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現地に長く住んでいるだけあって体験に則した内容になっていて、今のEC及びヨーロッパの闇の面がリアルに述べられている。
同性婚、宗教(教会に納税してるなんて!教会で挙式を挙げられないなんて!)、不法侵入者問題等昔からある問題を現代の情勢で説明されており、本当に興味深い。
日本の素晴らしさは個々の弱さの裏返しではあるけど、僕も日本らしさって素敵だと思う。
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まえがき――日本人にはサッカーより野球が向いている
1.泥棒天国ヨーロッパ
2.エアロビができないドイツ人
3.不便をこよなく愛するノルウェー人
4.スペインの闘牛と日本のイルカ漁
5.ケルンの地下鉄建設と池袋の道路工事
6.日本の百倍ひどいヨーロッパ食品偽装
7.日本的になったドイツの宗教事情
8.歴史の忘却の仕方――ヨーロッパとアジア
9.奴隷制度がヨーロッパに残した「遺産」
10.歌舞伎と瀕死のオペラを比べて
11.同性愛者が英雄になるヨーロッパ
12.「移民天国」か「難民地獄」か
13.EUはローマ帝国になれるのか
14.劣化するウィーン・パリ・フランクフルト vs. 進化する東京
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まだ一度も足を踏み入れたことはないが、食についても、歴史あり、情報発信源であるヨーロッパ。Time Machine理論でヨーロッパ経済について学ぶことは、今後の日本経済に起こることの参考になると思い、気にはしているが、一般の人々の生活はなかなか知る機会がない。
そんな中、日本人が書いたヨーロッパの生活書籍が平積みされてあったので、手に取ってみた。
なるほど、読めば読むほど、日本は良い国であることがわかってくる。詳細は読んでいただきた。
しかし、今後はグローバリゼーションの波に飲み込まれていくのは免れないことであろう。となると、この本に書かれていることがやはり起こってくるのであろうか。
その時、ドイツの方式を選択するのか、ノルウェー方式を選択するのか、日本方式として新たなやり方を考えるのか。日本にいながら、考えさせられる一冊となった。
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前著の8勝2敗から9勝1敗になった!
前作も興味深い内容でしたが、本作は読みやすくなっていたしおもしろく読めました。
ただ、人権問題、差別問題(特に同性愛者や日本の奴隷制度、同和問題)についてはもう少し調べてから書いてほしかったです。
まぁ、大多数の日本人の意識がその程度だという指標になるといえばそうなのかもしれませんが。
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前作の「住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」と比べると政治色がだいぶ薄れ、タイトル通り、現在のヨーロッパの暮らしぶりと日本との比較を著者ならではの視点から記述している。本書に書かれた失業・移民・格差・治安などの様子を読むと、やっぱり日本はパラダイスだと思える。そのような中で著者が絶賛していたのがノルウェーの自然。確かにスカンジナビア半島は、一度観光に行ってみたい気がする。
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日本はすばらしい国という点は同意する。しかし、人対人のコミュニケーションは薄くなり、以前ほどの住み良い国、とは言いがたくなりつつあるのではないか。
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第二弾。つい借りて読んでみたが、これといってたいした内容ではない。
前作同様、ドイツってもっと住みやすいかと思った。これが感想。
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この本を読むだけで、日本人が夢のような国に住んでいることがよくわかる――ドイツ在住30年、現地で結婚し子供を育てた著者の集大成、空前絶後の日欧比較論!! 日本人が憧れるヨーロッパの文化、街並み、そして生活レベル。しかし、本当のところはどうなのか? 街には泥棒が溢れ、古い街並みは奇妙に改悪され、馬の肉が牛の肉になり、建設工事は遅々として進まず、厄介な身分制度が残り、そして何より、あまりに不便すぎる!
