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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 157件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.7
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/457p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-304532-8

紙の本

マザーズ

著者 金原 ひとみ (著)

同じ保育園に子どもを預ける三人の若い母親たち—。家を出た夫と週末婚をつづけ、クスリに手を出しながらあやういバランスを保っている“作家のユカ”。密室育児に疲れ果て、乳児を虐...

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マザーズ

税込 2,090 19pt

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商品説明

同じ保育園に子どもを預ける三人の若い母親たち—。家を出た夫と週末婚をつづけ、クスリに手を出しながらあやういバランスを保っている“作家のユカ”。密室育児に疲れ果て、乳児を虐待するようになる“主婦の涼子”。夫に心を残しながら、恋人の子を妊娠する“モデルの五月”。現代の母親が抱える孤独と焦燥、母であることの幸福を、作家がそのすべてを注いで描きだす、最高傑作長篇。【「BOOK」データベースの商品解説】

【Bunkamuraドゥマゴ文学賞(第22回)】同じ保育園に子どもを預ける3人の若い母親。クスリに手を出す作家のユカ。乳児を虐待する涼子。夫に心を残しながら恋人の子を妊娠する五月。現代の母親が抱える、母であることの幸福と孤独を描き出す。『新潮』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

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著者/著名人のレビュー

 母親から子どもへの...

ジュンク堂

 母親から子どもへの虐待やネグレクトのニュースを見聞きするたびに鬼のような女を思い浮かべてしまう。「自分で産んだ子にそんなひどいことをする母親がいるなんて」と言ってしまえば、遠い世界の出来事のような気がして不安な気持ちから逃れることができるからかもしれない。だが、そうやって思考停止することは、もう終わりにしなければならない、とこの小説を読んではっきりと感じた。
 育児に疲れ子どもを虐待する専業主婦。ドラッグで不安を紛らわせる作家。不倫相手の子を身ごもるモデル…。この小説に登場するのは、世間からは白い目で見られる行動をやめることができない孤独を抱えた母親たちだ。だが、決してモンスターのような女性たちではない。夫との関係に悩み、孤独に苦しみ、そして子どもに愛おしさを感じている。それぞれの痛みややりきれなさ、一般的に語られる母性本能では片付けられない母親の生理が恐ろしいほどの迫力で読み手に迫ってくる。
 20歳で芥川賞を受賞してから7年、驚くべき傑作が生み出された。さまざまな経験をした著者が、全身で書いたような小説だと思う。母親という経験のある人はもちろん、ない人にも読んでいただきたい。

みんなのレビュー157件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

育児中の母親が陥る深い穴

2011/08/15 16:35

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

子どもの保育園がいっしょになり
ママ友となる3人の母親を
ロンド形式で綴る長編小説。

仕事をしながら、あるいは専業主婦として
子どもを産み育る孤独、居場所のなさ、
自分を見失う瞬間をヒリヒリと描きだします。

小説家のユカは、2歳の女の子・輪(りん)と
二人暮らし。子どもが生まれてから
夫とうまくいかなくなり、結果、週末婚となります。
それからは夫婦間も順調となり
仕事と育児を両立させています。

ところが、彼女はドラッグにおぼれていきます。

専業主婦の涼子は、9か月の男の子・一弥との
二人きりの時間に押しつぶされ、
保育園に預けるようになります。
そこで高校時代の友人、ユカと再会。
ママ友として改めてつきあい始め
母親には共感し合える友だちが必要と実感します。

ところが、一弥は保育園で風邪をもらってきたり
中耳炎になったり。再び二人きりの時間が増え、
虐待へと疾走し始めます。

モデルの五月は、3歳の女の子・弥生と
心の通わなくなった夫と暮らしています。
しかし、不倫相手の子を妊娠したことから
彼女の人生は別の方向へ転がり始めます。

しかも、彼女は夫をまだ愛しています。

言葉にしてしまえば、育児に疲れた母親の
三者三様の生活を描き出していますし
このような小説はいくらでもあります。

しかし、そこは金原ひとみ。うまいうまい。
ギリギリと追い詰められ、
また自ら、深い穴にはまりこむ女たちに
激しく共感し、激しく心ばかりか体まで痛くなります。

育児や結婚生活の幸福感、希望、安定も
同時に描くことで彼女たちがさらに
行き場がなくなっていきます。

また、それぞれの家庭の旦那が育児に無関心。
母親が追い詰められていく原因のひとつは、絶対に父親。
「イクメン」ってやっぱり数%の男性だけなんですね。

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紙の本

「小説」だからこそ描ける、母たちのリアルな感情。感想を共有したい、最高傑作。

2012/01/03 19:06

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「母」である三人の女性を描いた、これまでにない小説です。
帯に書かれているのは

  母であることの幸福と
  凄まじい孤独。

  傷つけ、傷つきながら、
  懸命に子どもを抱きしめる、
  三人の若い母親たち─。
  金原ひとみがそのすべてを注いだ最高傑作!

