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みんなのレビュー25件

みんなの評価3.9

評価内訳

25 件中 1 件~ 15 件を表示

2014/12/13 21:58

投稿元:ブクログ

変わらなければ生き残れない

毎年50万人づつ労働力が減る 移民

太陽光、風力などの再生可能エネルギーでは原発代替のベースロード電源にはなりえない

発電量が安定しない風力や太陽光を基にした再生可能エネルギーの比率は、努力目標で10%が限界

電力はデリケートで、供給が不足してもオーバーしてもトラブルを引き起こす

100万BTU 一ポンドの水を華氏で1度あげるのに必要な熱量 日本15ドル(カタール) アメリカ3,5ドル(シェールガス)

ウラジオストクから新潟まで海底パイプライン
サハリンに発電所を作って、電力ロスが少ない超高圧直流送電を使用して稚内まで

原子炉を完全に作れるのは、日立、東芝、三菱、アレバ

シェールガス革命 日本の石油化学コンビナート生き残り困難

LNG 天然ガスの2倍 ガスを液化して船で運び、また再度気化が必要だから

ドイツ 連邦制 州ごとに外務、財務大臣がいる
13の州、およびベルリン、ハンブルグ、ブレーメンの都市州

台湾に優秀な人が多いのは、明日をも知れない危機感に満ちているから 中国に呑み込まれる危機感 家族で複数の国籍

シリコンバレーでIPOを果たした創業者 イスラエル、台湾、インド

私は歴史には2つの歴史が存在すると考えている 事実として存在する歴史と、後世の人たちが思い込んでいる歴史

2015/01/03 11:20

投稿元:ブクログ

 オリンピックバブルからロシア問題に至るまで、政治、経済のトピックスから日本の将来を考える。年初に、自身の事として日本の事を考える、大事な本だ。大前研一の持つ、感情的な議論ではないデータから言える示唆と広い視野からもたらされる結論になるほどと思わざるを得ない。
 オリンピックについては、国家的イベントは途上国においては成長のきっかけになる。一方で、日本の場合は、東京の西高東低を是正するような大規模開発だと。液状化リスクを抱えた豊洲エリアのマンションが売れていること、選手村と道路が走るくらいでは意味がなく、築地や勝鬨を中心にした巨大なオーシャンフロントエリアを開発する方が良い。
 集団的自衛権についても大前節が光る。安倍首相に、「普通の国になる為の集団的自衛権」について、普通の国とは韓国か?と問えば良いと。イラクやアフガンに集団的自衛権があったとしたら派兵したのか?と問えば、多くの犠牲を出し、大義の無い戦いにアメリカに頼まれれば行って、国民を死なせるのか?という問いと同義であり、答えに窮するだろうと。
 シンガポール、ドイツ、スイスなどのスマート国家についても勉強しないといけない。日本は今、有効なエネルギー戦略や経済刺激策として第三の矢が出されない中で、高齢化が進むという非常に厳しい経済環境に置かれるから。自身は確り大局的な視点を維持して、そこで生きる知恵を身につけていくしかない。考えて、考えて、考え抜く。

2015/08/18 21:44

投稿元:ブクログ

 ちきりんの日記で紹介されてたから、つい買って読んでしまった。

 日本の数ある論点の内で一つに絞り込むとすると、1000兆円を越える国家債務をどうするか、これが日本の一番の問題だと筆者は指摘する。


 最近だと集団的自衛権が政治でフォーカスされてるけど、ぶっちゃけ俺としてはどうでもいいんだよね。

 まぁ、俺に関係ないしなぁと思ってたけど、最近自民党の誰かさんが「若者は戦争に行く覚悟がない」とかわけわかんないことツィッターで呟いて、そんな奴らが政治やってるんだったら反対だわ。頭おかしすぎる。

 程度にしか思ってない。


 そんなことより、1000兆円の借金をどうするんだよ!?という問題の方が国民生活に直結しているのに、誰も議論しようともしていない。

 40兆円の歳入しかないのに毎年100兆円の予算を組んでいるこの状況を誰も疑問に思わないのか。

 年収400万円のサラリーマンが毎年1000万円の支出して、すでに借金が1億円を越えているのと同じでしょ。自己破産不可避でしょ。

 どーすんの!?マジで!!??

