紙の本
百福さん
2018/10/18 07:24
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご存命の時に書かれたもので、エッセイが大変興味深い。
朝ドラ化されて、関心が集まっているが、以前も「てるてる家族」にも出てきたことがあるし、「まんぷく」と、この本などでいろんな百福さんを知りたい。
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今NHKの朝ドラでやっている「まんぷく」のヒロインの夫、萬平さんの伝記。
日清と言えば、チキンラーメンとカップヌードル。ガッキーのチキンラーメンに、かなり前の「ハングリー?カップヌードル!」という原始人が出でくるコマーシャルが今でも目に浮かぶ。
安藤百福という人は、本当にスゴイとしか言えない。エジソンのように失敗したことを、失敗ではなく、成功しない方法を見つけた!という発想で、めげずに自分の思い描いた地点に到達するまで諦めない。まさにハングリー!の人だ。
そして、早くからグローバルな視野を持っていた。
何より、チキンラーメンを開発し始めたのが、無一文になった47才の時で、カップヌードルを作り出したのが61才の時というのが驚きだ。
中学生はもちろん、中高年が読んでも勇気付けられる。
このちくまポルトレは、主に昭和に活躍した人物の伝記シリーズ。若い世代にも馴染みのある人物が多く、短くて読みやすい。どれもハズレがない。2018.11.28
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この方がいたから、今の僕らの生活がある。当たり前のように食べられるインスタントラーメンやカップ麺。これを世に出すのに、現代の僕らはどのくらい努力できるのだろう。ぜひ多くの人に読んでもらいたい一冊です。
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「大人と子どもの間で立ち止まっている中高生に向けて、ポルトレを創刊します。ポルトレとはポートレート、肖像。あなたと同じように、悩んで、戸惑って、たくさん失敗して、だけど自分の人生を自分の力で切り開いていった、世界中の人たちの姿をポルトレは写しとっていきます。いまは、自分を肯定できないかもしれないけれど、わたしたちはあなたを未来そのものだと思う。だから、あなたの人生をほんの少し前へ進めたい。」
中・高校生向き の伝記、評伝シリーズ。
チキンラーメンの発明が48歳のとき。挑戦するのに遅すぎるということはない。「常識」にとらわれず、食を通して人々の幸せを追い続けた男の物語。解説 藤原和博
内容説明
転んでもただでは起きるな!そこら辺の土でもつかんで来い!絶対に諦めない男の波瀾万丈の物語。
目次
序章 なぜ「魔法のラーメン」と呼ばれるのか
第1章 逆境が生んだ、世界初のインスタントめん「チキンラーメン」
第2章 百福を育んだ台湾時代―〇歳~二十二歳
第3章 「当たって砕けろ」で道を拓く―二十三歳~三十五歳
第4章 「世の中をよくしたい」が仕事を作る―三十五歳~四十六歳
第5章 チキンラーメンはいかに「国民食」となったのか
第6章 六十一歳で「カップヌードル」を開発する
巻末エッセイ「常識を疑う力」(藤原和博)
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NHK名作朝ドラ「まんぷく」再放送に、揃って単細胞の夫婦ともどもあっさり触発され、図書館で借りて来た一冊。
しかしコレは面白くない。要は、既出の評伝、伝記モノから史実や情報のみを切り取って寄せ集めただけの抜粋モノ。著者・編者としての「付加価値」を微塵も感じない。巻末の藤原和博氏による解説も「とって付けた」感が否めないし。
それでもまあ、朝ドラのストーリーが「どこまで史実なのか」の答え合わせが出来た程度には役には立ったが、それ以上の価値は全く見出せず。残念。
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朝ドラを見た後なのですごく読みやすかった。百福の台湾時代の話はドラマで描かれていなかったため、興味深かった。歴史的背景とも関連があり、近代史をもう一度学び直したくなった。