…まさにそのとおりの傑作です。
子育て、母であることの現実、葛藤、悩みを超えて「痛み」にすらなっている実態を真正面から描いています。

登場するのは三人の母たち。
作家のユカは家を出た夫と週末婚を続け、クスリに手を出しながらあやういバランスを保つ。
主婦の涼子は満たされない思いを抱え、密室育児に疲れ果て、子どもを虐待するようになる。
モデルの五月は不倫をしている。夫に心を残しながら、恋人の子を妊娠。

一人称で、ユカ、涼子、五月と順番に繰り返し語られる形式で物語は進みます。
同じ認可外保育園に子どもを預けている三人が関わり合うようになり、自分の目で見た相手を語る。
読者は三人の様子を多角的に知るようになります。

同じなのは「母」であることだけなのに(バックグラウンドも考え方もちがう)、
読み進めるうちに三人の気持や行動が身につまされ、胸に迫ってきました。
それぞれが抱える葛藤が、自分の葛藤になってしまう。
苦しくて、なんども息を吐き、読んでいる途中に放心。
中盤からはぐいぐい引き込まれ、読み切ってまた放心。
ここまで強く迫ってくるのはなぜなのか…

小さい子を育てて暮らしていると、三人のように自分の行動や感情をここまで言語化はできない、というのが現実のような気がします。
どこかひっかかり、もやもやする思いがあっても、日々の慌ただしさ、嵐のように過ぎ去っていく時間にまぎれてしまう。

たとえばノンフィクションとして他者がインタビューしたり、アンケートをとったりしても、ここに描かれているような、母が抱えている感情までは出てこないのではないでしょうか。
日記でもルポルタージュでもなく、「小説」だからこそ描くことのできた「母」たちのリアル。

ユカも涼子も五月も、わたしではない。けれど、皆、わたし。


子育ては大変でつらいもの、怖いもの、ということを伝えたいわけではない。
子どもを産み、成長していく子どもと共にいて、自分のからだも感情も、夫との関係も大きく変わっていく。
それを丁寧に、多面的に描いている、それが『マザーズ』です。

よくぞ書いてくれた、と拍手し、感謝したい。

子どもを持つことはあたりまえのようで、実はそうではない。
ものすごく大きなことで、愛も危うさも紙一重のところにある…などということも、あらためて感じました。


ところで、わたしは出産を経た女性にこそ、読書の効用があると思っています。
同じ本を読んで感想を共有する「産後読書会」をfacebook上で行っています。
この『マザーズ』についても、感想を書き込み、シェアできるグループを作りました。
(facebookアカウントをお持ちの方はどなたでも参加できます)
いろいろな人の感想を知ることで、この傑作をさらに深く味わっています。

俳優の本木雅弘さんは「家庭を持って、ものすごく不自由になった自分がいるのと同時に、結婚して親になってみないと分からない感情も発見できた、これは必要な矛盾だと思って納得しています」と語っています。
(毎日新聞2012年1月1日付)
ぜひ、彼のように感じている男性が『マザーズ』を読んでどのような感想を持つのか知りたい気がします。

ふたつの対談『小説トリッパー』(2011 WINTER)金原ひとみ×窪美澄「可視化された"母"の孤独」、『文學界』(2012年1月号)金原ひとみ×綿矢りさ「小説の怖さと神々しさと」では、この作品が書かれた背景や感想・反応を知ることができ、とても興味深く拝見しました。

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紙の本

男性を戦慄させ、うちのめす

2011/10/15 14:50

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る


3人の独身女性がそれぞれの子をもうけ、育児に翻弄されながらそれぞれの道を切り開いていくありさまが、おのがじしの体験と重ね合わせるようにして愛と共感と激励とともに語られる。

一人は作家、一人はモデル、もうひとりは普通の主婦であるが、いずれも同年代で同じ保育所に愛児を託していることから、この3つの生の軌跡ははじめはゆるやかに、そして最後は激しく切り結ばれるのである。

薬物に依存しながら自己の創造の限界に挑むユカ、幼児虐待の泥沼に転落してしまう涼子、そして美しく聡明な己の分身を悪夢の偶然から喪失してしまう五月……。

三者三様の仕事や異性や子供との対峙の仕方はすべて著者の心身に刻まれた毒と蜜であり、その激烈なリアルが、のほほんと生きてきた私のような男性を戦慄させ、うちのめす。

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2011/08/03 18:04

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2011/08/26 01:33

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2011/08/07 22:53

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2011/08/08 15:15

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2011/08/16 12:05

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2012/09/30 19:32

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2011/08/13 10:24

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2011/08/16 15:06

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2011/08/19 00:38

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2011/09/09 00:53

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2011/08/26 17:18

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2011/08/26 20:13

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