紙の本
ファンの悲哀
2017/03/15 20:45
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アナクロンに独り」を読むためだけに買う。そして結局全部読む。旧版を持ってるのに。そして『ノーストリリア』も徹夜で読んじゃう。今日も仕事あるのに。コードウェイナー・スミスというのは私にとってそういう作家なのです。
紙の本
どこから読んでもスミス
2016/06/10 00:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かめやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
3分冊の1冊目ですが、どこから読みだしても、コードウェイナー・スミスの世界を堪能できること請け合いです。
淡々とした語り口の中、登場人物(含む動物)に対する深い愛が感じられるのがたまりません。
電子化していただけたのもうれしく、あと2冊が待ち遠しいです。
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基礎知識が定まらないのと
まだこれしか読んでいないので
評価は難しいのだけど
舞台や道具はともかく、物語の中にある
人間的な部分、ロマンチックな思いは
いまも色あせないのではないか。
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『人類補完機構全短篇』の第1巻。
全3巻完結予定で、2巻、3巻も近刊とのこと。こういう場合、大抵は完結してから読むのだが、続刊の刊行スケジュールがはっきりしないので、取り敢えず1巻を読了。
時系列順に編集されているが、どれから読んでも特に差し障りはないように思われる。全体的に割とセンチメンタルな傾向があるのも特徴か。
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中身を確認せずに買ってしまったが、これは、第81Q戦争などを組み直しただけでした…今のところ既読のみ。まあこれを機会に揃えちゃうかなあ。ノーストリリアも買うかー。
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SF。連作短編集。はじめての作家。
20世紀から130世紀にわたる未来史。時間的なスケール、世界観的なスケール、どちらも驚異的。
内容は、背表紙にあるように、「奇妙で美しく、グロテスクで可憐」。一言では表現出来ない、あらゆる魅力がある。
好きな作品は「マークエルフ」「昼下がりの女王」「ガスダブルの惑星より」「スズダル中佐の犯罪と栄光」。
以下、印象的な作品のメモ。
「第81Q戦争」
見世物としての戦争。森博嗣『スカイ・クロラ』に酷似。
「マーク・エルフ」
主人公カーロッタの生い立ちが素敵。マンショニャッガーがよいキャラ。
「昼下がりの女王」
前話から続く物語。後半はジュヌヴィーブ夫人代筆らしい。ロマンチック!
「スキャナーに生きがいはない」
デビュー作らしい。65年前の読者は、この異様な物語をどう感じたのか?
「星の海に魂の帆をかけた女」
夫人との合作。ラブロマンス。夫人が絡むとロマンチックな作品になる傾向が。
「人びとが降った日」
8200万人が空から降ってくる、この設定だけでも刺激的。
「青をこころに、一、二と数えよ」
タイトルのセンスはベストか。
「鼠と竜のゲーム」
ネコSF。ネコ可愛い。
「ガスダブルの惑星より」
夫人との合作。ショート・ショート。グロテスクなファーストコンタクトもの。ブラックさが良い。
「スズダル中佐の犯罪と栄光」
短編としては濃密すぎる世界観。
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読みにくくてなかなか進まなかった。
珍しく飛ばし読みして7割くらいで返却。
設定は面白かったので残念。
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独特の感覚で描かれる未来史「人類補完機構」.
重苦しいモノトーンの物語で始まる「無幻世界へ」.
補完機構の創立が描かれる「マーク・エルフ」「昼下がりの女王」メンシェンイェーガー11号(マーク・エルフ)登場.
原題はScanners Live in Vain .和訳が絶妙な「スキャナーに生きがいはない」.宇宙船を操る特別な改造人間スキャナー.彼らは自身の苦しみと引き換えに宇宙船を飛ばし,人類に貢献していた.ギルドのような組織をつくり,統括者はヴォマクト.しかし,新技術が開発され,スキャナーの苦しみを介さない宇宙航行が可能になる.スキャナーたちは新技術の開発者に暗殺者を送り込む.
「竜と鼠のゲーム」宇宙に潜む邪悪な存在「竜」.人間の心には竜に映るその存在も,パートナーには巨大な鼠にしか見えないのだ.