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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2008.3
- 出版社: 朝日新聞社
- サイズ:19cm/217p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-02-250406-7
紙の本
おにぎりの丸かじり (丸かじりシリーズ)
著者 東海林 さだお (著)
「おにぎりの具の一生はあれでいいのか」勃発!おにぎり界を二分する保守派と人権派のハゲシイ闘い。【「BOOK」データベースの商品解説】「おにぎりの具の一生はあれでいいのか」...
おにぎりの丸かじり (丸かじりシリーズ)
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商品説明
「おにぎりの具の一生はあれでいいのか」勃発!おにぎり界を二分する保守派と人権派のハゲシイ闘い。【「BOOK」データベースの商品解説】
「おにぎりの具の一生はあれでいいのか」 おにぎり界を二分する保守派と人権派のハゲシイ闘いとは? 抱腹絶倒の「丸かじり」シリーズ第28弾。『週刊朝日』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
めでたや、日本の食生活
2010/01/03 09:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
年の初めの、めでたさの、とお重のふたをあければ、あります、あります、おせち料理。
数の子、田作り、黒豆、栗きんとん、れんこん、くわい、昆布巻き、そのほか、あれもこれも。
元旦でも食べて、初夢でも食べて、二日目も食べて、三日めもまだまだ、おせち料理。
三日もつづくと、もうおせち料理は来年に会いたくなります。
しばらくお会いしたくない。
そこで、思い出すのは、辛くてスパイスの効いたカレーちゃん。
カレー特有のエスニックな熱い愛情が恋しくなる。
トンコツ仕立ての細麺のラーメンの、情の深さが懐かしい。
それとも、さっぱり日本風、さらっさらのぽりっぽりの、お茶漬けさんもいとおしい。
おせち料理には、これら三大古代文明の由緒正しい食べ物に恋情を抱かせるものがあって、ハレから日常へのスムーズな移行はこれらによってなしうるものと相場が決まっている。
あとは、東海林さだおさんの「丸かじり」に書かれている、ご飯類、麺類、肉系、野菜系、高価、赤貧、なんでもござれの食生活にはいっていくのであります。
冬は鍋、春は曙、夏はソーメン、秋は夕暮れ。
なんと豊かな日本の食生活。
そして、新年はおせち。
三日も経てば、カレーかラーメンかお茶漬けかの、三大一拍明日からまた仕事だ頑張ろう食べ物を経て、汁系、パン系、果物系、アジア系、おフランス系、お手軽、じっくり、なんでもござれの食生活にはいっていく。
冬は雪見だいふく、春は桜肉、夏は赤城のキャンデー、秋は月見うどん。
なんと豊かな日本の食生活。
そして、新年はおせち。
三日も過ぎれば、・・・。
こうして、共に白髪のはえるまで、「丸かじり」を愛読しながら、老いてゆくのであります。
めでたや、めでたや。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。