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落語の種あかし (岩波現代文庫 学術)
著者 中込 重明 (著)
落語の多くは、先行文芸に材をとっている。博覧強記で知られる著者が、多くの文献から類似の説話を探し出し、「芝浜」「文七元結」「黄金餅」「風呂敷」など名作落語の原話をつきとめ...
落語の種あかし (岩波現代文庫 学術)
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商品説明
落語の多くは、先行文芸に材をとっている。博覧強記で知られる著者が、多くの文献から類似の説話を探し出し、「芝浜」「文七元結」「黄金餅」「風呂敷」など名作落語の原話をつきとめ、興味津々の種あかしを披露する。【「TRC MARC」の商品解説】
古典落語の多くは、噺本、黄表紙、講談、歌舞伎など、先行文芸・芸能に材を得ている。だが史実と虚構が複雑に絡み合い、成立の過程は謎が多い。博覧強記で知られた著者は膨大な資料を読み解き、類似の説話を比較対照し、落語のみなもとを探り当てる。落語をこよなく愛した著者が遺した面目躍如の種あかし。(解説=延広真治)【商品解説】
目次
- 第一章 落語における笑いの生成
- 第二章 人情噺はいかにして成立したか
- 「芝浜」――金を拾うはなしを正直説話より見る
- 「文七元結」――身投げを止めるはなし
- 「帯久」――名裁きばなし
- 猫塚・皿屋敷――伝説化された人情噺
- 第三章 噺さまざま,起源さまざま
- 「大山詣り」――狂言からの着想
著者紹介
中込 重明
- 略歴
- 中込重明(なかごみ しげあき)
1965-2004年.東京都に生まれる.法政大学卒業,同大学院人文科学研究科博士課程満期終了.近世・近代文学,博士(文学).著書に『明治文芸と薔薇――話芸への通路』(右文書院),『笑いと創造』(第一-三集,共著,勉誠出版),『落語の世界1 落語の愉しみ』『「文学」増刊円朝の世界』(ともに共著,岩波書店),『落語の鑑賞201』(共著,新書館),『松田修著作集』(解題,右文書院),三遊亭円朝作『花菖蒲澤の紫』(校訂及び解説,太平書屋)など.
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落語をこよなく愛した著者が贈る、落語で語られる噺のみなもとを究明した書です!
2020/05/05 09:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、落語をこよなく愛した著者である中込重明氏による一冊で、落語で語られる噺の源、起源を探ろうとした画期的な書です。同書によれば、「芝浜」や「文七元結」、「大山詣り」などの古典落語の多くは、噺本、黄表紙、講談、歌舞伎など、先行文芸及び芸能に材を得ているということですが、史実と思われていた噺が実は虚構だったり、全くの作り話から伝承が生まれていたなどということがるようです。そこで著者は、膨大な史料を読み返し、そうした噺のみなもとを探り当てていきます。とっても魅力にあふれた内容となっています。
紙の本
噺の起源に遡る試み
2022/02/13 17:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
この書名に見る種とは、起こり、
ぐらいの意味でしょうか。
有名な落語の噺が、元々は
どのような形だったのか、を調べて
まとめた本です。
落語について、寄席で聞いて笑う
以上のことに踏み込んでみたい向きには
是非ともオススメしたい一冊です。