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投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。ハッピーエンドで良かった。
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
茉莉と歩太の交流はとてもよかったけれど、茉莉の境遇がつらくて読むのがきつかった。そして、夏姫と歩太は今作でもいい関係だった。なんとかよりを戻せなかったんだろうか?と読み終えた今でも思う。
電子書籍
まさかの結末
2016/12/09 03:30
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投稿者:ココア - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中まで読んでいて、ドロドロの結末を予想して心苦しい思いを抱いていたのですが、結末はまさかの。そうくるか…と、ちょっと驚きました。それにしても、「天使の卵」シリーズは全て読みましたが、どの作品も読めば読むほど、登場人物に愛着が湧いて来ます。社長やマサルについての番外編とかも出していただきたいです。
紙の本
終わりなんだなぁ
2016/10/27 19:48
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投稿者:か~ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『天使の卵』を読んだことがきっかけでピアスの穴をあけました。
卵~柩の間に自分にもいろいろなことがあったので完結というのが感慨深いです。
希望があるラストでよかったです。
紙の本
天使の棺
2020/11/16 14:19
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人とフィリピン人のハーフとして生まれた天羽茉莉は猫を助けてくれた一本槍歩太と出会う。見た目の悪さから自棄になっていた茉莉は学校にも行かず、街をフラフラしていたタクヤと付き合い始める。タクヤから犯罪まがいのことを要求されて悩む茉莉を歩太は優しく包み込む。茉莉は生まれてからの出来事を歩太に話す。話を聞いて歩太の取った行動は・・・。
棺という言葉があるので誰かの死をイメージしていたが、過去の自分の死ということだったんですね。茉莉が順調に成人してくれればと思いました。
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3年落ちの新刊。
文庫化までの3年。
滅多なことではハードカバーを手にしない。いつも通りに待った3年。
『天使の卵-エンジェルス・エッグ』を読んだのは、1997年の夏。この『天使の棺』と同じでナツイチに選ばれていた。
村山由佳と出会ったのがその夏で、“いつものペース”から考えると、1年遅れで読んでいたことになる。『天使の卵』の文庫化は1996年だった。
それでも、ほぼ3年遅れのリアルタイムを辿ってきたことになる。
昨日『天使の卵』、『天使の梯子』、『ヘヴンリー・ブルー』を読み、今日『天使の棺』を読むのとは、感じるものが違うだろう。物語の中では15年の歳月、現実の世界では約20年という時を重ねている。その時間の重さも、物語に加味されているからだ。
もちろん、『天使の卵』は当時、完結した小説であった。だから、このような時を重ねることを、誰も──村山由佳さえも──考えなかったはずだ。
もし誰かが考えたとしても、こんなところへはたどり着かなかっただろう。
誰も考え得なかったところへ、物語が導かれた感じがする。
ただ今は、その3年遅れのリアルタイムで、この物語に追従できたことに感謝したい。最初から計算し尽くして、たどり着いた場所ではない。ここはそういうところ。
こんな奇跡のような体験は、そう頻繁に遭遇するものではないだろうから。
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どうなるのかとちょっとハラハラしながら読んでいた。読み終えた今はホッとした。人と人との出会い。大切な出会い。どんな人と出会えるかで人生もまた変わる。
天使シリーズの最終章との事。ちょっと残念だけれど好きな3作品。
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自分の居場所を見つけられずにいた14歳の茉莉は、公園で歩太と出会う。
歩太は茉莉の境遇を深く詮索せず、自分の家への出入りを許す。そこは茉莉にとって、初めて見つけた居心地のいい場所だった。
歩太だけでなく、歩太の周囲の人々たちと触れ合い、少しずつ茉莉は年相応の子供らしさを取り戻していく。
しかし。茉莉につきまとうタクヤによって、茉莉に最大の危機が訪れて......。
「天使の卵」完結編。
2016年7月10日読了。
「天使の卵」で始まった歩太の物語が遂に完結です。
歩太が出会った少女、茉莉の環境は本当に悲惨。
誰にも愛されていない、どこにも自分の居場所はない。
そんな風に思って生きてきた少女の視点で描かれているので、最初のうちは読んでいて心がへこたれそうになりました。
でも。歩太や夏姫を始め、シリーズの登場人物たちの言葉が、とても優しくて温かくて、そこに泣かされました。
それぞれが、それぞれに。傷や思いを抱えて生きてきたはずで。その上で、みんなが優しくて素敵な大人になっている。
それが感じられて、じわじわっと涙が溢れてきました。
いい涙を流せました。良かったです。
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久し振りの作家さん。天使シリーズは若い頃読んだので歩太くんと共に歳を重ねていたんだなぁ、と。話は少女漫画風にまとまったのが意外。
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天使の卵、梯子に続く作品。
前作品から読み直したくなる。
この作品はちょうど同年代を生きてる気がするな。
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天使の卵、天使の梯子、ときて天使シリーズの最終章。だがこれだけでも十分読めるし、物足りなさは感じない。
「卵」から14年後の時代で、主人公は望まれない子として生まれ育ったために、自分を「汚い」と感じ続けている14歳の少女。彼女が出会うのが「卵」の主人公だった歩太だ。
「卵」も「梯子」も恋愛が軸になっているが、この作品はもっと根本的な「当たり前のようで当たり前ではない幸せ」が軸になっているような感じ。
主人公の再生でもあるけれど、「卵」で消えない喪失感を背負ってずっと1人で生きてきた歩太の再生でもある。
恋ではないけれど、お互いがお互いを必要とする「愛」がそこにはあってやっぱりこれはラブストーリー。
文庫の内容紹介にある「終わりにして始まりのものがたり」という文がぴったりだった。
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色々と昔を思い出させてくれるような作品でした。
内容と言うよりも空気感がとても好きな一冊でまた天使の卵から読み直してみようと思います
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天使シリーズのラスト。
卵から20年とのこと。
思えば、本を読み始めたころに卵を読んで、村山ワールドにはまり、今に至る。
そう考えると、このシリーズが自分に取って特別なんだなーと。
自分でしか抱えられない後悔を、どのように昇華していくか。世の中そんな後悔だらけ。
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「天使の卵」「天使の梯子」「ヘヴンリー・ブルー」と続いてきたシリーズの最終章。
単独で読めないこともないが、やはり登場人物たちの背景を知っておくほうがいい。
たった一人の肉親である父親からネグレクトされている14歳の茉莉は、30を過ぎた歩太と出会う。
それまで自分の存在を肯定できずにいた茉莉だが、歩太や周りの人物たちとの出会いをきっかけに変わっていく。
これまでのつらい経験を乗り越えてこそ、なのだが、歩太や夏姫、慎一、歩太の母に渋沢‥と、聖人が多すぎて、特にラストの収まり方にはやや白けてしまった。
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村山さんの作品は、人間の嫌な部分をたくさん見せるのに、読んでいて嫌な気分にならない。
幸せな優しい感覚が、嫌悪・負・マイナスな部分をすっぽり覆っているから、いつも読了感が気持ち良い。
歩太にまた大切に思う人ができてほんとに良かった。大事な、大事な一歩が踏み出せたと思う。