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紙の本
世界を動かす巨人たち 政治家編 (集英社新書)
著者 池上彰 (著)
池上彰が歴史を動かす「個人」から現代世界を読み解く。政治家編は、プーチン、メルケル、ヒラリー、習近平、ハメネイ、エルドアンを取り上げ、その「思想」と「行動原理」に迫る。デ...
世界を動かす巨人たち 政治家編 (集英社新書)
世界を動かす巨人たち<政治家編>
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商品説明
池上彰が歴史を動かす「個人」から現代世界を読み解く。政治家編は、プーチン、メルケル、ヒラリー、習近平、ハメネイ、エルドアンを取り上げ、その「思想」と「行動原理」に迫る。デザインの異なる2種類のジャケット付き。【「TRC MARC」の商品解説】
現代史を動かす巨大な「個人」に肉薄する新シリーズ。プーチン、メルケル、ヒラリー、習近平、エルドアン、ハメネイ。彼らの思想と行動を理解することなく、国際ニュースを語ることは不可能である!
【商品解説】
多くの無名の人たちによって、歴史は創られる。しかし時に、極めて個性的で力のある人物が、その行く先を大きく変えることがある。
本書では、まさに現代政治における主要登場人物とでもいうべき六人の政治家を取り上げた。ロシアのプーチン、ドイツのメルケル、アメリカのヒラリー、中国の習近平、トルコのエルドアン、イランのハメネイ。
彼らの思想と行動を理解することなく、現在を語ることは不可能である。超人気ジャーナリストによる待望の新シリーズ第1弾。現代史を動かす巨大な「個人」に肉薄する!
【目次】
はじめに
第一章 東西対立を再燃させる男 ウラジーミル・プーチン
第二章 第二の「鉄の女」 アンゲラ・メルケル
第三章 アメリカ初の女性大統領をめざす ヒラリー・クリントン
第四章 第二の「毛沢東」か 習近平
第五章 独裁者化するレジェップ・タイイップ・エルドアン
第六章 イランの「最高指導者」 アリー・ハメネイ
権力に魅入られた実力者たち――あとがきに代えて
【本の内容】
現代史を動かす巨大な「個人」に肉薄する新シリーズ。プーチン、メルケル、ヒラリー、習近平、エルドアン、ハメネイ。彼らの思想と行動を理解することなく、国際ニュースを語ることは不可能である!【本の内容】
著者紹介
池上彰
- 略歴
- 〈池上彰〉1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授。著書に「伝える力」「そうだったのか!現代史」など。
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紙の本
権力に魅入られた実力者たち
2016/04/20 20:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
超大国のリーダーの中から、池上氏が独断で6名(プーチン・メルケル・ヒラリー・習近平・エルドアン・ハメネイ)を選び、その生い立ちから現在までを説明した本です。中でも、プーチン・ヒラリー・習近平の3名に多くのページを割いており、池上氏が重要視しているのは明らかです。
プーチンは東ドイツ・ソ連の消滅という社会主義の崩壊、メルケルは東ドイツの崩壊、クリントンは夫のスキャンダルやオバマに敗北、習は父親の失脚、エルドアンは投獄や被選挙権の剥奪といった挫折を経験(ハメネイは実像不明)。こうした挫折を乗り越えて、現在の社会的地位を獲得しました。そして、プーチンはロシア帝国、習は明、エルドアンはオスマン帝国、ハメネイはペルシャ帝国の復興を夢見ているようです。
ただし各人とも絶頂期は過ぎ、現在正念場を迎えている印象です。今後、いかに正念場を切り抜けていこうとするのか、世界情勢にも大きな影響を及ぼしますので、この6人の動向には目が離せません。
裏表紙の「世界を動かす巨大な個人に肉薄する!」はやや誇大宣伝です。本書は池上氏らしく簡潔かつ分かりやすい内容ですが、深さはありません。加えて6名の今後の見通し等は示していませんので、「肉薄」を期待した方には物足りないでしょう。ただし、名前は良く知っていても、その思想や行動の背景等は全く知らないものです。日々の報道に接するに当たっての予備知識・補足知識として、本書は有効だと思います。個人的には、知らないことばかりで面白かったです。