紙の本
めでたや、日本の食生活
2010/01/03 09:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
年の初めの、めでたさの、とお重のふたをあければ、あります、あります、おせち料理。
数の子、田作り、黒豆、栗きんとん、れんこん、くわい、昆布巻き、そのほか、あれもこれも。
元旦でも食べて、初夢でも食べて、二日目も食べて、三日めもまだまだ、おせち料理。
三日もつづくと、もうおせち料理は来年に会いたくなります。
しばらくお会いしたくない。
そこで、思い出すのは、辛くてスパイスの効いたカレーちゃん。
カレー特有のエスニックな熱い愛情が恋しくなる。
トンコツ仕立ての細麺のラーメンの、情の深さが懐かしい。
それとも、さっぱり日本風、さらっさらのぽりっぽりの、お茶漬けさんもいとおしい。
おせち料理には、これら三大古代文明の由緒正しい食べ物に恋情を抱かせるものがあって、ハレから日常へのスムーズな移行はこれらによってなしうるものと相場が決まっている。
あとは、東海林さだおさんの「丸かじり」に書かれている、ご飯類、麺類、肉系、野菜系、高価、赤貧、なんでもござれの食生活にはいっていくのであります。
冬は鍋、春は曙、夏はソーメン、秋は夕暮れ。
なんと豊かな日本の食生活。
そして、新年はおせち。
三日も経てば、カレーかラーメンかお茶漬けかの、三大一拍明日からまた仕事だ頑張ろう食べ物を経て、汁系、パン系、果物系、アジア系、おフランス系、お手軽、じっくり、なんでもござれの食生活にはいっていく。
冬は雪見だいふく、春は桜肉、夏は赤城のキャンデー、秋は月見うどん。
なんと豊かな日本の食生活。
そして、新年はおせち。
三日も過ぎれば、・・・。
こうして、共に白髪のはえるまで、「丸かじり」を愛読しながら、老いてゆくのであります。
めでたや、めでたや。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。
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丸かじりシリーズ28〜冷凍蜜柑と天ムスねぇ〜いちいち書いていたら大変だってことで,読むだけの作業は楽(訳はまた後日)
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丸かじりシリーズ、これは最新作??
それにしても長いよなぁ、このシリーズ
エッセーとイラストと2倍楽しめて大好きです♪
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内容紹介
「おにぎりの具の一生はあれでいいのか」。勃発! おにぎり界を二分する保守派と人権派の争い。ご存知でしたか。天むすのエビ天が、なぜ半分だけ露出しているのか……。コンビニおでんの正しい食べ方、教えます。お洒落なバーで味噌汁って本当? ついにやりました、松茸を丸ごと1本丸かじり。ああ、懐かしの冷凍みかん復活。どんぶり一杯おかず無しに挑戦。週刊朝日誌上では連載1000回を超えた、縦横無尽抱腹絶倒の人気シリーズ第28弾。
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食のエッセイは数あれど、こんなにおもしろいものは読んだことがありません。にやりではなく、抱腹絶倒というわけでもないのだけれど、とにかく「にまにま」が止まりません。
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食べ物の疑問・・・食べ物の話・・・などなど
書き方が語りかけみたいでよみやすくって
おもしろかった
お腹がすいてきます
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思い出したのでレビュー。
のんびりした良い本です。食を切り口に豊かな人生送っているな~って、日々あくせくしていると羨ましくなります。
シリーズいっぱいあるけど、評者がおにぎりみたいな顔しているのでとりあえずこの一冊をチョイス。
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ゆげモーモーって表現、好きだなあ。妙な切り口でせめる、庶民派グルメエッセイ。
図書館で借りたら、ページになにかのシミがついていた。読んでるうちにおなかがすいて、何か食べながら読んだのでしょうね。
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「卵サンドの安らぎ」がツボにはまった・・!
食べ物には「そんなにおいしくなくても構わんけんね」系と「もし、おいしくなかったら許さんけんね」系の二大主流がある・・って普段考えたことはなかったけど、確かにありますね!!
そして間違いなく卵サンドは「構けんもの」ですね!!!
あー面白い。
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シリーズ28冊目☆おにぎりかぁ。美味しいよね。納豆関連の捏造番組の時代だったんだね(^^;)東国原知事のネタまでぇ。みやざき館行ってみたい。
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2012/11/18 どこから読んでも読まなくてもいいエッセイ集。連載なら楽しみなページかもしれない。
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クスッと笑える、日常の「食」にまつわるエッセイ。不覚にもこのシリーズをいままで読んだことなかった。コンビニのおでんを買う顛末を2回分も使って書くとは。。。確かにあのおでんを初めて買った時はドキドキしたような気がする。
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
「おにぎりの具の一生はあれでいいのか」勃発!おにぎり界を二分する保守派と人権派のハゲシイ闘い。
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グミの歯ごたえで一本
白いカレー
蕪と大根、人事評価は?
天かすのカス
松茸、一本食い
焼き鳥と串
ビーフシチュー丼
初のコンビニおでん
納豆+香草+ナンプラー。カレー粉。
オリーブオイルとバジル
南麻布の味噌汁バー
フランスパンは皮と穴
2006年秋から2007年5月
以下目次
イート・インの中のぼく
楽しいぞ、グミは
丼一杯おかず無し!!
白くてもカレー
蕪の真意
コロモも喜びと悲しみ
松様をノックアウト?
串の力量
鴨南蛮のスルスル
ビーフシチューの態度
小鍋立て論
ふと、のお刺身盛り合わせ
コンビニおでん食いたい
コンビニおでん食いたい つづき
コンビニ中華マン食いたい
夢のTボーンステーキ
卵サンドの安らぎ
イクラの魔力
力うどんのチカラ
卵焼きに本心を
おにぎり解放運動
煎餅バリバリ食べ放題
納豆新時代
ほとほとおいしいほうとう
お洒落なバーで味噌汁を
ザーサイ応援団
小籠包の「ハ行」騒ぎ
冷凍みかんの思い出は・・・
フランスパンを許す
猪ラーメンを食う
ゴメンね菜の花
新宿みやざき館はいま
わらびの憂い
海老物語
ラーメンも缶詰に
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丸かじりシリーズその28。
天カスはカスカス言われてどんなに辛い思いをしているだろう…というくだりに爆笑した。コンビニおでんは何か照れる、同意。自分で選んで容器に入れる方式だとは知らなかったな。おじさんにとってのコンビニにおける冒険はおでんと中華まんらしいが、カップだけ買って自分で入れる形式のコーヒーも入れてほしい。天むすの具が上からはみ出しているのは、なんか可愛いから個人的にはアリだと思う。