紙の本
目からうろこの1冊
2012/12/17 14:42
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
我々のひとりひとりの生活に直結する問題のはずなのに、実はよくわからない日本の政治。この本は、政治家、官僚、選挙制度、議会の役割など、日本の政治の仕組みの基本的なところを、国民目線でわかりやすく解説しています。日頃疑問に思っていたことが解決し、とても参考になりました。
紙の本
著者の真摯な態度に好感
2013/02/04 17:48
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治学の入門書ではなく、あくまでニュースをよく知るための副読本。新書の著者の中には、自分の主張を発表する道具として新書を利用している人が多いが、池上氏は自分の意見と内容のバランス感覚が非常によい。さすがテレビで揉まれてきた経験とも思うし、氏の人柄かとも思う。旬を過ぎると評点は下がると思うが、タイミング的には五点。
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「池上彰の政治の学校」読了。2013年16冊目。
相変わらずわかりやすい。早く政治家になれば良いのに…と思いながら一気読み。読み終わって、今の日本は、民主主義国家として未熟なのかもしれないと思った。本書には、
「与党と野党で政策の対立軸を作れない。それはつまり、国民が選挙においても、あるべき国の姿を政党を通しては「選べない」ということを意味します」
書かかれている。前回の選挙でも確かに「どこに投票すれば良いのか?」と思った人は多かったはず。どの党も政策が似ていたり、曖昧にしていたり、さらには、政策を見ずに投票したり。本書の最後には、18歳で選挙権を与える内容や、アメリカの高校で行われている模擬投票という取り組みが書かれている。これからは政党も国民も成熟していかなければ、”あるべき姿”を作れない国で終わっていまうのかもしれないと危機感を持った。
政党が、霞ヶ関に負けないシンクタンクを持ち、国民の声を反映させながら国の方向性を決められる時代が果たしてやってくるのか。経済、原発をはじめ、他にも様々な問題が山積している日本。ひとりひとりが政治に関心を持たなければ、何年後も何十年後も同じ議論しかできない国なのかもしれない。そんなことを考えさせられる一冊だった。
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池上彰さんのシリーズ?どうやらググってみたら、こういうシリーズで新書を出しているらしい。
さて、内容。内容は政治とは何か!というような難しいものではなく、行政・国家元首・大統領制と議院内閣制・選挙制度・民主主義に至る歴史・中国やソ連などの旧共産圏の歴史のお話などなど。
全体的に分かりやすく、時折復習を混ぜているので内容も覚えやすい。というか、1時間で読めるくらいの新書でした。
印象の残った一節としては、豆知識のようなものがあり、イギリス女王が議会に開会宣言をしにいくときに、国王側から民衆が権力を奪っていった歴史があるために、今でもエリザベス女王が議会で何か門外が起こらないようにするために、議会側の偉い人をバッキンガム宮殿に人質交換して儀式を行うという一節。
まぁ、お茶飲むだけの儀式だそうですが、そういうものだそうです。
面白かったので、シリーズ買ってみようかなと思いました。
池上彰の政治の学校 (朝日新書)
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とにかく、みんな(特に若い人)選挙に行こう!という気持ちになる本。
選挙に行けば、投票率が変わる。
投票率が変われば、政治家が変わる。
政治家が変われば、政策が変わる。
政策が変われば、日本が変わる。
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政党や政治のしくみについて分かった。有権者や票集めのために高齢者向けの政策を打ち出すばかりでなく、社会保障費を若者やこれからの世代向けに使って欲しいなと思った…。
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来るべき選挙に備えて、今のうちに勉強しとこうと思って購入。
さすがに池上さんの本だけあってわかりやすい。新聞やネットでは断片的な情報が主なので、概要を掴むにはやっぱり書籍がいいね。
なんだかよくわかんないまま投票に行くのはもうやめよう。
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池上さんの本は読みやすいので、理解するには最適。こうやって定期的に世の中の動きについて勉強していかなくては…。
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政治(選挙)の基礎を学ぶのに最適な本。高校生くらいから読んでもいいし、今の政治がカオス過ぎて興味が薄れてしまった大人にも良し。
なんだか閉塞感のある今の日本を政治家のせいにして、批判して暮らしているだけの生活に終止符を打とう。
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初めて読む池上彰さんの著書
丁寧に、日本の政治の仕組みを解説しています。小選挙区制と中選挙区制の対比。小選挙区制は政権交代が起こりにくいが、しっかりと政治家を育てる仕組みに適している。中選挙区制は複数の候補者が争うので、政権交代が起こり易いが、一つの選挙区で複数の候補者が当選するため、次回の選挙時にも争う事になり、政策を勉強できないため、政治家が育ちにくい。ふむふむ。
他にも、アメリカやイギリス、中国などの選挙制度を解説して、興味深い。中国は共産党一党独裁ですが、9人の元老の多数決で決まっていたんですね。国家主席が、全て一存で政策を決めていると思っていました。
最後の章のポピュリズムに政治が苦しんでいるという話を読んで、政治家も政策についてもっと鍛える必要があると思うけど、国民もそれに耐えうるだけの知識や教養を身につける必要があるんだと思いました。
「明日の国の事を考えるのが政治家で、明日の自分の選挙のことを考えるのが政治屋」。芯の政治家を見抜ける目を鍛えたい。
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わかりやすく丁寧に解説されており、政治のことを学ぶにはいい内容であった。
一度は聞いたことがあるであろう政治に関するキーワードをその歴史的背景も含めて説明させており、なぜその制度が採用されているのかが理解し易い。
また現状の政治の問題がなぜ発生しているのか説明されており、著者なりに問題提起、改善案が語られていた。
また他国との体制の比較や、政治家と官僚の関係、今話題の橋下人気とその落とし穴についても触れらいている。
今の政治がどうしても高齢者優遇な傾向がある中、今の若者には政治に理解を示し、参加していかないのならないと感じさせる内容であった。
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さすが池上さん。今回も面白かったー。
日本の政治がうまくいかない構図がとても理解できた。表集めをする政治家と、青い鳥を追い求める国民。若者が投票に行かないことの悪循環。
最近よく耳にする「一票の格差」についてもよく分かった。
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とてもわかりやすい本でした。政治家や官僚を批判ばかりしている人に読んで欲しいです。政治家は、選挙で国民が選んでいます。国民の政治レベル以上の政治家は現れません。
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populism is the most serious problem in politics nowadays.
good politicians and competent premier should be fostered with much time.
bureaucrats' golden parachute doesn't necessarily have bad effects to society. The custom helps government offices keep good by reshuffling staff.
lowering the age of voting right to 18 years old is a good idea to make people interested in politics.
what do people expect Tohru Hashimoto so much? They just want him to change the society in any case. They aren't familiar with his political belief or the mayor doesn't have steady one. etc. (The author's stories are always concise and to the point)
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さすが池上さん、政治の世界を分かりやすく書いてくれています。もっと、政治のことを掘り下げて知りたくなりました。