 銀行が国債買ってるからいいの?でも、その金の出所は国民の貯金でしょ。今はジジババばっかりだからいいけど、明らかに国民の総貯蓄額は減る一方でしょ。

 銀行が買い支え出来なくなったらどうすんのさ。日銀がお金刷りまくる?インフレでしょ(昨今インフレが賞賛されてるけどさ)。


 という大問題を序論に据え、日本の25の論点を挙げる。

 いつか誰かがどうにかしてくれるだろうと悲観的なのか楽観的なのか良くわからないままずるずる引き延ばして、文句は言うけど行動できないのが日本のメンタリティーだと思う。

2016/02/25 00:59

投稿元:ブクログ

前作に続き、1年遅れで1年前の日本が抱える日本の論点を把握。いろいろな角度から物知れて視野が広がる。起きてる物事には必ず原因がある。その原因を的確かつ共感できる考察で鋭く分析されており、おそらく規制も多いであろうニュースメディアから情報摂取するよりも核心的で濃い。そしてなにより大前さんの本はだいたいとても面白い。

2014/12/07 18:23

投稿元:ブクログ

日本の国家債務問題から目を背けるなと冒頭から一喝し、自身のコンサルティング哲学をプロローグに、日本復活の秘策として、日本企業の問題点を鋭く指摘し、得意のエネルギー問題を論じる。後半では国際情勢に転じ、日本とドイツの外交や教育を比較考察し、中国、北朝鮮、韓国、台湾そしてロシアを含む東アジアのパワーバランスを解説する。
なんとなく折伏された感がありますが、東南アジアやドイツ以外のヨーロッパや中東、アフリカについても氏の見解を読んでみたい。

2016/03/12 20:05

投稿元:ブクログ

なかなか難しくてずっと素通りしていましたが、大前さんの文章で初めて原発関連設備の仕組みをちゃんと読もうと思いました。

あと情報収集の方法は大変為になった。
SNSを情報収集の手段として有効活用しよう。

2014/12/07 20:11

投稿元:ブクログ

感想:大前研一さんが日本の論点について持論を展開した本。
オリンピックバブル、エネルギー問題、道州制、ソニー復活の鍵、日産とルノーの関係、日中・日韓関係などテーマは多岐にわたる。
これだけ幅広いテーマについて持論をしっかり述べることができる大前さんの凄さが分かる。
全体を通してドイツを見習え的な感じが伝わってくる。
戦後から周囲の国との関係も良いし、道州制を取り入れていて政治もうまくいってる。日本が見習うべきところはたくさんあるなと感じた。
まだまだ勉強が足りないなと思わされた一冊。

2014/11/22 12:00

投稿元:ブクログ

一流コンサルタントとしてのダイナミックな分析に痛快な気分になった。これまで見てきた視点よりも深く俯瞰的なものに感銘を受けた。

2015/01/03 20:57

投稿元:ブクログ

年末年始で読んだ本。明快な文章で読みやすく、さくさく読めました。
すまほのコモディティ化に伴い、使い手の情報力が違いを生むようになる、ドイツの教育制度、靖国問題の本質が印象に残りました。最先端の世界情勢や文化等、自分は知らないことが多すぎると感じたので、今年は自己啓発系の本ばかりではなくて、自分の引き出しを広げるような本も積極的に読んで蓄積していきたい。大前さんの他の本(企業参謀)も読んでみたい。

2014/12/23 09:09

投稿元:ブクログ

いつもながらの大前研一さんの鋭い指摘。本に書かれているように日本が進んで行ったらよいのにと思いつつ、そうなっていかない現状に疑問。政治を変えるには選挙というけど、投票率が最低で自民党圧勝だと、変わるのは当面先かな?

