紙の本
生活全般に役に立つ
2016/02/13 11:05
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投稿者:Oちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
20代女性です。
私は独身なので、子育てではなく、
自己啓発本のような感覚で読みました。
単なる精神論ではなく、実体験に基づいて丁寧にかかれています。
例えば、ネタバレになるのであまり詳しく書けませんが、佐藤家の独特の時間管理術、生活のルールなど参考になります。
また、テストで100点を目指す=完璧を目指すのは、社会に出てからも役立つということが書かれていました。
その、100点を目指す方法が、これまたすごいです。ここまでやって、やっとできるのだな~と思いました。
項目はそれぞれ短く、文章も分かりやすくて読みやすいです。
佐藤家の子育て術はすごいです。
方法は、赤ちゃん~18歳まで出し惜しみせず全般網羅して書かれています。
将来子育てするときに参考にしたいです。
ただ、誰にでも真似できるわけではないな~とは思います。。
なので、星4つです。
紙の本
あっぱれ
2015/08/30 22:32
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投稿者:食べるの大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろいです。
ひたすら素直なお子さんたちがうらやましく感じられました。
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・なぜ3兄弟とも灘校と東大理Ⅲに合格できたのか。ひとことで言えば、私が「佐藤式勉強法」を作り上げ、徹底的に子どもにコミットしたからです。さらに言えば、勉強を教えるのではなく、勉強のやり方を教えたからです。
・我が家は公文式と水泳、そしてバイオリンを習い事にしていました。
・「小さい頃から勉強ばかりさせて可哀想」と何度言われたかわかりません。「遊ばせないとまっすぐに育たないぞ」ともよく言われました。けれど、何度考えても、1日のなかで30分公文式のプリントをさせることが、人格形成に問題をもたらすとは思えませんでした。その30分以外は兄妹、親子で好き勝手に遊んでいるわけですから。その30分の蓄積で、彼らが「行きたい」と思った中学校、さらに大学にまで行けたのなら、それは親として子ども孝行できたと言えるのではないでしょうか。
・テレビにこの子たちの人生の時間を取られるのももったいない。そう考えて、「わざわざ」テレビを見に行かなければならない環境をつくりました。長男が生まれた年からテレビをみない生活をしているので、私自身「キムタク」の存在を最近まで知りませんでした。
・公文式に通っていても、水泳に通っていても、「うわあ、あの子すごいなあ」と思う子どもは必ずいました。公文式では、小学校2年生で大学院レベルまで済ませている子、水泳では1年遅く入ってきたのにまたたく間にメドレーまで泳げるようになる子・・・、そういう子をみると、佐藤家の4人は凡人というか、図抜けているわけではありませんでした。よその子どもと比較して親が焦ることは、いちばんしてはいけないことです。「上には上がいるもんだな」と思って流すしかありません。
・わが家は「勉強の環境は整えない」方針です。電話の音、玄関の来客、他の子の話し声やリスニングのCD、あげくに音読・・・勉強中も周りは雑音だらけです。彼らにとって、それくらいの雑音は日常そのものだったのです。けれど、そういう状態でも集中できるようになれば、本番の試験で「隣の人の咳が気になって・・・」なんてことにはなりませんよね。
・「勉強ができる子は学校の授業をなめる」「傲慢な子に育つ」と言われることがありますが、それは誤解です。成績がよくて傲慢になる子とならない子の違いは、「親が友達と比較するかどうか」だと思います。
・私は子どもたちを公文式に入れたらすぐ、「絵本を1万冊読ませる」という目標を立て、毎日、何冊も何冊も絵本を読み聞かせました。その中で、日本の文化や考え方にたくさん触れさせ、子どもの心に根付かせることができたと思います。子どもがよくわからないバブバブ言葉で話しているのも可愛いものですが、言語に関しては早めの習得が思考力に直結します。どんどん高い水準の日本語に触れさせてあげることで、ボキャブラリーも、日本語感覚も、文化も、自己表現能力も身についていくのです。絵本はレベルが合わないと子どもが退屈するようになるので、レベルを上げる目安もわかりやすいと思います。
佐藤家の幼少期の勉強法は、「先取り」がベースにあります。子どもの能力は無限大ですから、年次にとらわれずにできることをどんどんさせることが大切です。3歳だからこれ、5歳だからこれ、と足並みを揃える必要はありません。4人の子どもを育て、「子どもは、わかるようになる、できるようになることが本来好きなんだな」と感じます。文字が書けるようになったときも、計算ができるようになったときも、公文式で新しいことを学ぶときも、いつも楽しそうでした。
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とても良い本だった。とにかく一生懸命のお母さんの姿を聞くのはとても気持ちが高揚する。
母親として子供にどのぐらい愛情をかけて育てるかってことを追求してると思った。まずは本をたくさん読んであげる。そしてよみかき算盤をしっかり教えて、公文を3学年国語と算数で先取りする。それでしっかり基盤を作ってあげることそれが将来の子供のどれだけの財産になるかわからないと思ったらものすごく子育てのやる気が出た。
子育てに迷ったら振り返りたいと思った。
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なかなか強烈
「うちは決してガリ勉ではない」とは言うものの、世間ではこれをガリ勉というのですが、、、
「テレビとおやつは非日常」というのもすごい。
とはいえ、鉛筆を削るなど、どうでもいいことは全て一身に引き受けるという覚悟は素晴らしい。靴下も履かせてあげてたんだとか。。。
少し見習おうか???
