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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.8
  • 出版社: 日本放送出版協会
  • サイズ:20cm/405p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-14-080891-8

紙の本

チェチェンやめられない戦争

著者 アンナ・ポリトコフスカヤ (著),三浦 みどり (訳)

昨日連行された人が、今日無惨な姿で戻ってくる。そんなことが日常茶飯事になっている、世界のどこからも隔離された無法地帯チェチェン。そこに生きる人々を、ロシア人女性ジャーナリ...

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チェチェンやめられない戦争

税込 2,640 24pt

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商品説明

昨日連行された人が、今日無惨な姿で戻ってくる。そんなことが日常茶飯事になっている、世界のどこからも隔離された無法地帯チェチェン。そこに生きる人々を、ロシア人女性ジャーナリストが命がけで取材する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

アンナ・ポリトコフスカヤ

略歴
〈ポリトコフスカヤ〉国立モスクワ大学ジャーナリズム学科卒業。ジャーナリスト。モスクワの新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』紙評論員。2003年国際ルポルタージュ文学賞「ユリシーズ賞」受賞。

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みんなのレビュー16件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

『汚い戦争』の内実

2004/09/08 03:29

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:妹之山商店街 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「この戦争は結局のところそれを遂行している者すべてにとって好都合なもの
 なのだ。それぞれが自分の持ち場を得ている。契約志願兵は検問所で賄賂を
 四六時中手に入れている。将軍たちは予算に組まれた「戦争」資金を個人運用
 する。中間の将校たちは「一時的人質」や、遺体の引き渡しで身代金を稼ぐ。
 下っ端の将校たちは「掃討作戦」で略奪する。そして全員合わせて(軍人+一
 部の武装勢力が)違法な石油や武器の取引にかかわっている。」

 女史はモスクワの新聞社の評論員。劇場占拠事件では、チェチェン武装勢力側
から、交渉人の指名を受けた。

 この本は、チェチェンの一般市民(ロシア人市民を含む)の証言集とでも言う
べき稀有の書だと思う。

 チェチェン武装勢力に対して一言も肯定的な言辞を呈していない。

 ひたすらチェチェンの一般市民の声を書き留めている。

 チェチェンの一般市民といっても、その置かれている立場、状況、どの局面・
時点での証言かで、千差万別だと思う。
 同じ人でも、時期が違うと考え方も変わっていくようだ。

 私が個人的に感じた特徴的なことは、

 チェチェンの一般市民達は、イスラム教ワッハーブ派のことを、「あごひげ」
と呼び、毛嫌いしている人達がほとんだだったということ。
 チェチェンのイスラム教は18世紀からのもので、それまでの土着宗教と融合
したスーフィー派だった。
 サウジの国教であるワッハーブ派自体が危険思想なのではないが、いわゆる
イスラム教原理主義過激派は、この厳格さを徹底し、イスラム原理主義を唱えて
いる。
 チェチェンでも、年配の世代はあくまでもスーフィズムを信仰し、若い世代に
イスラム教原理主義に傾倒する者が増えているようだ。
 親子間でも宗派を巡って断絶が起こり、勘当することもあるという。

 第一次チェチェン戦争では、ほぼ全民族が結束してロシアと闘い、勝利した時
と比べ、第二次チェチェン戦争が始まって最初の1,2年は、民族の誇りとプラ
イドを持っていた人々も、徐々にそれを失っていったと書かれている。

 もう何年にも亘る『汚い戦争』により、一般民衆は、日々の生活に疲れ果て、
民族的尊厳を誇るという次元はもはや過去のものとなってしまったかのようだ。

 また、多くのチェチェン市民は、独立派武装勢力に対しても冷笑を浴びせかけ
る人が多いように感じた。

 バサエフやマスハドフに対して、もはや何も期待していないかのように感じた。

 ちなみに、著者のアンナ・ポリトコフスカヤ女史は、北オセチアでの現場に向かう
途上で、毒物を盛られ、現在重態で入院中。

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紙の本

たった一人の目撃者として

2004/09/02 14:26

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:植田那美 - この投稿者のレビュー一覧を見る

もしもジャーナリストの使命が権力を監視し、事実を伝えることによって差別や抑圧、貧困といった人間の作り出した病を治癒しようとすることだとすれば、本書の著者であるアンナ・ポリトコフスカヤはロシアという瀕死の重病に立ち向かい続ける数少ない希望の一つであると思う。

チェチェン戦争に対する自国ロシアの責任を沈黙する世界に向かって問い続けてきた彼女は、自身幾度も死に攫われかけながらも(実際プーチンは「我々にとって危険なのはテロリストではなく、ジャーナリストだ。彼らを殲滅するべきだ」とラジオで発言したことがある)「私以外にここで起きていることを語る人はいない」という決意のもと、他者への無関心によって利己的な平和を享受しようとする人々に対して「少しずつ死んでいる」というチェチェン市民の日常化した悲劇と絶望を代弁していく。「モスクワがチェチェンに求めているのはただひとつ、無秩序を維持すること。混乱は儲けにとっては好都合だ、管理された混乱ほどより多くの配当をもたらすものはない」と指摘する彼女の眼は、同様にチェチェン武装勢力の大義を理想化することも許さない。しかし、あるいはだからこそ、2002年のモスクワ劇場占拠事件の際、チェチェン人実行犯たちがロシア政府との交渉役に指名したのも彼女であった。もっとも、その結果はロシア特殊部隊の突入により実行犯全員と120名以上の人質が死亡するというものであったが。

本書を読んでいる間にも、北オセアチア共和国でチェチェン絡みの人質事件が発生し、日本のメディアはロシアのチェチェン占領に目をつむりながら彼らの学校占拠を声高に報じ始めた。一方のチェチェンでは何十万人もの市民がロシア軍の人質となっているのだが、それはそれ。「テロとの戦い」に必要なのは、占領というテロの温床から可能な限り人々の目を逸らしていることだ。そうでなければ私たちは彼らをテロリストと呼べないから。彼らを差別し、抑圧し、それを「正義」だと信じ続けることができないから。

「国益優先で、慈悲心という言葉が制度からだんだん締め出されている現実をすでに私たちは目にしているではないか。権力は自国民に対して残虐さに基づいた行動原理を与えようとしている」。彼女の警句が現実化しているのは、もうロシアだけではない。

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2004/10/20 16:48

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2007/06/13 00:05

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2022/03/02 15:10

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