紙の本
艶さんが好き
2015/09/13 02:52
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投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2作目となって、主人公?千太郎を囲むメンバーの個性がますます際立ってきた。特に千太郎の母・艶さんの貫録と物言いは、封殺鬼の“桐子ばあちゃん”を彷彿とさせて懐かしささえ感じさせる。ストーリー的にも第2話では怪奇色が増して、より趣ある展開となっており、この部分、挿絵を望むなら今市子といったところ。
正悟の恋の行く末や、艶さんの活躍も見てみたいし、続作への思いは募るばかりだ。
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安定の面白さ霜島先生節
伊助おまえ……おまえかっこよかったんだな……
天の邪鬼とかテーマも、いいです!
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そうかーのっぺらぼうってどうやって食事してるのかと思ったら、そういうことなのか。人と言うのは恐ろしいというお話2編。特に丑の刻参りの謎の女の怖いことったら!あやかしに飲み込まれた人の心には深い恨みが潜んでて、それがこわい。伊助や正悟、千太郎の家族がひどく全うに思えて、いつもそれに救われる。面白かった!
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今回は2短編。前巻と比べると荒唐無稽な面白さより、人情(あやかし情?)に訴える良いお話でした。それでも可笑しいのだけどw。特に第1話。のっぺらぼうの同心・千太郎って当然口が無くて話すことが出来ないのに、どうやって食事するんだろう?と、1巻から気になっていた謎がここで明らかに(笑)!天邪鬼の小太が可愛かった♪天邪鬼のような一見付き合い難いヤツとも打ち解けられる千太郎の娘・小春はスゴイぞ。はやく3巻出ないかな。オススメしたいシリーズです。
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そうか!そうやって千さんは食事を!!
と新事実にびっくりの「ひょうたん」。
一転して「丑の刻参り」はこわーいお話。まさに人を呪わば穴二つ、ですね。
そして何よりも相変わらず艶様がとっても格好良かった(笑)。
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読みは冴え、腕も立つし、情けもある。
美人の奥方に、かわいい娘、気の利く岡っ引きの見習いと、
向かうところ敵なしに思えたのっぺら同心にも、
そんな弱点があったとは。
思いもよらぬ「ひょうたん」に驚きもし、笑いもした。
いや、口がきけないとか、
だから矢立の墨が切れると筆談もできないとか、
他にも弱点はあるのだろうけど。
それに比べると「丑の刻参り」は桜や丑の刻参りのイメージに意外性がなかったためか、
落ち着いた感じに。
それも悪くはない。
いずれにしても、早く次の作品が読みたい。
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(15-41) 「のっぺら」を読んだ時、千太郎はどうやって食事をしてるんだろう?と思った。だって口が無いから筆談で話すんだから。じゃあ目は?は置いといて・・・。表題作では、それが秘密でもなんでもなくあっさり明かされ、そこから事件という展開だった。人情物の話でとっても良かった。
もう一つの「丑の刻参り」はありがちな設定と展開なのに、ぞっとする恐さとラストのあたたかさでこれまた良かったわ。
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のっぺらの続編。
今回もナカナカまとまった面白い妖異捕物中編2編、両方とも面白かった。市井人情と怪異譚の配合バランスが上手いねんなぁ。
のっぺらぼうの食事はどうするのか?なるほど、そういう方法を考えて、そういう事件に持って行くのか(笑
恋情の猛嫉は怖いなぁ。人を恨まば穴二つ、あんまり深く憎しみを持つというのは不幸の元やなぁ。
ところで、シリーズはこの2巻目で中断しているようだが、続編はないのだろうか?楽しみに待ちたいところである
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いやー、面白かった。
絶版になってたので、在庫ある店舗から代引きで取り寄せたので、ずいぶん高い文庫本になってしまったけど、その価値はあったなぁ。
二作の短編が収録されてるのだけど、雰囲気がまるで違いどちらも良かった。
一話の「ひょうたん」は笑ってしまった。
千さんはそーやってご飯食べてるのかと!
ひょうたんにも個性?というか、好みがありそれが可愛くておかしい。
想像するだけでニヤニヤしてしまう。
二話の「丑の刻参り」は打って変わって、ぞくりとさせつつ、ホロリとする。
このシリーズはこれで終わりなのだろうか?
もう新作は出ないのかなぁ。
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話が良くできているし、人情があるし、プッと笑えるエッセンスもちりばめられており、本当に面白かったです。
あやかしという傑作選に一話収録されており、面白かったので、読みました。この表紙の絵だし、装丁もライトな感じだし、知らなければ、手に取ることもなかったと思います。
畠中さんのしゃばけシリーズのようなタッチの時代小説です。大好きになりました。一巻を含め、この作者のものをいくらか読み漁る予定。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2014/06/post-7632.html