紙の本
時代設定が不思議な感じ。
2015/12/14 20:19
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代っぽいのにタイムマシンとかロボットとか出てきても普通に接してるからなんだか不思議な気分になります。
短編は少しずつリンクしてます。「あっちの話のあの人かぁ。だからあそこはあぁなのね」って後から思い返す楽しみもあります。
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時間や空間を越えられる、不思議なモノが出てくるラブストーリーたちでした。
ちょっと切なく、ちょっとほんわかする感じでした。
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冒頭───
分厚い灰色の雲が空を覆い、霧吹きで吹いたような細かい雨が町中を濡らしていく。今年は平年より三年早く梅雨入りした。今朝のニュースでそう言っていた。
校舎の中に入っても、まだ雨に降られていると感じるくらい、湿気が充満している。床のタイルも、コンクリートの柱も、うっすらと水気を帯びている。いつもは研究室から声が漏れてくるのに、静かだ。どこか遠くから微かに声が聞こえるが、雨に吸い込まれていく。いつもとは違う金属のようなにおいがする。階段を上がる足音の響きが鈍い。
──────
畑野智美のSF短編集。
超能力者と思われるような人が出現したり、タイムマシンの完成がもうそこまで来ているというような近未来の時代設定。
瞬間移動できる能力を持った女子。
人間並みに進化した家庭ロボット。
時間を自由に操れる力を持った中学生。
南米から持ちかえった惚れ薬。
等々、それぞれ一篇一篇は短いのだが、ほんわかとした味のある作品集だ。
畑野智美、こんな作品も書くんだね。
ダリ風の装丁がかなり洒落ているのだが、この装画を描いたのがお笑いコンビの「キングコング」の西野だと知ってびっくり。
人は見かけによらぬ才能を持っているものだ。
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タイムマシン、超能力、恋人ロボットなど、人間が憧れる永遠のテーマが実在する世界観の話。
綺麗なイラストの装丁に目が留まり手にしました。なんとキングコングの西野さんが描き下ろしたとの事です。
SFは好きなんですが、またしても文体が合わなかった…と言うしか無いのが残念なんですが。
なんでだろー?自分でもよく分からないんですけど、やっぱり読み終わっても印象が残らないんですよね。
あ、これ好きだ〜と思える作品はグイグイ引き込まれるんですけど、そうじゃない作品はただ物語を目で追ってるだけみたいな感覚になっちゃうんですよ。
決してストーリーは悪くはありません。
こうなるともう好みの問題ですね、はい。
過去ミライ/熱いイシ/自由ジカン/瞬間イドウ/友達バッジ/恋人ロボット/惚れグスリ
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ロボットは当たり前、
タイムマシンはもう出来そう、
超能力者も不思議ではなくなりつつある、
そんな近未来の普通の人々を描いた短編。
明るく軽く楽しく幸せな物語
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SF短編集。
短編集だから、これで終わり?ってのも中にはあったけど、全体的には面白かったです(^^)
こんな未来が来るのかな?なんてワクワクしながら読みました☆
装丁がステキです((*´∀`*))
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近い未来の、ちょっと不思議な設定、SFの連作短編集。”すこし・不思議”というドラえもんのような感じと聞いてなるほどと思いました。
個人的には、遠距離恋愛の幼馴染のお話がかわいかった。いくら科学が進歩しても人を好きになることやそれに伴う不安などは変わらないし、お互いに相手が冷めていると思ってるところもかわいい。科学が発達し、不思議なおもちゃなどの登場により、人間関係が壊れてしまったり、気持ちを量ったりすることができるようになるかもしれない。でも、人間だからこそという部分は大切にしたいなと思った。
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2014年11月30日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「味」。チャンプ本!
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キングコング西野が帯書いてるのでなんでやろーと思たら、なるほど装画に西野画伯。上手すぎるやろ。占い師より絵師になったらわと心より思う。
畑野さんはことごとく好きなジャンルを書いて下さる。タイムマシン!今度は平沼教授を主人公に長いのん書いてくれまいか。
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近未来のちょっと不思議な世界を描く短編集。
それぞれのお話が、少しずつ繋がっているオムニバスのようなストーリー展開。
著者の作品では、この繋がりを探すのが、毎回楽しい。
タイムマシン、ロボット、不思議な石、超能力、瞬間移動、謎のバッジ、惚れ薬。
どれも、あるようでないようで。
不思議なことばかりなのに、日常のひとコマのようで、面白く、すらすらと読み進めました。
著者の作品、さらっと読めて、大好きです。
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タイムマシンに、恋人ロボット、惚れグスリや友達バッジ。
近未来を舞台に、ちょっぴり不思議で、だけどどこか懐かしい、そんな気持ちにさせる7つの短編集。
初めて読む畑野さん。
SFなんだけど、懐かしい。少しドラえもん的要素を感じる、心温まる物語でした。
おもしろいのは、タイムマシンとか、恋人ロボットなんていう少し近未来的なアイテムが登場しても、私たちは恋人や友達のことで悩んだり、あたたかい気持ちになったりしていて、そこはどこか未来の全然知らない世界の話ではなくて、少しだけ未来の、だけど今と地続きの世界がここにはあるということ。
ちょっぴりめんどくさいタイプの子ながら、美歩ちゃんとあゆむ君の恋の物語が好き。
なんだかんだ言いつつ相思相愛で、なんだかいいなぁなんてきゅんとする。
そして、素敵な表紙はキングコングの西野さんが書かれたもの。
偶然お二人の対談を読んだのですが、畑野さんは以前にも何度か西野さんにサインを貰ったことがある関係のよう。
お互いを認識していて、西野さんも、「よし、畑野さんのために、この本にぴったりな挿絵を」なんて風に描かれているのが伝わってきて、こんなところでも心がふんわりします。いいお話でした。
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SF小説とは知らないまま、手にとって読んだのだが苦手意識が前面に出ることが無く、楽しく読了。いつもだとSF小説を読むと苦戦をするのだが今回は大丈夫だった。心が温まる作品ばかりだからだろうか。個人的な見解なのだが、SF要素も少なく感じた。なので、SF小説が苦手な方でも楽しく読めるのではないだろうか。表紙の装丁はお笑い芸人の西野氏(キングコング)が担当。イラストの上手さにビックリしてしまった。
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タイムトラベルものの短編集。と思っていたら、微妙に各話が繋がっていたが、微妙すぎてどうでもいい繋がり。
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短編集7編
少し微笑ましい近未来。核や戦争から離れたホワワンとした雰囲気で、登場人物もそこかしこでちらほらしてあああの時のというふうで楽しい。「熱いイシ」が良かった。
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日常に起こるちょっと不思議な出来事
それらが、ほんの少し人生の後押しをしてくれる
という話
ネタもストーリーも大したこと無い
短編同士の話のつながりもそこそこ