2015/01/01 07:15

投稿元:ブクログ

大前研一氏による日本の行うべき戦略を25の観点からまとめた最新版(2014.11時点)です。ビジネスマンとして理解しておくべき常識、という帯に書かれている様に、彼の意見に同意するかは別としても、一つの考え方として知っておくべきものだと思います。

彼の戦略を踏まえた上で、他の考え方も理解することで、自分の考え方を確立していきたいと思います。戦略というより、ビジネスマンが肝に銘じておくべき内容も多く書かれています。

印象に残ったのは、胃に入れる食費と頭に入れる情報の金額を同じにしろ(p127)でした。私の場合は、夜に飲み歩く量を減らして、その代りに昼間に酒抜きで美味しいものを食べつつ、5年後に自分を助けてくれるための情報や勉強にお金を注ぐべきと解釈しました。

今後の日本は、益々エネルギーコストを抑制する技術や社会基盤が必要になってくることでしょう。それに少しでも貢献できるような仕事を残りのビジネスマン生活でやり遂げたいと思いを新たにさせてくれた本でした。

また、この本で、A級戦犯問題が議論されているポイント(p277)が分かり嬉しかったです。日中国交正常化の密約のうちの1つを破った中国がみなしているのが原因なんですね。

以下は気になったポイントです。

・韓国やメキシコが経験しているように、中進国経済が伸びると人件費が上昇して国際競争力を失う、そこを突き抜けて3万ドル経済になるには、付加価値をつける独自技術が必要(p27)

・今から30年前に大量採用した世代が日本企業にはごっそり残っている。日本では年収が1800万円を超えてくると限界税率が急激に上がるのでインセンティブがわかない(p63)

・ネット通販で成功するには、顧客入口の「ポータル」、商品代金受け取りの「帳合」、商品を届ける「物流」の三拍子揃う必要がある、豊富な会員がいればポイント返還サービスを利用する方法もある(p72)

・デジタル化の特徴として、商品のコモディティ化が加速すること。(p78)

・LENOVOが上手かったのは、IBMパソコン事業を買収しても5年間IBMブランドを使う権利も取得、その後はThinkPadを踏襲した(p81)

・今のルノーは、日産の配当金や出資金で何とか生き延びている状態(p102)

・リンクトインのようなプロフェッショナルな交流サイトを活用するのも良い(p124)

・日本の電力網は、新潟県の糸魚川を境に東は50ヘルツ、西は60ヘルツに分かれていて、このラインをまたいで融通できる電力は100万キロワットのみ(p150)

・シェールガス、シェールオイルともに、特別なものではなく、基本的には通常の天然ガス・原油と同じで採掘法が違うのみ、実用化できたのは、シェール層を水平に掘り進める技術、化学薬剤を添加した高圧の水でシェール層を破壊する「ハイドロ・フラッキング」等の採掘技術が確立されたから(p159)

・アメリカの貿易収支赤字の60%はエネルギー収支、シェールオイルでアメリカが自立できれば貿易収支は大幅に改善する、コロラド・オハイオ���ように予想したほど生産量が確保できなかった州以外では順調(p162,173)

・原油から分子量の低いナフサ(粗製ガソリン)を接触分解により取り出して、それを更にクラッキングすると、様々な化合物が得られる。(p163)

・エチレン1トン当たりの原材料コストは、日本等では1311ドル、アメリカで364ドル、GTLでシェールガスから作る場合は39ドルと桁違いに安い(p164)

・日米半導体摩擦が激化した1990年初頭、日本は半導体を20%輸入する必要があった、当時のアメリカは軍事用を生産、インテル等は日本で生産していて輸入扱いにならない。そして韓国企業にノウハウを伝授して韓国製を輸入することにした(p260)

・田中角栄と周恩来による国交正常化交渉では3つの密約があった、1)尖閣棚上げで周恩来が持ち出した、2)戦後賠償問題、ODAという形で日本の資金・技術を供与、3%がキックバックされて田中派の利権となった、3)A級戦犯を中国人と日本国民共通の加害者とした(p276)