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全ての方法に納得できるわけではないし、賛否両論はあるだろうことは想像できるが、こうと決めて、ここまで信念を持って貫き通した教育は凄いと思う。
単純に子供を東大に行かせる方法・実践がこれだけ詰まっていたら、一冊の本のお値段以上の価値はあると思う(と言いつつ図書館で借りたが)。
個人的に勉強方法や生活習慣などはビリギャルより遥かに興味深く読めた。
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・感情的に怒るのではなく、具体的に伝えないと子どもも理解できません。「ちゃんとやりなさい」というようなあやふやな言葉を使わないことが大切です
・勉強は、早ければ早いほどたくさんのことを吸収することができます
・少しでも頭が柔らかく、無限の広がりがあるうちにたくさんのことを学んだほうがいいのです
・よその子どもと比較して親が焦ることは、いちばんしてはいけないことです。「上には上がいるもんだな」と思って流すしかありません
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子供の代わりに何でもかんでもするのはどうかと思うし、言ってることが最初と最後で矛盾もあった気がする。でも、徹底しているのはいいと思う。
勉強の成功体験を作ってあげること、音読などを取り入れていくのはいいかと。
地理とかはるるぶを使っていくのは面白いアイデアかと。
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2017.7.24
自分が育てられた環境と比較しながら読んだ。
自分の直感を信じて、最大限に子どもにエネルギーと時間を割いたのがすごい。
・とにかくほめてほめてほめ倒す
・「ちょっと待ってね」はNGワード
・母親の知的好奇心が子どもをつくる
・朝はニコニコ、絶対に怒らない
納得できること・真似したいことがたくさんあった。後半、勉強まで細かく見てあげられたのは専業主婦だからかも。
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佐藤ママは凄いです。
ここまで徹底的にやれば子どもが東大理科Ⅲ類に受かるのかと納得はしました。
ただこの方法はお金の心配を全くしなくて良い人のやり方だと思います。
普通の家庭では子供4人にここまでは出来ないのではないかと思います。
私とは相容れない考えもありますが自分なりの信念を持って一生懸命に
子育てをしている姿には素直に感心しましたし、参考になる部分もありました。
子離れがちゃんと出来れば育て方としてはそんなに間違ったものでは無いかもとも思います。
個人的には理Ⅲでなくても東大に行ければ凄いと思ってるので
ここまで徹底はせず親としてやれることをやっていこうと思いました。
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[図書館]
「私のやり方は正しい」「私は正しい」「私だけが正しい」
という主張がグイグイ迫ってきて読んでて正直辛かった。
教育学的には効果がない、逆効果とされてる方法も多いし…眉に唾つけて読むのが良いと思った。
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参考になるところと真似したくないなと思うところがあった。
学力の強化ばかりに重点を置いているのはどうかと思った。
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自分の子ども時代とは違った環境、信念で驚いた。こんなにも、母親が愛情をもちながら子どもの勉強を管理していることに。
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☆本書のメッセージ
親が子どもの学習のすべてをサポートする。子どもの貴重な青春時代にしかできないことだけを子どもにさせる。それ以外のことは全て母親がある
●読んだきっかけ
audiobookのセールがきっかけ。「灘→東大理Ⅲの三兄弟」という事実が強力すぎて、読みたいと思った。その背景、環境が気になった。しかも、今は長女も東大の理Ⅲに受かったらしい...圧倒的な強さ
●本の概要
母親である佐藤氏が、どのように考え、子どもたちの学習・勉強をサポートしていったかという話
●本の面白かった点、学びになった点
*佐藤氏の立ち振る舞いが私の中の「母」という基礎概念を超えている。「プロ専業主婦」である。そういう世界、人々がいるということを知れた事実
・佐藤氏が子どもにかけるエネルギー、時間はすさまじい。そこら辺のサラリーマンや正職員よりも圧倒的な思考とエネルギー、時間を投資している