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なかなか面白い。でもちょっと内容の正確性について、少し怪しいと感じてしまった。「ほんとなか~それ」って。でもそれが返って、「やはり現地に行って自分が感じてみたい」と思わせてくれた。
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前作の、住んでみたドイツ編に比べて、著者の語りべと視点がより主観的になっており、ところどころ私情も混ざったものとなっていた。
そのためか、若干説得力に欠けた今作であったが、日本育ちの日本人がヨーロッパ各国を思い切り潔く比較してくれたことに大変感謝したい。
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ヨーロッパについて知りたくて読書。
本書は、前書より政治的な話が少ないが、著者の個人の体験を元した話が多い。そのために好き嫌いに分かれそう。
一貫しているのは、日本は伝わったりしてイメージされているより実際のほうがいい国であるという点。その点は同感。
日本人が文化と歴史の宝庫として憧れを抱いているヨーロッパってこんな感じだよとくらいに参考にするといいと思う。
ただし、本書だけを読んでやはり日本は素晴らしいと盲目に礼賛するのは危険。実際にその国へ旅行でもいいから行き、自分の目と足で確かめては初めて比較できると言える。
チェコがEUへ加盟したころに泥棒が多かった話があるが、首都プラハの治安が悪い印象はない。都市と地方で格差があるのかもしれれないが。
ドイツの宗教。同性愛者。トルコ移民の不正時給。ロマ(ジプシー)の話など興味深い。
こう考えると日本で最大級にネガティブな認識されている中国は、実はまあまあなのかも思えてくる…(いかんいかん)。
ところで、本書はアマゾンでの評価が芳しくない。ぜひ著者にはそれを跳ね返して欲しいと思う。次回作に期待。
読書時間:約1時間20分
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ドイツ人の旦那を持ち、海外で暮らす日本人の奥様の日常や視点。率直に言うと、それ以上の事はないのだが、日本にいて、平均的な生活をしていれば分からないことも多く、読み物としては面白い。ただ、歴史や時事問題を期待して読むならば、著書はあまりに主観的であり、データもなく、期待外れになるかもしれない。あくまで、著者の実体験と感覚なのである。
しかし、ヨーロッパの方がアジアよりスリが多く、治安が悪いというのは、実感があるなぁ。
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日本とドイツ(ヨーロッパ)を比較してまあ日本の方がマシかなと思えました。
ただ日本もそれほど良くないかもしれませんね。
良い日本にするためにもっと努力しないといけないと再認識しました。
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残念というか酷いというか、とても浅い本でした。ドイツに長年住んでいる日本人の目を通したヨーロッパの生の姿が紹介されているというのは情報として価値があるとは思うけど、タイトルに拘束されているからかどれもこれも無理に日本との比較が加えられていて、しかもその日本に関する論調がどれもこれも根拠ない著者の浅い主観が述べられているだけ。しかもその論調は昨今の日本で流行っている愛国本を読んで得た、いわゆる保守派の受け売りのような浅い知識をもとにした考えばかり。そもそもタイトルが嘘。もちろん売るために付けられたタイトルなのは分かるし、前著の「住んでみたドイツ・・・」が売れたからその二番煎じなのは分かるが、結局ドイツ以外に住んでるわけじゃないのに「住んでみたヨーロッパ」ってどんだけ膨らましているんだ。ドイツ以外は単に旅行で行った場所について主観的な感想が述べられているだけじゃないか。日本在住でアジアにちょろちょろっと旅行したことがある人が「住んでみたアジア・・」とか言うのはおかしいでしょ。それと同じ。あと、内容いくら読んでも何が日本の9勝1敗なのか分からん。
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ドイツ在住の著者がヨーロッパと日本の文化、環境、習慣等の比較をつづっている。ドイツ人は概してリズム感が日本人に比べて悪いこと、また、多くの人はクラシック音楽に興味がない、というところが私の思い込みと正反対だったところが面白かった。
あと、スリをはじめとしたヨーロッパ盗難事情も、実体験も踏まえある程度は理解していたつもりだったが、本書を読んでその手口や大胆さにあらためてびっくり。