2015年1月1日作成

2015/07/16 04:11

投稿元:ブクログ

意識高い系になるなら、これくらい読んどけ。現代日本の指針を示す一冊。もう一度明治維新前の藩政地方自治のススメ。


 この人の言うことが完璧な正解ではないけれど、正解の一つであることは間違いない。あとは、社会に生きる人々がどの正解を実現していくかだ。
 そのためには、中央集権国家は足枷にしかならない。いったん分権を図って、日本全体の国力を高めることが必要。現代の北条早雲みたいな人が独自に活躍できる環境が必要だ。

 橋下に北条早雲だけの器量があったかはわからないが…。とはいえ、かつての戦国武将はかなり荒々しく、粗暴だったろうから、橋本は賢すぎてダメだったのかもね。

_____
p4 バラマキ
 自民党の常套手段バラマキ。選挙で勝つために地方に金を誘導する作戦が自民党の常套手段。結局、交付金依存で成長はしないし、日本全体のためにならない。
 消費税を導入した竹下政権も「ふるさと創生」という名目で地方にカネをばらまいた。安倍政権の「地方創生」も同種だろう。残念

p21 日本の五か年計画
 「鉄は国家なり」「産業のコメは半導体なり」という言葉で、日本の重工業、軽工業は発展し成長を遂げてきた。日本の五か年化計画の成功例である。しかし、経済成長を仕切った日本ではもうこの産業計画は成功しない。労働集約的産業はもう日本の領域ではない。
 まったく毛色の違う五か年計画を望む

p27 中進国のジレンマ
 経済成長国の発展国が、次第に人件費が高くなって労働集約的な産業で競争力がなくなること。発展したら安い労働力に頼らない独自性やブランド力で勝てるようにならなければいけないという、成長が反面、衰退につながっているというジレンマ。日本は真っただ中、BRICsはこれから、これから。

p30 コンサルの人数の意味
 コンサルは複数いるというのは意味がない証拠。多数のコンサルがいれば当然コンフリクトが起きて、集中的投資ができず、中途半端な政策実行になる。
 「有名なコンサルを何人も雇いましたよ。」は政権のパフォーマンスだと覚えておくこと。

p47 東京の西高東低
 首都圏の地価は西高東低の傾向。東京の湾岸エリアは都心に近いが地価が安い。しかし、田園調布とかの高級住宅街は都心の西のはなれたところにある。サラリーマンは通勤時間という金よりも重要な資本を無駄遣いしている。時給換算すると障害で4000万円近い損である。その分自分への投資に使うべきである。

 これはもう、自分を持てずに周囲の目に迎合したアカシだよね。もっと自分本位になっていい。

p68 見えない大陸
 『新・資本論』に掲載された理論。従来の経済理論とかが通用しない分野がこれから加速度的に生まれてくるという。固定観念にとらわれない人が踏み出していける領域だから、相応の覚悟が必要。こういう分野に踏み込んでいけるチャレンジ精神あるものを育てることが大事。

p82 大鑑巨砲主義
 PS3のソフト制作時代には大鑑巨砲主義で失敗があった。据え置きゲームというオワコンに開発費用を投資しても回収が難しい���しかし、PS3は美しい画質だからソフト作成には莫大な経費が掛かる。大鑑巨砲主義のソフト作成ではコスパが悪い。だから、PS4も同様にうまくいかないだろう。
 コモディティ化した物でいくら高品質をたたき出しても限度がある。そこを見極めるのが経営者。頑張れ。

p121 コモディティ
 「デジタル化はコモディティ化を加速する。」デジタル化すれば同業者が同じような品質の製品を開発できる。だからアナログ・フロンティアの業界の発展に臨むしか家電業界に芽はほとんどない

p127 食費=情報料
 情報料をどれだけかけていいかという質問をよくされるらしい。食費と同じにしろと言う。確かに情報量が人生を左右しうる世の中になったからなぁ。
 それに、金をかけるということは本気度が図れる。本気なら金がかかるなんて気にしないはず。自分に必要な価値ある情報に金をかけるようにすれば自ずと情報料がきまるんだろう。