・「子どもが高校を卒業するまでは、子どものすべてに責任を持つ」をモットーに、サポートできるところは全てサポートする姿勢。特に、学習におけるサポートの姿勢がすさまじい。
・「この子たちの勉強・学習の力になるために、私に何ができるか」という問いを常に持ち続け、余す来なく実践し続けたのだろう
・明らかに、母親としてプロフェッショナルであり、全ての母親がここまでできるとは思えない。ただ、学べるところ、盗めるところは多い
・佐藤氏は、従来的な「母親」といようりは、各子ども専門の「受験勉強専任プロコーチ」といった印象
*兄弟姉妹で「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばせない。兄弟間に上下関係を作らない
・早く生まれた、遅く生まれたとかで、差別があるのは非合理的。子どもたちの中で不公平感を与えないように、親も兄弟間もお兄ちゃんもお姉ちゃんとも使わない
・何かをあげるとき、与えるときも絶対に「お兄ちゃんなんだから」という理由を使わない。それは理不尽である
*時間の大切さを教える
・そのために、家の時計を20分ほど早くしておく
*家事よりも自分の時間を優先する
・自分のモチベーションと精神を保つために、家事には手を抜く。浮いた時間を「読書」に充てる。自分のための時間が作れている、ということがとても精神衛生上よい。また、読書から子育てのためのアイデアを得られることも多い
→佐藤氏は、本著の中で「佐藤優氏の『読書の技法』からアイデアを得た」ということを書いてある。w私は、専業主婦をなめていた。佐藤優氏の著書を読む、専業主婦も、当たり前だがいるのだ
*子どものテスト、問題集を読み込み、分析する
・たとえ、数学や英語がなくとも、毎回テストの解答用紙を読み込んでおくことで、子どもの間違いの傾向や、成長具合をつかめる
・各子どもが間違えた、直しのノートや、問題集を作成する。そのノートは子どもたちが学校に行っている間に作成し、帰ったら渡せるようにしておく
*子どもの学習サポートを当然のもとのして行っておくことで、子どもが思春期になってもいつも通りコミ��ニケーションをとることができる
・いつもはサポートや支援をしていないのに、進路選択の時だけ、口出しをするから、親子げんかになる。子どもの進路に口をだすには、日ごろからの関係性が重要なのである
*テレビは居間に置かない。ゲームもそんなにさせない
・テレビは居間にない。テレビは非日常にする。もちろん、ご飯を食べている最中も、テレビは見れないようになっている
*子どもが中学生になるまでは、親が勉強や計画をコントロールする
・子ども、というか人間?は基本的に怠惰なもの。勉強の計画、どこまでやるか、というのは親がきっちり目を見張り、進捗を見ていく必要がある
*勉強計画で大事なのは「時間」ではなく「何ページやるか」
・勉強や受験で最終的に求められるのは結果を出すこと。それまで、どれだけの時間を勉強に充てたのか、ということなど見られない。したがって、普段の勉強においても、「どれだけの時間を頑張ったか」などの観点は非合理的→さすがプロ主婦。合理的過ぎて笑ったw
・したがって、子どもと共に勉強計画を作るときは、必ず「ページ数」や「単元」などやる量を具体的に定めること
*明日の道具や必要なものの準備は全て母親が行う。高校生になっても。
→さすがに中学生や高校生になってまで、そんなところまでやるのはどうか、と思ったけども...
→佐藤氏はこの子育て法で結果を出しているし、何より「家事とか料理とか明日の準備とかの経験なんて、青春時代にさせてももったいない。必要な時にさせれば覚えられる」というのも、一種合理的で理解できる。明日の準備や持ち物を確認する時間を、全て勉強に充てられるとしたら、12年間の学校生活館で結構な時間が生まれるしな、、、
●本のイマイチな点、気になった点
*勉強の環境は関係ない
・佐藤氏は、子ども全員を全て目の届く範囲で勉強させるため、一階に集めていた、と語っていた。ただ、これはあくまで佐藤氏の家庭上の都合であり、全て勉強部屋を作らず、そのようにさせることがいいかどうかは、不明瞭だなぁ、と思う
→ただ、各々の部屋がなくたって、学習机がなくたって、灘にも東大にも行けるというのは知っておくべき事実ではあろう
●具体的なアクション&学んだことをどう活かすか
すぐに実行できることはないものの、自分が後輩を育てようと思うとき、人を育てようと思うとき、そのやりようはいくらでもあるのだな、と学んだ。佐藤氏は、高校生の息子の英語や数学などよくわからなかったそうだが、毎度の解答用紙を見つめたりすることで、子どもの弱点やその傾向をつかむこと、自己理解を助けることに貢献していたそうである。
自分が力がなりたい人のために、何ができるのか、考えつづける。コーチとして、支援者としての思考をあきらめなければ、サポートする手段はいくらでもあるのだなと学んだ