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紙の本
地震について、きわめて理性的な良書
2016/02/14 12:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニシヤン - この投稿者のレビュー一覧を見る
火山噴火や大地震についての著作は多いが、その殆どは出来もしない地震予知についてや、大地震が起こったらすぐに省エネルギーだとか、短絡的な考え方に著書は否定的だ。大噴火も大地震も大きな被害の裏には、人々に恵みも与えていることを著者は強調する。我々の祖先はそのめぐみを受けて生活を続けてきたことを忘れてはならない。その上に立って、今後必ず起こりうる西日本大震災について、一人一人がどのように備えなければならないかを考えさせる機会を与える、きわめて理性的な良書である。
電子書籍
熊本地震前に出てきた
2016/12/09 07:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AR - この投稿者のレビュー一覧を見る
3.11以降この国が地質大変動の時代に入ったという認識がまだ世間には薄い。富士山の噴火だって想定しなければいけない現在なのに、いまだに原発オッケイな人がいるのには愕然としますが、この本は2016年の熊本大震災前に出版。起きたのは南側の地震ではありませんでしたが、それでも着眼点は素晴らしい。この国に大震災の危険性が迫っていること、それに対処するにはどうしたらいいのかという点についてまで言及しています。
紙の本
想定外の自然災害をなくすための心の持ち方を説いた本
2016/03/25 14:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
「情熱大陸」にも先日取り上げられた火山学を専門とする著者が今後日本を襲う可能性のある地震、火山による災害のリスクに関して述べた本。潔いと思わせるのは「何年何月何日にどこで地震が発生する、火山が噴火するというような予知は不可能である」と現在の地球科学の限界を認めた上で、それでもなお予測されるリスクに対して警鐘を鳴らしている点です。「南海トラフで発生する海溝型地震は3回に1回は超弩級の地震となっていて、次に発生する地震がその順番になっている」、「9世紀に地震活動が活発化した時代があり、現代が非常によく似た状況となっていて、9世紀に発生した地震のうち、現代でいまだ発生していないのは首都直下型地震と南海トラフの地震である」、「巨大地震で文明が滅びることはないが、巨大噴火は文明をも滅ぼす威力がある」、「日本列島では文明を滅ぼすほどのカルデラ噴火は約7000年毎に発生しており、直近のカルデラ噴火は約7300年前であるから、いつそのような巨大噴火が発生しても不思議ではない」、「富士山は誕生から約10万年経過しており、一般に火山の寿命は100万年前後と考えられ、人間で言えば活発なエネルギーを持つまだまだ若者の火山で、いつ噴火しても不思議ではない」等々、火山学・地震学の常識でありながら私達がまだ知らない情報を分かりやすく伝えています。著者の意図が悪戯に危機感を煽ることではなく、災害が発生してから「想定外だった」と言うことをできるだけ回避し、少しでも被害を小さくすることだという点にも共感が持てます。
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