p133 パンドラ
 自民党が55年体制以降、独自路線を貫いてきたせいで、他党が政権交代しても潤滑に運営できないようになってしまった。例えば、原発政策を進めたのにしても、ベース電源から外せない物を採用しておきながら国民に説明不十分にしてきたから、いざ問題が起きてそれを廃止しようとしてもできない状況にあるのだ。そのパンドラの箱を開けたのが民主党だが、結果、国民に大っぴらにしたら原発ゼロにしなければいけなくなった。現実には無理なのに。
 無暗にパンドラの箱を作ってきた自民党の悪い物がいよいよ表出してきたのが現代である。これからそれをいかに、目をそむけずに直視して、打開していくかが大事。大事。大事。

p166 シェールガスとTPP
 シェールガス革命はTPP問題よりも深刻。アメリカでは安価なエネルギーが手に入るようになったから、アメリカ製品は圧倒的な競争力を手に入れた。今、アメリカに工場の進出が進む。そうなると、農業生産物どころではなくて、ほとんどの工業製品がアメリカから輸入されて、TPPで日本の農作物が打撃を受けるどころではなくなる。

p171 アメリカの肚積り
 アメリカはこれからエネルギー輸出に慎重になるだろう。安くエネルギーを売っても国内総生産には効果は薄い。安い原材料費を武器に、アメリカへの工場進出を促して国内総生産を高める肚積もりなのだろう。日本はエネルギー依存国だが、アメリカにはきっと売ってもらえない。産業の空洞化が進むかな。

p176 アメリカと中東の変化
 アメリカはサウジアラビアの石油に依存してきた。しかし、この度エネルギーの自給自足が出来そうな見通しが立った。アメリカの中東離れが始まるかもしれ無い。アメリカの軍事費の八割は中東政策である。その赤字が緩和されればアメリカ経済は回復する。シェール革命は可能性を変える可能性がある。そうなると種々のプレゼンスは意味を失い、新しい世の中に対応しなければいけなくなる。

p208 神の見えざる手
 ドイツでは神の見えざる手が機能してる。ドイツは連邦制を導入している。たとえ経済的に遅れいる地域があってもそれは投資的に魅力ある地になる。人件費が安い後進地域は次なる投資先になり自然と開発が進み、自然と全��的な経済発展が成される。日本も中央主導的な地方発展よりもこういうスタイルが良いと思われる。

p211 ドイツのプレゼンス
 ドイツはナチスドイツの反省を生かして、ヨーロッパにおいて「でしゃばらない」存在を貫いている。
 フランスやポーランドやロシアとの国境問題は棚上げにしてうまくやり過ごしている。大人である。だから、世界で最も尊敬される国になった。日本は順位を落とした。今のドイツを嫌うのは緊縮財政を迫られているギリシャくらいだろう。
 日本もそういう世界をうまく大人の対応をできる国になればいい。しかし、安倍政権がやっているパフォーマンスは幼稚もいいとこだ。うまく国際社会の信用を得られる存在になってほしい。

p232 領土について
 ドイツはもう、フランスのアルザス・ロレーヌ地方気にしていない。ポーランド回廊のオーデルナイセも気にしていない。ロシアとのケーニヒスクローネもきにしない。そういう大人の考えが大事。日本も領土問題はそういう大人の対応が大事。

p237 台中関係
 台湾で中国とのサービス業取引の自由化を巡って市民のデモが起きてうやむやになった。しかし、発展してエレクトロニクス系で世界トップになった台湾が今更中国の労働力を恐れる必要はない。実力や知力のない下層サービス業階級の人たちが自分の職を奪われると不安になって決起したのだ。台湾としては中国に進出して新たな市場で勝負できる方が設けられる。馬英九の狂うしい所。

p242 安保闘争の頃
 60年70年の日本安保闘争では「アメリカの言いなりになったらロシアに近い日本は真っ先に攻められる。また戦争国家に成り下がる!断湖反対だ!」という主張だった。しかし、日本は戦争をしなかった。あれから半世紀、もしあの時アメリカではなくてロシア側についていたら、今頃ウクライナのようになっていたかもしれない。
 それでも当時の人間は「当時の若者の正義にあふれた純粋さは美しかった」と自分を合理化する。当時を反省すれば、自由と保守、どちらが大事だったのか、参考にできる。

