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SHOW GIRL 石ノ森章太郎美人画集 みんなのレビュー
- 石ノ森 章太郎 (著)
- 税込価格:4,400円(40pt)
- 出版社:学研パブリッシング
- 発売日:2014/09/25
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アート本
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紙の本
石ノ森の絵自体はいいんだけどなあ。
2014/10/13 21:26
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年以上前に、別の出版社からハードカバーで『GIRLS』というタイトルで2冊出た画集の新装版のようです。
石ノ森章太郎の描いた女性を集めたものという触れ込みですが、メインは雑誌『プレイコミック』と『コミック&コミック』の表紙として描かれたものと、その他マンガの扉絵だったり、カットだったりといったものが集められています。
以前出ていたものに追加されているということですが、石ノ森の本当に初期(というか、マンガ家としてデビューする前後)の商業的な意図のないものや、石ノ森が描いたものに後に色をつけたものが追加分のようです。初期のものはかの有名な同人誌『墨汁一滴』のために描かれたもので、これはかつて別の出版社から出ていました。カラー化されたものは1枚絵としては初めてかもしれませんが、石ノ森の全集の表紙等に使用されたもののようで、こちらも特別目新しいものでもありません。
石ノ森は、マンガが発展していく時代に積極的に青年マンガにも活躍の場を広げていった人なので、大人の女性を目一杯描いていた時期がありますし、その頃は初期の子ども向けのマンガと異なり女性を様々な意味で魅力的に描いていた時期だと思いますので、そうした女性像をひとまとめにして観ることができるのはすごいなあと思います。
しかし、今回のように書籍のサイズとしては同じでも、ソフトカバーで、中味の絵はかなりダウンサイズしてあると、せっかくの絵の魅力が失われてしまうように思えてなりません。
以前出ていたハードカバーを持っている身としては、やはり見劣りしてしまいます。
それでも、新規追加があり、「決定版」と名付けられていると、つい自分のものにしてしまいたくなるのですが。
巻末に収められているみなもと太郎のエッセイなのかインタビューなのかよくわからない文章も、細かいところでは的を得ている話ですが、全体としては論評になっているようななっていないような感じで、これも残念です。
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