紙の本
地球誕生の仕組みがよくわかる一冊です!
2020/02/16 04:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、表題にもありますように、地球がどのようにして誕生したのかということについて、マントル対流と大陸移動という二つをキーワードして、分かりやすく解説した一冊です。内容構成も、「プレート、大陸、海、マントル」、「大陸移動発見の歴史」、「大陸はなぜ移動するのか?」、「地球の歴史における超大陸」、「大陸はどのように作られるのか?」、「マントルはなぜ対流するのか?」、「シミュレーションが大陸移動とマントル対流の謎を解き明かす」などからなっており、地球を理解するうえでとても興味深いものとなっています。同書を読めば、私たちがもっている素朴な問いである「大陸はなぜ動くのだろうか」とか、「超大陸はどのように誕生し、分裂したのだろうか」といった解答が見つかります。
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★評価の低さはこの本の良し悪しではなく、あくまで無能な当方がついていけなかった故のものでありますのでくれぐれもご注意を。
ともかくブルーバックスらしく、当方のような門外漢には手強いながらおそらくは簡潔に面白いことを書いているのであろうと容易に想像がつく。
宇宙だけでなく、自らが立つ地球そのものにも立ち入り不能で、コンピュータを利用した科学という名の想像によってしか理解できないことがあることに改めて驚愕する。
あぁ、こういう本を心置きなく良書と呼びたいもの。もう少し勉強して出直してきます。
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大陸移動説や、それがマントル対流によって起きるという説については子供の頃の科学読み物で知って興味を持ったことがありましたが、大学受験では地学を取らなかったため、これについてあまり深く考えたことはありませんでした。
この本を読んでこれまで根本的に誤解していたことに気づいたのは、「マントル」の性質についてでした。「対流」を起こしているのだから、マグマのような液体状のものだと思っていたのですが、実はかちかちの岩でありながら、それが数千万年から数億年のオーダーでものすごくゆっくりと動くことで「対流」していたのだということでした。
また、太古に大陸が一つに合わさった「超大陸」というものが、実は何個かあり、大陸はくっついたり離れたりを繰り返しており、離れた大陸のくっつき方にも、いったん離れた部分が再び近づいてくっつくパターンと、ずっと離れ続けて地球の反対側からパターンとがあるというのもこの本を読んで初めて知った事実でした。
結構学術的で難しい記述も多かったですが、非常におもしろい本でした。
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大学出てから30年、今のプレートテクトニクスがわかって面白かった。シュミレーションは色々やってみて外した分があることをちょっと書いておいてくれたらとは思う。それともこの方は外さない人?ごくたまにいるよね。
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書評にプレートテクトニクスの本として紹介されていたので興味を持って読んだ。マントル対流についてかなり詳しく書かれていて、プレートがマントル内に沈降して上部マントルと下部マントルの間に滞留したり、マントル・コア境界付近にスラブとして溜まったりという話はとても面白かった。ただ、地球史上、何度も出現したとされる超大陸の形成と分裂について紙数がかなり割かれていたが、こちらは、個人的にはあまり関心がなく、その意味では、一冊の半分くらいは頭に残らなかった。マントルプルームについて、一般向けの類書に比べて、かなり詳しく書かれているのが特徴。
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大陸はなぜ動くのか?超大陸はどのように誕生し分裂したのか?マントル対流と大陸移動からひもとくダイナミックな最新地球科学入門。
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竹内ブックガイドから。地学を履修していないせいにばかりしてはいけないのかもしらんけど、全然理解が追い付かんかった。よほど途中で止めようと思ったけど、図表もふんだんに掲載されていたし、多少なり残るものがあればと、流し読みしながらも最後まで読了。結局ほとんど何も残ってないけど。ブルーバックスじゃなく、ジュニア新書系とか、初学者向け図説とか、そっちから入るべきだった。