p247 毛沢東の呪縛
 今、中国を縛りつけているものは毛沢東の呪縛である。中国共産党を作り上げた男は、今、もはや宗教のようになってしまった。それを否定することができないから、いつまでも中国は広大な国土を抑圧によって統治するしかない。
 中国も、チベットやモンゴルや、ウイグルやに自由を与えて冊封体制を築けばもっとうまく行けるはずだが、それができないのは、中国共産党の存在意義である毛沢東のことを蔑ろにしかねないからだろうか。

p268 アラブの春と同じ
 民主党の政権交代劇はアラブの春と同じ様相を呈した。アラブの春は、アフリカ各地の独裁政権を打倒して民主化を目指したが、結局カオスしか訪れずにイスラム国の拡大を招いた。それは独裁政権を打倒しても、その後の統治機構の存在が確約されていなかったから、結局、権力闘争が起きて暴力が支配した。
 日本の民主党の政権交代もこれと同じになった。自民党が政権の引継ぎをできないような仕組みにしていたから民主党が十分な運営をできずに、失敗した。特に、自身で原発問題が起きて、対処の仕方がなく��どうしようもなかった。民主のせいだけでなく、自民のせいもある。

p276 密約
 日本の自民党の取り交わした外交密約3。
①「尖閣棚上げ論」…田中角栄と周恩来の尖閣諸島という領土問題は棚上げにする代わりにその他の外交問題を緩和しようと約束したもの。文書化されていないから自民党の一部しか知らない。この前提があるから日本の領土問題に中国は憤慨した。石原のせいと言えるな。

②「戦後賠償問題」…日本の対中戦後賠償問題は、日本がODAで援助するからそれで肩代わりしてくれと言う了解を自民が独自にしていた。そのため、日本のODAに対してそれほど感謝を示さない。それに対して反発を覚える日本人がいるから中国政府も困ってる。自民の説明責任不足が招いた問題であるのだ。

③「A級戦犯問題」…戦争責任をA級戦犯に押し付けるという日中両国の共同認識を周恩来と田中角栄が約束した。中国も日本もA級戦犯に煽られたから過ちを犯した。だから日本も被害者だったという。
 だから、日本の首相が靖国に参拝することに過敏に反応するのである。約束を反故にされたのだから。それを国民に説明しないから混乱を招く。自民党は戦後日本で勝手しすぎた。

 日本の外交問題の混乱の原因は根本的には自民党が造った物だという認識をしっかりわかるべきである。これは氷山の一角かもしれない。こんな風なら、もはや日本は自民党しか政権に発てない。国民が期待するなら、自民党がまともな政権運営をすることを願うだけである。むなしい。


p280 小選挙区
 民主党の失敗で分かった通り、日本は自民党でしか運営できないようになっているようだ。そうなると、小選挙区代表制と言う選挙制度は良くない制度であると思われる。
 自民党が政権を失っても、その後の政権がやりたいことをできないなら、無駄に混乱を招くだけである。下手に世間交代がしやすい小選挙区制を実行して死票を多くするよりも中選挙区で民意を反映させる方が良いと思える。自民党が良い政治運営をできる監視環境を作る方が現実的と考えられる。

p294 戦後日本の清算をしてほしくない
 アメリカが安部さんに注意勧告したのは、日本が戦後日本の清算をしてほしくないからだと考えられる。日本にはいつまでもポチでいてほしいのだろう。
 戦後日本の清算となれば、東京裁判の妥当性や日本国憲法の妥当性に言及しなければならない。そうなると、アメリカは弱い。極東裁判は明らかに不平等だったし、日本国憲法も矛盾だらけだ。(象徴天皇とかね。)もし日本がそれを始めたら、アメリカの言うことを聞かなくなることは明白である。日本はアメリカの飼い犬であり金づるであってほしいのである。

 しかし、日本はそれに甘んじちゃあいいけない。冷静に戦後日本の清算を行い、これからの日本の進み方を本気で考え行動しなければいけない。

p306 政治家
 政治家にできることは二つしかない。「現代に生きる国民や世界の人に対して、日本が世界最高の国家であると思わせること」「諸外国に、日本の植民地支配は意味があった。」と肯定させることだ。
 以上のように将来をよくするべきことが政治家の仕事である。安倍政権のように過去の前提を書き換えて未来を変えようとするのは、大問題である。

____


 やはりいいことを言っていた。新しい気付きに出会えた、感謝!

