り返し、全く同じ自分と状況の中、自分の記憶だけが補強されて経験を積み状況をコントロールできるようになっていく、とは確かに「ゲームをプレイするプレイヤー」たる我々の世界観そのものの気がする。本作のテーマは「何度もトライして失敗から学ぶことで成長できる」ということでもあり、また「同じく困難な状況でも、一発クリアな選択肢は常にあるはず」ということでもあるのだろうか。中盤からの展開の変化は本作に必要不可欠な要素だが、それがなくて単に「同じ状況を繰り返しながら先に進んでいく」だけのストーリーであっても、ハードで面白いSFになったのじゃないかという気もする。