 こういうことを書いておけば意識高い系に見えるだろうか。


 
 日本がこれからこの大前さんが言うような方向にはいかない気がする。やはり高齢者が多い世の中は変化しない。
 でも変えていかなければいけない。そのためには一人一人がこの本にあったような考えを自力で実現して社会を変えていくことしかできない気がする。

 すでに移民が多い世の中になってきている気がするけれど、彼らを質の高い人間にするのがものすごく大事だね。

2014/11/24 20:37

投稿元:ブクログ

オリンピックからエネルギー問題、外交問題と幅広い著者の見解が記述され興味深かった。新聞等では入手できない多くの情報が得られ、今までと違う角度から物事を感じる事ができた。特に日中外交の密約は知るのと知らないとでは全く違う話だ。

2015/05/23 22:37

投稿元:ブクログ

昨年末時点での大前さんの論点の数々。
基本的にどの本でも同じことはいっていると思いますが、これはプレジデント誌に連載していただけあって分かりやすいです。
ビジネスマン必読、とまでは言わなくても、読んでみて損はない本です。

ドイツに対する見方と、靖国問題、安倍さんへの分析なんかは方向性賛成です。

2015/01/07 01:55

投稿元:ブクログ

直近の様々な問題点について、単に課題分析をするだけでなく、大前研一さんのなりの視点で解決案まで提示された本。自分の知らない知識や視点がたくさんあり、大変勉強になりました!
しかし、色々と本を読んでるくせに、こういう直近の問ニュースに関する知識や視点って薄いなーということを実感。読んでる本に偏りがあるんだろうな。もっと足元の状勢を深められる本も読むことにしようっと。

以下、参考になった点。引用、自己解釈含む。

・オリンピックバブルでオリンピックまでの開発需要によるバブルは多少あるだろう。だが、一過性のものになってしまう。もっと東京の価値を高めるためには、西高東低に偏った土地の価値を改める政策が必用では。首都圏に出るのに同じ30分の距離なのに、西側と東側では価格が全く異なる。東の土地を中心に様々な機能を取り入れた都市を計画的に作り、投資を誘致する施策が有効。

・片道45分、往復90分の通勤時間で40年働いたら13,200時間(550日)にもなる。これを10分でも縮められば、莫大な経済価値が提供できる。勤務地と居住地を近づけるべき。

・日本の部長級の給料は世界水準から見たら、大きく下回る。年功序列型・終身雇用型の日本は団塊世代が部長級にひしめいており、トータル人件費が嵩むため、1人1人の給与を上げることが難しい。但し、1人1人の給与ではなく、総人件費で見たら遜色が無い。

・日本は累進課税上、年収が増えても税金で持って行かれるため、年収を上げるよりも、福利厚生を高めることに軸足が置かれてきたことも、世界標準よりも給与が低い要因。

・日本国内だけで見ていた時は、横一線なので大きな問題にはなってこなかったが、時はグローバル社会。世界規模での合従連衡が起こると、親会社と子会社とで給与の逆転が起きることは頻発する。本当にグローバルで活躍できる人材を確保するためには、現状の日本スタンダードの給与体系では難しい。グローバルな視点を持った給与体系、評価基準を構築することが必用。

・日本は毎年30万人人口が減っている。労働人口だけでみると毎年80万人もが減っており、深刻な労働力っ不足が今後リアルに起こってくる。これを解消するには「移民政策」が必用。労働力不足を理由に海外に投資を振り向ける流れが続けば、国内産業の空洞化が起こり、日本の衰退は止まらない。移民を積極的に受け入れる決断をし、移民が安心して暮らし、働けるような政策を検討するべき。海外に目を向ければ、オーストラリアやドイツなど、積極的に移民を受け入れるだけでなく、移民の教育に力を入れている国がある。

・エネルギー問題は非常に難しい問題。原発の代わりの再生可能エネルギーがもてはやされているが、風力発言は風任せ、太陽光発電はお天道様任せで、安定供給できるエネルギーにはなりえない。不安定なエネルギー原の場合は、供給不足リスクも加味した過剰発電が必用になり、結果として非常にコストの高い発電となってしまう。

・原発の再稼働は、原発規制委員会に委ねている以上、不可能。万が一を考えた場合のリスクを規制委員会という立場では取り���れない。そんなリスクは負えないから、活断層があるので再稼働は出来ないという主張のために、あるかどうかわからない活断層の発掘に躍起になるとうい構図だったりする。国がリスクを負う形にしない限り、原発の再稼働は難しい。

・活断層上にあるということは言い換えれば地震が発生するリスクが高いということ。福島原発の検証をしっかりと行った上で、地震が起こったとしても、非常事態にも必ず電力を保持しうる方法を検討するべき。実際に、過去最大のマグニチュードだった新潟地震の時も、柏崎刈羽原発は対処出来ている。

・原発の代替エネルギー確保のために、火力発電のウエイトを高めているのが実態。火力発電を動かすために必要なLNG(液化天然ガス)が必用になるが、日本は世界でも非常に高い価格で購入させられている。日本の貿易収支が大幅に悪化したのはこの非常に高いLNG購入量が大幅に増えたため。他国は天然ガスをそのまま直接パイプで引き入れているため、安いコストで手に入れられている。一方日本は、タンカーを使った海運の為に、一度液化する必要があり、また日本国内でその液化をガスに戻す作業も加わり、コストが含らんでしまう。たあ、直近ではアメリカでシェールガスが大量に発掘されるようになり、ロシアを中心とした天然ガスの需要が大きく下がり、結果市場価格の下げ圧力もかかっている。日本のエネルギー政策を考える上でこの燃料の調達方法の多様化とコストダウンは欠かせない。
ちなみに日本のガス調達コストは1単位あたり15ドル、ヨーロッパは7ドル、アメリカは3.5ドル程度。

・日本国内のエリア毎に電力会社が分かれているのも問題。各エリア毎の会社を統一し、全国的に電力を融通し合えるようになれば、より安定した電力供給が可能。夏場は南の電力需要が上がるので、北から供給。冬場は喜多の電力需要があがるので、南から供給する。

・ドイツが好調なのは、連邦制がうまく機能しているから。各州毎に税徴収や外交の権利を有しており、州ごとに自立すべく自助努力がされることで、筋肉質な州に育っていっている。一方で日本は中央集権体制で、地方は中央に頭を下げ交付金をもらう、中央は選挙票を得るために、地方に金をばらまくという構図。結果地方は自立に向けた努力が生まれにくい。

・ドイツは州単位で独立独歩でやっているが、ドイツ全体の死きりはkfwという組織がやっている。全体として育成すべき産業に投資を行うなどし、新陳代謝が怒る仕組みを埋め込んでいる。

・ドイツはデュアルシステムという教育システムが上手く機能しており、国民の職業観の育成に繋がっている。10歳の時に職種のプロフェッショナルの道を進むか、学問の道を進むかを選ぶ仕組み。職種に進んだ人は、学問と実際の職場での実地研修とを半々で行う。実施研修をした企業への就職の道をもある。若くして、専門知識を講義の中で学ぶだけでなく、実際の企業での経験を得ることが出来る。18歳の時点は、多くの人が自分が何がやりたかがわかるようになっている。

・靖国神社参拝に、なぜ中国があんなに抵抗するのか。日中国交正常化の際に、中国側が中国国内に日本と国交を再開するにあたって説明のために作った��由が『日本も中国と同様一部の戦犯者の被害者だ』とした。そういう理由づけを日本も合意をしていたはず。それにも拘わらず、戦犯者をまつった靖国神社を日本総裁が訪問すると、かつて互いに確認した日本も戦犯者の被害者という理論が使えなくなる。だから、反発を強める。

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